ベスト3
第3位『カートマンレクターの鬼畜晩餐会』(S05E04)
度の超えた残酷さと後味の悪さから全視聴者に衝撃を与えた超問題エピソード!!
サウスパークを語る上でこの回はどうしても外せない!
良いエピソードかどうかという話なら1位の話ではないが、印象に残る話かどうかで言えばこのエピソードがトップに立つだろう...
いつもの集合場所のバス停の前でスタン・カイル・ケニーがいて、遅れてカートマンがやってくる。
何とカートマンは「俺にチン毛が生えてきた!お前らより先に!」と自慢し、手に掴んでいる大量のチン毛をみんなに見せた。
なんとカートマンはチン毛は自分で生やすものではなく、誰かからもらうものだと思い込んでいたらしくて、上級生のスコット・テナーマンからチン毛を10ドルで買っていたのだ!
スタンたちはカートマンのバカっぷりに呆れて果てていたが、カートマンはスコット・テナーマンに騙されたと怒って彼に返金を求めに行く!
当然スコット・テナーマンは返金を拒否!
しかしその後カートマンは諦めずあらゆる手段を使いスコット・テナーマンに返金を求めるが、スコット・テナーマンの方が一枚上手で何度もカートマンを退ける。
ついにカートマンは返金を諦め、復讐を計画する。
しかしカートマンは復讐を始めたものの、どれもお粗末な作戦で逆にスコット・テナーマンに手玉に取られてしまう。
そして最終的にカートマンはチリ料理の祭りの中で馬にスコット・テナーマンのち〇こを食わせる作戦を立てるも、速攻でスタンやカイルに裏切られて作戦がスコット・テナーマン本人にバレてしまう。
スコット・テナーマンは逆にカートマンにち〇げ入りのチリ料理を食べさせようとした...
だが全てカートマンの作戦通りであった、これまでのお粗末な作戦も、仲間の裏切りも...全て恐ろしい計画のための準備でしかなかった。
チリ料理の祭り当日、カートマンとスコット・テナーマンはテーブルで向かい合わせでお互い作ってきたチリ料理を振舞う。
カートマンがチリ料理をほとんど食べた後、スコット・テナーマンは「チリ料理の中にち〇げが入っている」とネタ晴らししようとしたが...
カートマンはなんと元からち〇げが入っていることに気づいており、既に別のチリ料理にすり替えていたことを告白!
さらにカートマンは「お前の方のチリ料理は上手いか?テナーマン入り特性チリ料理は?」と言う...
スコット・テナーマンは恐る恐るチリ料理の中身を確認するとなんと自身の母親の指が入っていることに気づく...
スコット・テナーマンはあまりの出来事に嘔吐し号泣...
カートマンは復讐が大成功して大喜びしてスコット・テナーマンの流す涙を舐めて「凄く甘い!計り知れない深い悲しみの味がする!」と言ってエピソードが終わる...
初めてこのエピソードをみたとき何分間か茫然としたことを覚えている。
こんなものが放送されていた事実に度肝を抜かれたのかもしれない...
この胸糞悪さは一生に残るかもしれない...
第2位『復活ギャリソン 恐怖のSM教室』(S06E14)
サウスパーク随一のクレイジーな変態教師ギャリソンがクズ行動の末に言い放った名言とは!?
ゲイを理由に小学校教師をクビになったギャリソン先生がようやく教職に復帰!
復帰の理由はゲイを理由にクビにはできない法律が新しく制定されたため。
しかしギャリソン先生はゲイを理由にもう一度クビになると2500万ドルの賠償金を得られると知り、何としてでもクビになろうとする。
ギャリソン先生はアシスタントにゲイ仲間のスレイブ君を雇う。
2人で授業で過剰なほど気持ち悪いことをして、生徒の両親経由で学校に苦情がいけばクビになると考えた。
案の定スタンたちは両親にギャリソン先生とスレイブ君が気持ち悪いと文句をいう。
しかし子どもたちの両親は子供がゲイを差別していると思いきつく叱る。
一方中々クビにならないとイライラしていたギャリソン先生はもっと過激なことをする必要があると考えて、理科の授業でクラスで飼っているスナネズミをスレイブ君のケツの穴に入れてしまう!
生徒たちはドン引き!
果たしてギャリソン先生は無事クビになるのか?
一番大好きなギャリソン先生のエピソード!
