『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集(2)

SouthPark カートゥーン
画像出典:South Park - HOME | Facebook
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まだまだある!みんなを前向きにさせる『サウスパーク』の名言・名セリフを特集 第2弾!

『サウスパーク』は過激な作風が有名だが、注目するのはそこじゃない!

前日投稿した『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集(1)が好評だったのと、まだまだ良い名言・名セリフがあるので第2弾を発表!

『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集(1)

今回は心温まるものもあれば、毒を含んだものまで幅広くあります!

(※英語版しかないエピソードのセリフは僕が和訳しているため、原語とはニュアンスに違いがある可能性あり)


また第3弾、第4弾、第5弾も投稿しました!!

『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集(3)
『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集(4)
『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集(5)

地獄に落ちることを恐れるカイル、そんなカイルをなだめようとした父ジェラルドの言葉とは?

『ティミーは地獄行き?』(S04E09)でのエピソード。(※日本では未放送の回)

サウスパークのカトリック教会にいるマキシ神父は、真面目に礼拝をしない子供たちに怒っていた。

そしてある日マキシ神父は子供たちを「真面目にキリスト教の教えを守らないと地獄に落ちるぞ!」と脅す!

予想以上にビビッて地獄を恐れるスタン・カートマン・ケニー!

またスタンはユダヤ教徒で親友カイルに地獄のことを教えると、カイルも大ショックを受ける!

カイルは地獄を恐れるあまりキリスト教への改宗を考えていた!

しかし父ジェラルドはそんなカイルを見かねてなだめようとする。

地獄なんてただの脅しだ。キリスト教を信じさせるためのね。

でも何か信じない結果を恐れて信じようとするなんて意味がない。

ジェラルド/『ティみーは地獄行き?』(S04E09)

何のために宗教があってどうしてそれを信じようとするのかという根本を気づかせるための名言!

しかしそんなジェラルドの名言カイルの心に響かず、カイルはカトリックに改宗!

そしてスタンやカイル・カートマンたちはとうとうキリスト教も信じられなくなり、自分たちで新たな宗教を立ち上げてしまう!?

モルモン教の創設話をくだらないと喰ってかかるスタンにモルモン教徒の転校生ゲイリーは名セリフを吐いて一蹴する!

『ユタから来た転校生』(S07E12)のエピソード

サウスパーク小学校の同じクラスにモルモン教徒の男の子ゲイリーが転校してきた。

ゲイリーは成績優秀・スポーツ万能・礼儀正しいという完璧人間!

だがここは最低な住人ばかりのサウスパーク!

そんな彼にクラスの男子みんながイラついており、スタンは「あいつをぶん殴る!」と宣言した。

しかしスタンは転校生ゲイリーとマンツーマンで話すと、彼が完璧すぎて憎むことすらできず、彼と仲良くなっていく。

スタンはゲイリーと仲良くなっていくうちに、モルモン教に興味を持つ。

しかしスタンはモルモン教の創設話を知ると、「嘘くさい!」とモルモン教を切り捨てゲイリーとその家族も嘘くさいと罵ってしまう。

ひどい仕打ちを受けたにも関わらず、ゲイリーとその家族はニコニコしたままでスタンはさらに嫌悪感を露わにした。

その翌朝の登校途中、スタンとゲイリーはバッタリ会う。

するとゲイリーはスタンに「もう君とは仲良くしようと思わない」といい、続いて昨日のスタンの意見を一蹴する!

たしかにモルモン教は荒唐無稽な話を信じているかもしれないし、ジョセフスミス(モルモン教創設者)は大ホラ吹きかも知れない。

でも僕は幸せだし、いい家族がいる。それはモルモン教のおかげなんだ。

正直言ってジョセフ・スミスが嘘つきでも構わない。

今教会が教えているのは家族を愛し人に親切にすることだ。

この町でどんだけバカげてると思われても僕は教会を信じる。

僕は君と仲良くなりたかっただけなのに、君は論理を振りかざしてその本意を見抜けなかった。

君も幼稚だってことさ。玉舐めやがれ!

