シーズン10
ジョージ・クルーニー
ジョージ・クルーニーと言えばハリウッドを代表するオスカー俳優であり、サウスパークが世に広まるきっかけを作った大恩人でもある!!
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しかしサウスパークの作者であるトレイとマットは恩人に対しても容赦しない!!
ムカつくことやダサいこと、偉ぶっているところ見せたら最後!!
すぐにネタにされてしまう!!
S10E02『Smug Alert!』にて音声のみで登場。
このエピソードはハイブリッドカーに関するお話。
カイルの父ジェラルドはハイブリッドカーを買ったことで「自分は環境に気を遣う特別な存在」のように振舞い始める。
普通の車に乗っている住民たちを必要以上に見下し、ついにジェラルドは家族を連れて意識の高い街”サンフランシスコ”に移住してしまった!
親友カイルと離れ離れになってしまったスタンは、カイルがサウスパークに戻ってくるようにサウスパークを意識高い街に作り替えようとした。
スタンはハイブリッドカーを布教するための歌をラジオに流したことで、サウスパークは意識の高い街に変貌する。
しかしある問題が怒ってしまった。
それはスモッグ(”Smog”=大気汚染)ならぬスマッグ(”Smug”=自己満)が町に充満し始めたのだ。
そして最大の問題はサウスパークとサンフランシスコのスマッグ(”Smug”=自己満)、それに加えてジョージ・クルーニーが第78回アカデミー賞で行った意識高い系スピーチの”Smug”が混じりあうと巨大ハリケーンが発生して町が滅んでしまうというのだ!
サウスパークの未来はいかに!?
ジョージ・クルーニーはファンだけあって、バカにされたことに関して全く気にしていなかった!
彼はサウスパークでバカにされていることを喜んでいるのだった!
ファミリーガイ
『ファミリーガイ』は映画『テッド』の製作者・監督で知られるセス・マクファーレンによるブラックコメディカートゥーン!!
サウスパークはこの『ファミリーガイ』をまるで親の仇のように罵倒しバカにした!!
S10E03『カートゥーン戦争 パート1 自主規制はダメよ』
S10E04『カートゥーン戦争 パート2 カートマンの悪だくみ』の2つで登場。
この物語は2部構成になっていて、『ファミリーガイ』が作中でムハンマドを出すことを何とか止めようとするお話。
『ファミリーガイ』はこのエピソードで終始批判されていた。
- 不謹慎で無神経なコメディだ!(どの口が言ってんだか・・・)
- ストーリーの流れ無視で、ただギャグを垂れ流しているだけ。
- 笑いに計画性がない。
と言いたい放題。
これに関して『ファミリーガイ』の作者セス・マクファーレンは「サウスパークでの指摘は的を得ている」と回答した。
または『サウスパーク』と『ファミリーガイ』は同じ過激なブラックジョークをいうカートゥーンという認識をされているが、個人的にこの二つには決定的な違いがある。
それは『サウスパーク』は権威や力がないものをネタにはしないが、『ファミリーガイ』はそんなことを関係なくネタにするところ。
『サウスパーク』が有色人種や性的マイノリティー、貧困層、宗教を描くのには必ず理由がある。
それはマジョリティーにとって有利な社会構造を皮肉るため。
一方『ファミリーガイ』が有色人種や性的マイノリティー、貧困層、宗教を描くときはそれらの特徴を誇張して大げさに描くだけ。
これが上記の批判のひとつである「笑いの計画性のなさ」を露呈している。
そういう意味で僕は『ファミリーガイ』より『サウスパーク』のほうが大好きである。
また『ファミリーガイ』の脚本家アレック・サルキン、2011年3月のTwitterで「日本のこの地震について気分を良くしたければ、グーグルで”真珠湾 死者数”と検索してごらん」と無神経なツイートをしたことをいまだに不快に思っている。(後にツイート削除し、謝罪した。)
オプラ・ウィンフリー
オプラ・ウィンフリーはアメリカのテレビプロデューサー兼司会者。
彼女が司会を務める『オプラ・ウィンフリー・ショー』はアメリカ史上最も優れたトーク番組として評価されており、様々な賞を受賞している。
またフォーブス誌によると彼女は「アメリカで最も裕福なセレブリティ」にて3位に入った。
そんなオプラ・ウィンフリーはサウスパークでとても下品ないじられ方をした!
S10E05『A Million Little Fibers』に出演。
なんとオプラ・ウィンフリーの膣と尻穴が自我持って、オプラ・ウィンフリーの意思を無視して反旗を翻す!
この意味不明な設定は当時のサウスパークファンを困惑させ、サウスパークの中でも”駄作”という烙印を押されてしまった!
ファンだけではない。
作者のトレイとマットもこのエピソードを駄作と認めている。
オプラ・ウィンフリーをさんざんバカにしといて駄作扱いって...
オプラ・ウィンフリーの心中はいかに…
アル・ゴア
アル・ゴアは第45代アメリカ合衆国副大統領であり、環境活動家(主に地球温暖化)としても知られている。
2006年にドキュメンタリー映画『不都合な真実』に出演し、第79回のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。
しかしサウスパークの作者2人はアル・ゴア自身と彼の環境保護活動に懐疑的であった!
S10E06『マンベアピッグ』に登場!
アル・ゴアはサウスパーク小学校である生物の危険性を認知させる講演を行った。
その生物とは『マンベアピッグ(人間熊豚)』
アル・ゴア曰くマンベアピッグは人を襲うというが、誰もマンベアピッグなんて見たことが無い。
講演後、スタンとカイル、カートマン、ケニーは放課後公園でバスケをしていた。
するとそこにマンベアピッグのコスプレをしたアル・ゴアが出てきて、4人にしつこくマンベアピッグの危険性について説いていた!
終始ただの鬱陶しいおっさんとして描かれていた。
この作中で言及されていたマンベアピッグとは地球温暖化問題の比喩である。
当時も今も地球温暖化問題の原因は明らかになっていない。
そんな不確かなものを声高らかに主張しまくって注目を浴びようとするアル・ゴアをわかりやすく皮肉るために、マンベアピッグという架空の生物を利用した。
しかしこのエピソードが放送されてから12年後にS22E06『今こそ”シリアル”に』というエピソードが公開される。
このエピソードではサウスパークに本物のマンベアピッグが登場する!
つまり作者は地球温暖化が正しいと認めたのであった...
リチャード・ドーキンス
リチャード・ドーキンスはイギリスの生物進化学者であり、生物行動学者。
『利己的な遺伝子』をはじめとする一般著書で有名。
また無神論者であり創造論に関しても批判しているため、キリスト教圏である欧米ではかなり話題になった。
しかしそんな彼はサウスパークに出演し、作中では1,2位を争うクレイジーキャラギャリソン先生の相手にされる!!
「Go God Go(Part 1/Part 1)」(S10E12)(S10E13)の2部作に出演。
リチャード・ドーキンスはサウスパーク小学校で進化論を教えるために呼ばれていたが、熱心なカトリック教徒であり進化論否定者のギャリソン先生は彼の授業の邪魔をしようとする。
なんとギャリソン先生は発狂して猿の物真似しながら自分の手のひらに脱糞して、ウンコをリチャード・ドーキンスに投げつけた!
本当に頭がオカシイ...!
しかしリチャード・ドーキンスは怒っていなかった。
その後もリチャード・ドーキンスは熱心に無神論をギャリソン先生に教えて、2人遂に恋人同士となりギャリソン先生は無神論者になる・・・
これでもまだサウスパークの中ではバカにされていない部類なのだ...恐ろしいカートゥーンだ!
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