『サウスパーク』のパクリアニメ『Block 13』を知っているか?!

カートゥーン
画像出典:Block 13 (2000) Photos | IMDb
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人気作品の宿命でもあるが、よりによって『サウスパーク』が・・・

人気作品には偽物がつきものだ!

しかしこの方程式にサウスパークが当てはまるとは思わなかった。

なぜなら作風が過激すぎるから!

ブラックジョークは扱いを間違えると大変な目に合う。

またある程度の覚悟も必要だ。

だからサウスパークをパクろうものなら、子供がサーカスの真似事をして失敗するように、パクった側が大けがしてしまう。

だがこのサウスパークをパクったアニメがあった!

名前は『Block 13』

画像出典:Block 13 (2000) Photos | IMDb

この画像を見た瞬間、驚愕と爆笑が同時に起きて文字では表記できないような声を出してしまった!

この偽物感が本当にツボに入ってしまった。

一体どんなアニメなのかを紹介します。

そもそも『Block 13』って?

『Block 13』(原題:قطعة 13)は中東の国家であるクウェートのアニメ作品。

なんとこのアニメはクウェートの国営放送局であるKuwait Televisionで2000~2003年に放送されていた。

このアニメは小学生であるハモウド(スタン)とアッツォーズ(カイル)、アボウド(カートマン)、サルーン(ケニー)がクウェート国内の問題を面白おかしく解決していくというアニメ。(ただし政治・性差別問題は除く)

物語の舞台とキャラクターの名前が変わっているだけで、大体元ネタであるサウスパークと一緒だと思ってほしい。

キャラクターたち

ハモウド

画像出典:Hammoud Photos | Fandom – Block 13

スタンパクリキャラ

行儀が良い優等生キャラ。

他のキャラは元ネタの面影があるのにも関わらず、このハモウドだけスタン要素がほとんどない。

アッツォーズ

画像出典:Azzouz Photos | Fandom – Block 13

カイルパクリキャラ

ハモウドスタン)と仲が良く、彼の言うことにうん、君の言う通りだよ、ハモウドというのが口癖。

おそらく本家『サウスパーク』

スタン「なんてこった!ケニーが殺されちゃった!」

カイル「この人でなし!」

のパロディだと思われる。

アボウド

画像出典:Abboud Photos | Fandom – Block 13

カートマンパクリキャラ

元ネタと同様に太っており、太っていると言われると怒る。

また口が悪くトラブルをよく起こす。

また彼が被っている帽子みたいなものはターキーヤと呼ばれているイスラム教徒の帽子。

サルーム

画像出典:Saloon Photos | Fandom – Block 13

ケニーパクリキャラ

元ネタと同様に貧乏キャラ。

あと彼は不幸な目に合うが、ケニーのように死ぬような事故には巻き込まれない。

ケニーがフードを被っているせいで口ごもって何を話しているかわからないように、このサルームも赤いクーフィーヤを纏っているため何を言っているかわからない。


※クーフィーヤ・・・アラビア半島社会で男性が頭にかぶる装身具、頭巾

この『Block 13』を調べるにあたりイスラム圏のファッションに少し詳しくなった。

ファルーファ

画像出典:Farooha Photos | Fandom – Block 13

アイクパクリキャラ??

元ネタであるアイクカイルの弟であるが、このファルーファアボウドカートマン)の妹である。

しかし第1話でファルーファアボウドカートマン)に蹴っ飛ばされていた(キック・ザ・ベイビー)のでアイクが元ネタで間違いないだろう。

なぜこんなものが作られたのか?

画像出典:Block 13 Photos | Fandom – Block 13

気になるのはなぜこんな明らかなパクリ作品が作られたかである。

実は元々2000年以前はクウェートでも「サウスパーク」が放映されていた。

しかしサウスパークでイスラム教を弄ったような描写があったため、2000年にクウェート国内でサウスパーク作品全ての放送が禁止された!

そしてその後『Block 13』が放映開始された。

おそらくだが元々「サウスパーク」自体がクウェート国内で人気を博していたため、代替品としてこの『Block 13』が製作されたのであろう。

結果この『Block 13』はクウェート国内でおもちゃお菓子ホームメディア展開されるくらいの人気作品になった。

なお中東圏外では放映されていない。

『サウスパーク』の作者は何を思う・・・?

気になるのが『サウスパーク』の作者であるトレイ・パーカーマット・ストーンがこの『Block 13』についてどう思っているのかということ。

答えは黙認

作者の口から今のところこの『Block 13』について言及されたことは一度もない。

実際問題これが正しいと僕は思う。

正直もしサウスパークの作者が著作権について語ってしまうと、それはもうデブがダイエット講座を開くくらい滑稽なことだろう。

なぜならサウスパークは無断で有名人を作品内に登場させていじりまくっているのだから。

しかしここで黙認と書いたのは、おそらくトレイマットはこの『Block 13』の存在に気づいているためである。

それが分かるエピソードというのが、S05E09『爆笑短小ビンビンラディン』

このエピソードで主人公たち(スタン・カイル・カートマン・ケニー)が中東の紛争地域に行くのだが、彼らは現地で自分たちとなんだか似ている少年4人と出会う!

画像出典:The Afghan Boys Photos | Fandom – South Park

ただギャグとしてやっているかもしれないが、わざわざ中東に似たような奴がいるっていう描写にしたのは意図があるに違いないと僕は思う。

多分「一応中東にサウスパークと似たアニメがあるのは知っている!」という声明なのではと僕は睨んでいる。

だが真相はまだわかっていない...

外部リンク

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