作品の名物ともいえるハロウィン特別エピソードの中からおすすめのものを紹介!!
アメリカの大人気長寿番組『ザ・シンプソンズ』では毎年ハロウィンの時期になるとある特別エピソードを放送してくれる。
それは『ツリーハウス・オブ・ホラー』シリーズ!!
このシリーズは普段のエピソードと違い、ハロウィンにふさわしい奇妙で怖いストーリーをオムニバス形式(3~4つ)で紹介してくれる。
そのため普段のエピソードではありえない展開やグロテスク描写があったり、中には古今東西のホラー映画やドラマ、小説のパロディが施されている。
このパロディの仕方がなんとも巧みで毎回何をパロディするかが楽しみでしょうがない!!
最近だとなんとあの『デスノート』のパロディまでしたとか?!
このシリーズは人気が高く、今では33つも作られている!!
その中でも特に印象に残ったエピソードをランキング形式で紹介!!
第10位~8位
第10位『ザ・ネッド・ゾーン』
S16E01『ツリーハウス・オブ・ホラーⅩⅤ』の1番目のお話。
これはあのアメリカを代表するホラー作家スティーブン・キング著作の小説であり1983年に映画化もされた作品『デッド・ゾーン』のパロディ!!
シンプソン一家の隣に住むネッド・フランダースは事故(ホーマーが投げた岩が頭に当たる)の後遺症である不思議な能力を授かる。
それは「自分が触れた人間の死に様を予知できる」という能力!!
ネッドはこのことを正直ホーマーに話すと、ホーマーはウキウキして「それなら俺がどんな死に方をするか教えてくれ!」と自分を無理やり触らせる。
するとネッドは自分がホーマーを銃殺する未来を見てしまう!!
ネッドは驚きながらもこのことを正直にホーマーに話すと、またしてもホーマーは「そんなにありえない!」と言い、ホーマーはネッドに銃を手渡す!
そしてホーマーはネッドを煽り散らす!!
果たしてネッドは我慢できるのか・・・
第9位『時と罰』
S06E06『ツリーハウス・オブ・ホラーⅤ』の2番目のお話。
これはレイ・ブラッドベリのSF短編小説『A Sound of Thunder』のパロディ。
さらに2005年に映画『サウンド・オブ・サンダー』も公開されている。
ホーマーは壊れたトースターの修理をしたが、なぜかトースターはタイムマシンの機能がついてしまった!!
ホーマーはトースターによって恐竜のいる白亜紀の世界に行ってしまう。
ホーマーは昔自分の結婚式で父親から受けた助言である「もしタイムスリップしてしまったら、何も生物を殺してはいけない。少しでも変化を起こしたら現代に大きな影響を与えてしまう。」というのを思い出した。
ホーマーは何とか大人しくしようとするが、つい虫を殺してしまう!
虫を殺した後にホーマーは現代に戻るのだが、そこは隣人であったはずのネッドが全世界の独裁者として君臨するディストピアであった...
ホーマーは何とかして過去の戻って未来を変えまいと頑張るのだが...
基本はSF短編小説『A Sound of Thunder』のパロディであるが、随所に『ターミネーター2』や『1984』、『時計仕掛けのオレンジ』、『バンデットQ』などのパロディが散りばめられているので面白い。
第8位『3Dホーマー』
S07E05『ツリーハウス・オブ・ホラーⅥ』の3番目。
これはSFドラマ『トワイライトゾーン』のエピソード91『消えた少女』のパロディ。
ホーマーは家の中で隠れる場所を探してた。
なぜならもうすぐ自宅に大嫌いな義理の姉たちパティとセルマが遊びに来るからだ。
ホーマーは本棚の後ろに隠れたつもりが3次元の世界に迷い込んでしまう!!(ホーマーはアニメキャラなので元々は2次元の世界の住人。)
はたしてホーマーは元の世界に戻れるのか...?
本作では3次元の世界を表現するために普段とは違う3DCGを採用している。
この技術は1980年代から様々な作品で部分的に採用されていたが、1995年に初めてのフル3DCGの長編映画『トイ・ストーリー』が公開されたため大きな話題となっていた。
このエピソードも1995年に放映されており、後に映画『シュレック』や『マダガスカル』などのアニメーション制作を行う会社パシフィック データ イメージズ( PDI )と協力して3DCGの映像を制作したそうだ。
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