『サウスパーク』で学べるロックの名曲(5)

カートゥーン
画像出典:South Park - HOME | Facebook
スポンサーリンク

サウスパークはロックの名曲だらけ!?

サウスパーク』の作者であるトレイ・パーカーマット・ストーンDVDAというロックバンドを組むほどの音楽好き。

(※トレイはメインボーカル、マットはバックボーカルとドラムを担当!)

特にトレイ・パーカーはコロラド大学でミュージカルを勉強していたため、音楽に関してはかなり精通している。

『サウスパーク』ではロックソングが劇中歌によく流れているが、有名なものから隠れた名曲までたくさんある!

トレイマットの選曲センスの良さがうかがえる。

今回はそんなサウスパークで使用された名曲たちを紹介!!

今回はシーズン13から紹介します!!

※前回の記事

シーズン13

『Bullet with Butterfly Wings』(Smashing Pumpkins)

Smashing Pumpkinsオルタナティブロックの代表格であり、個性豊かなメンバーたちによるサウンドは唯一無二の存在感を感じさせる。

Bullet with Butterfly Wings』は「世界・世の中は搾取するものである」というメッセージが込められた曲。

USビルボードメインストリームロックチャート4位を記録!

USオルタナティブエアプレイにも2位を記録した!

S13E11『Whale Whores』で流される。

このエピソードは日本の捕鯨に関するエピソードで動物好きのスタンが捕鯨反対団体シーシェパードの新しいリーダーとして活躍する際に流された曲。

シーズン14

『Sexual Healing』(Marvin Gaye)

R&Bというジャンルにおいて大きな影響力を持つMarvin Gaye

彼の名曲『Sexual Healing』は彼が古巣のモータウン・レコードを離れた後初めて発表したシングルでありUSビルボードホット100にて3位にランクイン。

またローリング・ストーン誌『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では198位にランクイン

この曲はS14E01『Sexual Healing』に登場。

このエピソードでは「なぜ男は金と名誉を得ると複数の女性と関係を持ちたがるか?」という疑問を政府が追求するもの。

政府はこの現象を病気または宇宙人の仕業であると睨んで(すっとぼけて)調査を進める。

しかしエピソード終盤、名もなき特殊部隊兵士が「そんなのは男の本能。男は誰だって金と名誉があれば誘惑される機会が多くなるし、その誘惑に負ける。」と正論を言い放つ。

だがオバマ大統領(当時)はこの男の暗殺を指示して、結局真実は闇へと葬りさられる。

その時に流れていた曲が名曲『Sexual Healing』であった。

『Chicken on the rocks』(ジャン=ジャック・ペリー)

フランス人であり電子音楽の先駆者の一人。

1960年代にガーション・キングスレイとコンビ「Perrey & Kingsley」を結成し、誰もが知る「Baroque Hoedown」を発表。

数年後ディズニーがこの曲の権利を買い取り、曲名を「ディズニー・エレクトリカル・パレード」に変更。

しかしこの曲の権利の売買はプロダクションが勝手に行っていたため、ジャン=ジャック・ペリーは家族と一緒にディズニーランドに行った際初めて自分の曲が売られていたことを知ったという。

Chicken on the rocks』はサウスパークで1,2位を争う神回『Medicinal Fried Chicken』(S14E03)にて登場!

ランディはコロラドで合法的に大麻を買える方法を発見する!

それは医療用大麻を買うこと

しかし医療用大麻を買うには、癌にかかったという診断書が必要。

ランディは大麻をやりたいあまりどうにか癌なれないか模索する。

そしてランディはようやく癌になる方法を発見!

それは自分の金玉のみを電子レンジでチンして睾丸癌になること。

アホすぎる...

そしてランディは巨大化した金玉を使って、バランスボールのように移動しだしたときに流れていたのが『Chicken on the rocks』。

悔しいことにこのマヌケな映像と曲のマッチ率の高さに笑わずにはいられない!

『Time of the Season』(The Zombies)

60年代イギリスを代表するサイケポップバンドThe Zombies

特にこの『Time of the Season』はかなり有名な曲。(イントロが少し『Stand by me』に似ていることで有名。)

当時のUSビルボードホット100にて3位にランクイン。

S14E06『201』にて使用された。

カートマンの手に宿る人格ミッチ・コナーはベトナム戦争を体験しており、その当時の回想シーンでこの『Time of the Season』が流れていた。

『Kiss Me Goodnight』(Neil Diamond & Barbra Streisand)

※この曲はYou Don’t Bring Me Flowersのパロディソング。

ニール・ダイヤモンド(Neil Diamond)はアメリカで代表的な歌手であり、サウスパークで良くネタにされるバーブラ・ストライサンドBarbra Streisand)とは同じ高校の同級生であり同じ合唱部であった。