ゲイリー/『ユタから来た転校生』(S07E12)

スタンが宗教やあらゆる教えに論理的正当性を求める気持ちもわかる。

でも論理的正当性より”どうすれば心が満たされ生きられるか”ということを重視しているゲイリーの方が大人だったという清々しいオチでした。

ゲイの受け入れを拒否したマウンテンスカウトを訴え、勝利した人権団体...しかし被害者ビッグ・ゲイ・アルは裁判を快く思っていなかった!

『ティミーまじギレ!バリトゥード』(S05E02)のエピソード。

サウスパークのホモセクシュアルキャラの一人、ビッグ・ゲイ・アルマウンテンスカウト(※ボーイスカウトのようなもの)のスカウトリーダー!

長年そのクラブで子供たちに色々なことを教え務めてきた人気者だったが、ゲイであったことがバレて強制的にマウンテンスカウトを辞めさせられる。

マウンテンスカウトは完全に私的なクラブ。ある個人が始めたもので彼の信念の中ではゲイはご法度であった!

ビッグ・ゲイ・アル本人も悲しみ、子供たちも悲しんだ。

その後ビッグ・ゲイ・アルの後任として入ってきたグレイジャーというスカウトリーダーが最悪の大人だった!(というか犯罪者)

スタンやカートマンたちはビッグ・ゲイ・アルを復帰させるため、スカウトにゲイを認めさせる運動を始める!

この運動は全米に広まり、人権団体がマウンテンスカウト協会を訴えて見事勝訴する!

裁判を終えるとマスコミを囲んだ記者会見が始まった!

コメントを求められたビッグ・ゲイ・アル「やっぱり起訴を取り下げる」と言う!

みんなが騒然とする中、ビッグ・ゲイ・アルは感動のスピーチを披露!

私はゲイです。

そう胸を張って言える国に生まれたことを誇りに思います。

でも自由とわがままは違う。

私が意見を主張出来るなら、マウンテンスカウトの人たちだって主張出来るはずよ。

昔から知ってるけど彼らはいい人なのよ。親切で優しい人、いつも子供のことを1番に考えている。間違っているってどれだけ私たちが思ったって、私たちの考えを押し付けちゃいけないわ。

精を尽くし話し合って分かり合えたら最高よ!

でも強要しちゃだめ。

スカウトは多くの子供たちを救ってきたわ。あたしもその1人。これからは考えを変えてもらうように説得を続けます。

だからここで起訴を取り下げます!

素敵な団体であるマウンテンスカウトはゲイを受け入れなくても結構なのよ!

ビッグ・ゲイ・アル/『ティミーまじギレ!バリトゥード』(S05E02)

このシーンを見たとき鳥肌が立つほど震えた。

マイノリティの権利が保障されるべきなのは言うまでもない。

しかしマイノリティとマジョリティは対等であるべき、どちらかの主張が優先されるべきかを決めるなんてナンセンス。

虐げられてきた過去を経てやっと自分の主張が大多数に認められた状況の中、改めて話し合いがフェアかどうかを考えるなんて普通出来るものじゃない。

本当のフェアを追求し考えていたビッグ・ゲイ・アルに感動した名セリフでした。

SNSでの悪口・炎上に敏感になりすぎたアメリカ社会、そんな社会に擬人化した”現実”がモノ申す!

『カートマンが安心できる空間』(S19E05)のエピソード。

ある日裸の写真をSNSにアップしたカートマン。だがデブだの醜いだのコメントされ炎上!

カートマンは涙を流し、PC校長に相談。

PC校長は「自分の体形を恥じる風潮はあってはならない!」と言い、悪口のSNS環境”セーフスペース”の作成を約束する。

PC校長は何の関係もないバターズ「カートマンのSNSにある悪口コメントを削除し、悪口コメントなしのコメント欄をプリントして毎日カートマンに渡す」よう命令する!

初めは渋々その仕事をこなしていたバターズだが、しまいにスティーブン・セガールヴィン・ディーゼル、デミ・ロヴァート等の有名人のSNSも担当するようになる。

しかし悪口を削除してきた反動で、擬人化した”現実”がバターズを襲う!

そしてついに擬人化した”現実”はアメリカ社会にモノ申す!!

お前ら一体どうしたんだ?

ちょっと嫌なこと言われただけで、いちいちしょんぼりか?

悪かったな、世界は巨大な大学のサークルじゃねぇんだよ!!

お前らは人生を無駄に過ごして申し訳ないと思わないのか?

思うわけないよな、クソみたいな写真をネットにあげて「いいね!」って言われたいだけだもんな!

くたばれ!キ〇ガイどもめ!!

”現実”/『カートマンが安心できる空間』(S19E05)

この名セリフが大好き!

でも少し胸が痛くなる...自分のことを振り返ってしまう。

SNSの普及によって全人類レベルで悪口に対する耐性が脆くなった気がする。

別にネットで誹謗中傷する人を擁護する気は全くない。そんなものはない方がいい。

だがネットのみならず現実で悪口をいう人が必ず存在する世界に生きている以上は誹謗中傷を受け流す力も必要な気がする。

人々の心の比重にSNSが多く占めるようになったから、SNS上の悪口が以前より必要以上に重く受け取られるようになったのだと思う。

もし僕がSNSに依存しすぎてSNS上だけで自尊心を満たそうしていたら、「精神的に危ないのではないか?」と自問自答しようとも心がけるようにしている。

ちなみにこのエピソードはNetflixで視聴可能!!

不治の病でもうすぐ亡くなる親友ケニーと一緒にいるのが辛くて逃げ出してしまったスタン...頼れるシェフがそんなスタンを落ち着かせた最高の名セリフ!

『ケニー、死亡。』(S05E13)のエピソード。

突然授業中に校長室に呼び出されたスタンとカイル。

校長先生からなんと二人の親友ケニーがもうすぐ不治の病で亡くなることを告げられる。

二人はショックで何も考えられない状態だったが、先生から「スタンとカイルは授業に出なくていい、だから残りの人生が限られているケニーのそばにいてずっと遊んだり励ましてやってほしい」と頼まれる。

スタンとカイルは今にも泣きだしたくなるような気持ちを抑えて、病床にいるケニーと遊び励まし続ける。だがスタンは耐えられなくなり病院を出てしまった!

スタンは誰もいない農場でひとりで悲しみにふけていた。

そこでみんなの相談役のシェフがスタンを連れ戻しに来た!

しかしスタンは戻る気にはなれず、シェフに「どうして神様はケニーを殺そうとするの?」と相談する。この難しい質問にシェフは真摯に向き合ってくれた!

神様が大事な友達を連れていくのは神様の気分が良いからなんだ。

神様は底意地が悪くてな、何千年前に人間がしたことをまだ怒っている。とにかく性格の悪い奴なんだ。

殺すのは誰でもいい、子供でも大人でも。

俺たちが悲しむと思ったらなんでもやる。そういうやつさ。

赤ん坊を泣かせたいときは飴玉を与えておいて、それから取り上げる。もし最初から飴玉がなかったら何にも泣く理由がないだろう?それが神様だ!

俺たちに命や愛情を与えておいて後から全部取り上げて涙を流させるって寸法さ。その涙が何よりの御馳走なんだ。つまり人間が神様に偉大な力を与えているんだ。

シェフ/『ケニー、死亡。』(S05E13)

人は神様を”自分たちを救う偉大な存在”だと思うからこそ、ヒトは悲しいことがあると運命や神を憎みたくなる。

でもシェフは「神様は大した存在ではなく人間の方が立派な存在なんだ」だということをスタンに優しく教え、ケニーの心を救えるのは神様でなく人間のスタンであることを気づかせた。

このセリフを聞くためだけに僕は何回もこのエピソードを再生する。

スタンは「ケニーには僕が必要なんだ!」と気づいて急いで病院へ戻る。

しかし現実は非情であった...

スタンはケニーの病室についたが、ベッドには誰もいなかった...

そしてカイルが現れる。


 カイル「ほんの..ついさっき...息が止まって...」

 スタン「でも...おれ会えなかった...おれあいつにサヨナラ言ってない...」

 スタン「あいつ最後になんて言ってた?」

 カイル「言ってたよ...『スタンはどこ?』って...」


...サウスパークで泣く日が来るとは・・・

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でもケニーはこの後のシーズンで何事もなかったように生き返ってます!

それでは次回もお楽しみに!

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