本編ではサラッと流されたが、不気味で怖い『サウスパーク』の怖い場面を特集
夏と言えば海だ、祭りだ、バーベキューだ、とレジャーの季節。
しかしご時世的にそのようなレジャーに行けない。
でも自粛しながらでも楽しめる夏のレジャーが一つある。
怪談である!
でもこのブログは映画・洋楽・カートゥーンを扱うので普通の怪談では面白くない。
そこで今回は『サウスパーク』に関する不気味で怖い場面を特集!
『サウスパーク』はコメディカートゥーンではあるものの、不気味な描写は結構多い。
そんな『サウスパーク』の怖い面を知って涼しくなりませんか・・・?
カートマンが目をつむったときにみる恐怖の映像
カートマンが精神的に異常なことくらいサウスパークファンは全員知っている。
だがカートマンでゾッとするところは日常の何気ないところでその異常さが判明することだと思う。
そんなエピソードの一つを紹介。
S04E13『ティミーと奇跡の七面鳥』より。
カートマンは学芸会の出し物『ヘレン・ケラー・ミュージカル』の総監督を担当していた。
低学年の劇のクオリティに負けないようカートマンは本番数日前でも劇中歌の作曲・演出を練ろうとしていた。
しかし良いアイディアが生まれない。
そこでカートマンが雇ったプロの演出家が「そんな時はイマジネーションを刺激するために、ヘレンケラーのように目も耳も閉じてみればいい!」とアドバイスを送る。
カートマンは早速そのアドバイスを実践!!
しかし目も耳も閉じたカートマンの頭の中に浮かぶ映像はまさしく悪夢そのもの...
ヘレン・ケラーの肖像、砂漠の頭蓋骨、ボロボロの人形、戦闘機からの爆弾投下、笑うピエロ、メスで腹を裂く手術、ケーキ、暴動、犬の喧嘩、火あぶりされる人
上記のような映像がフラッシュバックするように高速で入れ替わる。
プロの演出家はカートマンに感想を聞くと「なんなんだよ!目を閉じたら見えるいつもの映像だった。」と答えた。
こんな映像をいつも見ているのか・・・
カートマンの異常さの一端が見えるぞっとした瞬間だった。
カートマンには魂がない?!
冷たい人に対して「あいつには人の心がない!」ということはよくあるが、カートマンに対してその表現は生温く、もっと根幹の部分で普通の人とは違うのではないかと思わせたシーン。
S06E15『彷徨えるケニーの魂と宇宙最秀の浣腸野郎』より。
カートマンはこの時期にケニーの遺灰を飲み込んでしまったため、ケニーの魂がカートマンの中に入っていたのだ。(早速意味不明で申し訳ない・・・)
何とかカートマンからケニーの魂を取り出そうと、シェフがカートマンを助けようとする。
シェフの両親は霊媒師であるため、カートマンからケニーの魂を取り出せると考えた。
シェフはカートマンとその母リアンを両親のいるスコットランドまで連れていく。
両親の家につきシェフが事情を説明すると、早速シェフの両親が魂を取り出す儀式を開始した。
儀式の結果、カートマンのお尻からケニーの魂が出てきて、その魂はなんと肉料理の中に入ってしまって儀式は無事終了?
そしてシェフのお母さんがカートマンを霊視して、恐ろしい一言を言い放つ。
「この子はもう空っぽだわ。」
ケニーの魂が出ていったからカートマンの魂が残っているはずなのに「空っぽ」と言った...
カートマンの魂も儀式のせいでどこかに行ってしまったとも考えられるが、カートマンは普通に会話をしている。
ここである説が浮上する。
そもそもカートマンには魂がなかったのでは?!
カートマンは人の形をした別の生き物なのでは...?
作中ではいまだに解明されていない...
バターズの知られざる叔父からの性的虐待!?
純粋な小学生として描かれることが多い人気キャラ、バターズ。
しかし彼の家族はあまり良いものとは言えない。
彼の両親である父スティーブンと母リンダは理不尽ともいえる教育をバターズにしている。
その証拠にバターズは作中で「朝は自分の悲鳴を聞いて起きることが多い」という闇深発言をした。
また想像が現実になる空間”イマジネーションランド”にバターズ来た際、バターズはつい父スティーブンを想像してしまい、化け物と化した父を創生してしまった!
しかし悲しいことにバターズは両親からだけ虐待を受けているわけではない。
それが判明したのはS10E01『The Return of Chef』。
みんなが大好きなシェフが世界旅行から帰ってきたが、旅行中にとある組織がシェフをペドフィリア(小児性愛)になるよう洗脳していたお話。
シェフの奇妙な言動(会った子供全員に「愛を交わそう」と声をかける)が認知されるようになり、警察がサウスパーク小学校に駆けつける。
警察は生徒たちの前でぬいぐるみを持ち出し「今からみんながシェフに何をされたか、このぬいぐるみを聞いてみるね。」と言って、ぬいぐるみにいやらしいことをし「こんなことされた?」と聞きまわった。
その過程で警察は「じゃあこんなことされた?」といって、ぬいぐるみの股間を舐めまわす動きをした。
するとバターズは笑顔で
「僕のバッド叔父さんがしてくれた!」
と答えた。
しかし全員バターズを無視する...
バターズは性知識がないため性的虐待という認識がそもそもなかった...
バターズはつくづく身内に恵まれない可哀そうな子供なのだ。
クソみたいな現実に無理やり向き合おうとするスタンの苦悩・・・
『サウスパーク』はコメディカートゥーンではあるけど、笑えないダークなコメディが作中にいくつかある。
今から紹介するのはそんなコメディの一つ。
S15E07『立派な大人』とS15E08『ケツバーガー』のエピソード。
スタンはある問題を抱えていた。
それはスタンが仲間たちより先に精神的に大人になってしまったため、今まで楽しかったものが全てくだらないもののように思えたこと。
スタンはそのせいで仲間たちと遊んでいても、「くだらない。クソだ!」と連呼するようになり誰とも遊ばなくなった。
そして親友カイルにまで愛想をつかされてしまった。
しかしスタンには昔のように戻れるある方法があった。
それは酔っぱらうこと。
スタンは酔っているときだけあらゆる物事が楽しく思えるのだった...
スタンはこのエピソード以降、朝から少し酒を飲みようになった...
酔っぱらうのはクソみたいな現実と向き合うため、そして親友カイルと一緒にいるため。
なんて悲しいことなんだろう...
ギャリソン先生はカートマンのペットの豚にイタズラをした・・・!?
サウスパーク小学校の先生ギャリソン先生がイカれていることなんて誰でも知っている。
しかしこの初期のギャリソン先生にまつわるクレイジーエピソードを知っている人は少ないのでは?
S01E05『カイルの象、豚とメイク・ラブ』のエピソード。
スタンやカイル、カートマン、ケニーは科学の課題のグループを組んでいたが、4人はテーマを決めかねていた。
だがカイルは先日アフリカから通販で象を購入しており、カイルは「象はデカくて飼いにくいから、ミニチュアの象がいればいいのに」と愚痴っていたため、テーマは「ミニチュアの象を創ること」になった。
そこで考えたのはカイルの象とカートマンが飼っている豚を交配させれば、小さい象が生まれてくるのではというアイディア。
カートマンはもちろん嫌がったが、みんなは無視してそのアイディアを決行!
カイルの象とカートマンが飼っている豚の交配に、性の専門家ともいえるシェフにも手伝ってもらった。
そして交配は一応成功。
しかし出産するには時間が足りず、課題の発表日になってもまだ子供は生まれなかった!
課題の発表日の当日、非情にもギャリソン先生はカイルたちにFマイナス(落第点以下)をつけようとする。
だがそのときカートマンの豚はようやく出産した。
先生やクラスのみんなは豚の赤ちゃんを見ようとケージの前まで集まる。
ミニチュアの象が見れる!・・・・・・はずだったのだが...
なんと豚の赤ちゃんの顔がギャリソン先生にそっくりだった!!!
ギャリソン先生は目を泳がせ「まさに生命の神秘、不思議なことがあるもんです。」とすっとぼけ。
そして成績もAに変更し、何もなかったことにした!
ギャリソン先生・・・
変態なことくらい誰でも知っている、でも流石に見境なさすぎるのでは?
これにて今回はおしまい!
次はカートマンだけで怖い話やエピソードを特集しようかな。
コメント
なんか、アメリカの記事を翻訳したみたいな雰囲気でかっこいい
サラッと怖い描写がたまにあるのも魅力ですよね
コメントいただきありがとうございます。
YouTubeにあるWatchMojoの動画を見たりしているうちに無意識に文体を真似している気がします。
サウスパークは大味でわかりやすいショッキングな映像が多いので、たまにこういうサラッとした怖い描写のほうがゾクッとしてしまうのがあるあるですよね。