S14E06『201』にて使用された。

メカゴジラのようになったバーブラ・ストライサンドの暴走を止めるため、ヒンズー教の神さまクリシュナニール・ダイヤモンドに変身して彼女の気を紛れさせる。

その際に歌ったのがこのYou Don’t Bring Me Flowersのパロディソング『Kiss Me Goodnight』。

『Nitro』(Dick Dale)

サーフロック・インストゥルメンタルの代表的ギタリストのDick Dale

またあまり知られていtないが、最初に右利きのギターを無理やり左利きに使ったのはジミヘンだと思われているが、実はDick Daleが初めてである。

映画『パルプフィクション』で有名な「Misirlou」「Pipe Line」などのヒット曲で知られる。

Nitro』が使用されたのはS14E07『Crippled Summer』

筋ジストロフィーを患っているはずのジミーが湖の波に乗って巧みなサーフィンを見せつける際にこの曲が流れた!

『La Grange』(ZZ Top)

長髭サングラスの2人が特徴的なバンドZZ Top

しかしギタリストのビリー・ギボンズのギターの腕前や作曲は業界内でもかなり評価が高い。

なんと彼らがデビュー直後にジミヘンの前座を担当したが、そのときジミヘン本人から「アメリカで最高の若手ギタリスト」と称された。

La Grange』は特徴的で格好良いギターリフから始める曲で、彼らの初ヒット曲。

この曲はS14E08『Poor and Stupid』で使用された。

シーズン15

『Boom Boom Pow』(The Black Eyed Peas)

The Black Eyed Peasは2000年代を代表するヒップホップグループでありグラミー賞常連グループ。

「Boom Boom Pow」はアメリカだけでなく、オーストラリア、カナダ、イギリスをはじめとする20カ国以上のシングルチャートで1位を獲得した。

また2009年の映画『G.I.ジョー』の主題歌に使用された。

この曲はS15E05「クラックベイビー選手協会」にて登場。

カラオケに行ったバターズがこの曲を熱唱する。

かなり可愛らしい!

『Party Rock Anthem』(LMFAO)

LMFAOは2006~2012年という短い期間で全世界に衝撃を与えたパーティエレクトロポップデュオ。

メンバーのレッドフーは何とモータウンレコードの創始者ベリー・ゴーディー・ジュニアの息子(ベリー・ゴーディの7番目の子供で末子)、そしてもう片方のスカイブルーベリー・ゴーディー・ジュニアの孫(ベリー・ゴーディの3番目の子供であるベリー・ゴーディ4世の息子)。

シングル「Party Rock Anthem」が全米最高1位を記録し、その他6か国でも1位を記録した。

この曲はS15E06「金峰寿司開店」にて登場。

トァン・ルー・キム(チンポー軒のオーナー)とサウスパークで新たに寿司屋を開店したタキヤマジュンイチがサウスパーク小学校でアジア文化の講習をする際に使用された。

『Every Breathe You Take』(The Police)

The Policeはこのブログでも紹介したが、卓越した演奏力パンク・レゲエ・ジャズが融合した独自の音楽によって、たった6年間の活動期間で世界の頂点に立つことになった!

彼らの代表曲『Every Breathe You Take』は

UKシングルチャートで4週間連続1位を記録。

USビルボードホットチャートで9週間連続1位を記録。

また1983年のグラミー賞にて、最優秀楽曲賞・最優秀ポップ・デュオ/グループを獲得した!

そんな名曲はS15E07『立派な大人』にて登場。

子供たちの間で流行っている音楽ジャンル「トゥイーンウェーブ」が気に入らない大人たちはこのジャンルを下痢みたいな曲と批判した。

そしてカイルの父ジェラルド「本当の音楽を聞かせてやる!」と子供たちの前で聞かせたのが、この『Every Breathe You Take』。

『Landslide』(Fleetwood Mac)

Fleetwood Macはトータルセールスは1億2000万枚を超える超人気ソフトロックグループ。

Landslide』はシングルにはなっていないが彼らの名曲として評価されており、ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストソング500」(2021年版)にて163位にランクイン!

そんな名曲はS15E07『立派な大人』にて登場。

このエピソードは深刻な内容で、主人公スタンがこの世の全てをクソ(つまらないもの)に見えてしまうという内容。

そしてこの症状は治ることはなくスタンは友達も失い、両親も離婚することになった...

このエピソードのエンディングはいつもと違い、この『Landslide』が流れた。

内容自体が暗いものであったため、当時ファンのみんなは「もうすぐサウスパークが終わるんじゃないか・・・」と心配したという。

しかしこのエピソードが放送されてから10年以上経つがまだまだサウスパークは終わらない!

ずっと続いてほしい!

外部リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました