サウスパークの最大の特徴!世の中の不条理・不完全さを笑いに変える名言・名セリフを発表!
『サウスパーク』が人気の理由って何だろうと考えると、やはり「キレ味抜群の社会風刺・ブラックジョーク」だろう。
今までの大衆向けメディア作品では決して扱うこともなかった「世の中の不条理・不完全さ・タブー」を笑いに変えている。
『サウスパーク』はこんな危なっかしいスタイルをもう20年以上続けている。
それゆえブラックな名言・名セリフがたくさんある!
今回は5つ紹介!
第2弾も発表しました。
こちらもチェックしてください!
また”『サウスパーク』心を救う名言・名セリフ集”という記事も発表しているのでそちらも是非チェックしてください!
キスカンパニーを設立し、金もうけを始めたバターズ。性をビジネスにするなと批判したカイルを論破したバターズの名言!
バターズはクラスの男子の中で唯一女子とキスをしたことがないことがバレてしまい、クラスの男子たちにいじめられる。
しかしサリーという女子が5ドル払うとキスしてくれるという噂を聞き、バターズはサリーのもとへ行き5ドルでキスをしてもらう。
キスを終えたバターズをクラスの男子たちは改めて受け入れることになった。
自信がついたバターズはサリーのサービスを手伝うことにする!
バターズは他のモテない男子たちにサリーのことを宣伝することで、売り上げの40%を貰う提案をしたところサリーは承諾。
バターズはサリー一人では客を捌ききれないことから、他の女子たちをスカウトするようになり「キスカンパニー」を設立する。
どんどん悪どくなるバターズにカイルが注意する。
「男女の関係というものを商売にするのは間違っている。本来キスしてもらうためにお金を払うこと自体おかしい」と。
しかしバターズはそんなカイルをすぐに論破してしまう。
男というのはキスするのに何かを支払っているんだ。
わかる?
もし彼女を作ってキスがしたいとしたら、早かれ遅かれ何かを支払うことになる。
ランチをおごったり、映画に連れて行ったり、くだらない愚痴を長時間黙って聞かされたりね。
ほらあそこ!スタンを見てよ!
なんでスタンは黙って座って、クソくだらない彼女の愚痴を聞いていると思う?
キスが出来るからだよ!
僕の会社ならたった5ドルでキスできるのに。
バターズ/『バターズ金融道』(S13E09)
ここからバターズがどんどんビッグになっていき、あのカートマンがバターズを「モンスターだ!」というほどになる...
バターズはどうなってしまうのか...?
ゲイの権利を過剰に守りすぎる人権団体にゲイのギャリソン先生が一喝するセリフ!
ギャリソン先生の名作エピソード『復活ギャリソン 恐怖のSM教室』(S06E14)から。
ゲイを理由に小学校教師をクビになったギャリソン先生がようやく教職に復帰!
復帰の理由はゲイを理由にクビにはできない法律が新しく制定されたため。
しかしギャリソン先生はゲイを理由にもう一度クビになると2500万ドルの賠償金を得られると知り、何としてでもゲイを理由にクビになろうとする。
そこからギャリソン先生はスレイブ君という知り合いの性奴隷を助手に雇って、生徒たちのまえでセクハラをしまくる。
当然生徒からは嫌がられるが、生徒の両親は「子供がゲイの人を差別した!」と騒いで子供を叱るだけ。
その後もギャリソン先生はセクハラをしまくるが、なぜか人権団体から”勇気あるゲイの先生”として表彰されることになってしまった。
予想外の出来事だったが、ギャリソン先生はラストチャンスだと思いその授賞式でもセクハラ発言・行動を連発!
しかし授賞式に参加している人たちはただ拍手をするだけなので、ついにギャリソン先生がキレてしまった!
こんな行動、教師として許されるべきじゃないでしょう?
受け入れるのにも限度があるでしょう?
いいですか、”許容する”のと”歓迎する”のとは違うのですよ。
歓迎しちゃったら話が全然違うじゃないですか。
許容するというのは我慢してやるという意味です。
隣の席で子供が泣いてても黙って耐えるとか、嵐が過ぎるのを待つとか。
それをみんなで大歓迎しちゃっておかしいと思わないんですか?
ギャリソン先生/『復活ギャリソン 恐怖のSM教室』(S06E14)
珍しく正論を言い放ったギャリソン先生!!
しかしこのセリフに続いて最悪のことを言い放つ...
ギャリソン先生「いいですか、私はただクビになりたいんですよ。2500万ドルが欲しいんです!」
くずだなと思うべきか..流石というべきか...?
だからこそギャリソン先生は最高なのだ!
先進国のエゴでしか環境保護活動家たちに対する途上国からの返答とは?
『恋するケニーの熱帯夜』(S03E01)から。
サウスパーク小学校で環境保護コーラス隊が中南米ツアーへの参加促進活動をしていた。
環境保護コーラス隊とは中南米の発展途上国に行き「熱帯雨林の保護」を歌と踊りで訴える団体。
スタン・カイル・カートマンは環境保護コーラス隊をバカにしたため強制的にコーラス隊の中南米ツアーに参加させられる!
またケニーはコーラス隊にいた女の子ケリーに一目ぼれしたため、自らコーラス隊に参加した。
環境保護コーラス隊はコスタリカへ行く。
だが環境保護コーラス隊は熱帯雨林のジャングルの中で遭難する!
なんとか現地人に出会えたコーラス隊。
しかし現地人が案内した場所は人民軍のゲリラ基地だった!
そんなこともつゆ知らずコーラス隊は彼らに歌と踊りで「熱帯雨林の保護」を訴えた。
しかし人民軍のリーダーはコーラス隊を鼻で笑ってこう言い放った!
まったくアメリカの白人たちには反吐が出る。
お前ら食料や石油なんでもかんでも金に飽かせて使いまくるくせに、俺達には熱帯雨林を守れとか言いやがる。
人民軍リーダー/『恋するケニーの熱帯夜』(S03E01)
言われてみれば先進国というのは元々環境破壊をしまくって工業化を進めた結果発展している。
そんな先進国が今から発展しようとしている途上国に「環境問題に配慮しろ!」なんて言ってきた、途上国の人たちはかなり腹立つだろう...
またこのエピソードは環境保護活動家への皮肉がたくさんあるので今後も紹介したい。
障害者を可哀そうと決めつけて特別扱いする意識高い系たちを一喝したゴーラム先生の名言!!
『世界へピップ・ステップ・ジャンプ』(S02E05)から。
サウスパーク小学校の保健室で働くゴーラム先生はある病気を持っていた。
それは非対象形二重発達。
どんな病気か?
ゴーラム先生は元々は双子で生まれるはずだった。
片方が胎児のまま死んでしまい、その死んだ胎児が顔に癒着したままゴーラムさんは生きてきた。
生徒たちはそんなゴーラム先生を気味悪がって保健室には近づきたがらない。
でもゴーラム先生は「子供は病気を理解できないってことをからかうことで表現しているだけ」と全く気にしていなかった。
しかし偽善的で意識の高い大人たちがゴーラム先生を見つけた途端事態が一変!
そんな大人たちはゴーラム先生を利用した「障害を認知させる啓蒙活動」を実施した。
彼らはゴーラム先生の意思を無視して、啓蒙セミナーや啓蒙PV、パレードなどやりたい放題!
そしてついにゴーラム先生はこれらの催し物に対するコメントを市長からふられる。
ゴーラム先生は怒りこめて名言を残す!
顔に胎児がくっついている女性としてここで一言言わせてもらえるなら...あなたたちはピー以下です!
わからないんですか?
私は余計なおせっかいなんかこれぽっちも必要じゃありません。
ただ皆さんと同じように仕事をし、人生を楽しみたいだけなんです。
けどこの一週間、皆さんは私の障害にしか目を向けませんでした。
でも特別扱いなんてしてほしくないんです。
たしかに私には障害があります。でも皆さんと同じ人間なんです。普通にバカにしたりふざけたりしてくれればそれでいいんです。
ゴーラム先生/『世界へピップ・ステップ・ジャンプ』(S02E05)
これを聞いた主人公たちはゴーラム先生をカッコイイと言って、ゴーラム先生に対する偏見を持たなくなった。
一方大人たちは「なんて恩知らずな女なんでしょう!」とか「せっかく同情してやっているのに」などと言い放った...
スタンは「くだらない」を理由に選挙権を放棄したが、名もなきキャラの一言で選挙に対する考え方を改める!
『小学校のマスコット論争』(S08E08)から。
サウスパーク小学校バスケチームのマスコットキャラクターが牛だったために、過激な動物保護団体PETAが抗議してきた。
ずっと愛されてきた牛のマスコットが使えなくなったので、サウスパーク小学校は新しいマスコットを募集!
募集の結果、カイル考案の「巨大浣腸」とカートマン考案の「うんこサンドウィッチ」が最終候補となり、この二つのキャラから新マスコットを選ぶ総選挙が開催される。
スタンは「くだらなすぎる」と投票を拒否。
しかしこのスタンの態度にスタンの両親はおろか、町の人たちが「選挙を舐めるな!」と大激怒!
怒られても投票を拒んだスタンはなんと街から追放されてしまう。
追放されたスタンがたどり着いたのは過激な動物保護団体PETAが暮らすキャンプ場。
スタンは彼らと共に暮らすこととなるが、あるPETAの一員がスタンに町を追放された理由を聞く。
スタンは体験したことをありのままに話す。
するとPETAの一員はスタンを軽く諭した。
でもスタン、この先一生巨大浣腸とウンコサンドウィッチだぞ。
ほとんどの選挙がクソや浣腸みたいなもんから選ぶんだ。
政治はゴマすり、そういうもんさ。
PETAの一員/『小学校のマスコット論争』(S08E08)
名前もないモブキャラによる名言!
若者による投票率の低下が問題になっているが、それは「ある政党が勝てば世の中全てが良くなると思ったのに、思うほど変わらないから投票しない」と思っている人がいるからではないのだろうか。
実際問題与党が変わったくらいでは世の中は激変しない。
ちょっと考えればわかる。
でも今の生活に不満がある人は余裕がないため、ある政党が与党になれば生活が激変するかもという期待を寄せてしまう。
だからこそ、この名言を広めたい!
選挙を今後の日本の在り方を決める行事なんて気負わず、「多少ましな方を選ぼう」ってくらいの気持ちでもいいんだってことを広めたい。
続編の
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