やっていることはクズ過ぎるが、「性的マイノリティを差別してはいけない」という風潮を周りが盲信してしまうあまりギャリソン先生は世間から尊敬されるようになる。
そして遂に素晴らしいゲイの先生としてスピーチを依頼されたときにギャリソン先生は遂に言い放ってしまう。
こんな行動、教師として許されるべきじゃないでしょう?
受け入れるのにも限度があるでしょう?
いいですか、”許容する”のと”歓迎する”のとは違うのですよ。
歓迎しちゃったら話が全然違うじゃないですか。
許容するというのは我慢してやるという意味です。
隣の席で子供が泣いてても黙って耐えるとか、嵐が過ぎるのを待つとか。
それをみんなで大歓迎しちゃっておかしいと思わないんですか?
ギャリソン先生/『復活ギャリソン 恐怖のSM教室』(S06E14)
サウスパークではよく性的マイノリティの許容についての問題を取り上げるのと同時にその弊害も訴えている。
それは誰でも平等に扱うという観点から出てくる考えから来ているのであろう。
このエピソードでは性的マイノリティを法律などで厳格に保護しすぎると、平等の精神から逸脱することを伝えている。
馬鹿らしいがすごく大切なテーマを伝えるというまさにサウスパークらしいエピソードである。
第1位『子供キャバクラVSゴスキッズ』(S07E14)
人生の悲しみや辛さにどう立ち向かえばいい?そんな難しいテーマに答えたのは泣き虫のバターズであった!!
正直こういう神回ランキングでは上位に挙げられないエピソードだと思う...
でも自分は落ち込んでいるときにこのエピソードをみる、それくらい大好きなエピソードなので1位として紹介する。
主人公スタンに突然悲劇が訪れる。
なんとガールフレンドのウェンディにフラれてしまった。
まあスタンはしばらくウェンディのことを放置していたので当然の結果ではあるのだが...
この失恋のダメージはあまりにも大きく、スタンはずっと放心状態になっていた。
そんなスタンを見かねたカイルは他にもいい女子がたくさんいることを教えるため子供専用キャバクラ『レーズンズ』に連れていく。
しかしスタンの気持ちは一向に良くならないし、一方付き添いで来たバターズは『レーズンズ』の従業員のレクサスにベタ惚れして貢ぎまくる。
病み過ぎたスタンは遂にゴスグループに加入し、レイブンというあだ名で生きることになる。
その一方でバターズはずっと貢いでいた『レーズンズ』の従業員のレクサスに捨てられてしまい雨の中暗い夜道で泣いていた。
スタンとゴスグループ一行はその場でバターズと鉢合わせになり、「一緒にゴスにならないか?」とバターズを誘う。
しかしバターズは泣きながらこう答えた!
いいや、俺はいいよ。人生を愛している。
たしかに悲しいよ。
でも悲しめる心を持っていることに喜びも感じてる。
それってつまり生きてるって証だろ?
人間の証明だ。
こういう悲しみを味わえるってのは、その前に喜びを知っているからだもん。
人生楽ありゃ苦もあるさ。悲しみを味わえるのも人生の喜びだと思うよ。
馬鹿な言い方だけど。
仲間に入れてくれてありがとう。
でも正直くだらないゴスなんかより泣き虫のままでいいや。
バターズ/『子供キャバクラVSゴスキッズ』(S07E14)
このセリフが好きだから落ち込んでいるときに何度もこのエピソードが見たくなる。
誰だって苦しいときは人生のすべてを悲観的に捉えてしまうだろう。
人生は全部虚しい、くだらないって...
でもそう思ってしまうのは過去に喜びを知っているからに他ならない。
人生を悲観的に捉える行為そのものが、その人の人生が決して全て虚しいものではなかったことの証明なのだ。
このエピソードは一番面白いかどうかで言えば微妙であるが、僕個人として人に勧めたいかで言えば圧倒的に1位!!
これだけは譲れない!そんなエピソード!!
それでは紹介は以上、是非見てください!!
コメント
また見返したくなりました!douche bagの回は小学校とかで子供と教師に見せつけてやりたい1品ですね。下品だけど。ww
コメントいただきありがとうございます。
douche bagの回はたしかに選挙の意味を小学生にもわかるレベルで端的に伝えているエピソードですよね!
まあ血と排泄物の描写さえ省けば見せれそう...8割省かれることになりますが。