海外アニメを通じて日本人をイメージ見てみよう!!
昨今ポリコレやLGBTについての関心が高まっており、映画・アニメ・ドラマあらゆるメディアにおいて様々な人種を入れないといけないという風潮が強くなっている。
さらに2020年9月に映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は2024年度以降のアカデミー賞を選出する基準にLGBTやマイノリティーがいることが必須になると発表した↓
この発表を見たとき『サウスパーク』のゲイのキャラクターであるビッグ・ゲイ・アルの名言を思い出した。
ビッグ・ゲイ・アルはマウンテンスカウトの先生をしていたが、ゲイであることが判明してしまったため残念ながらマウンテンスカウトをクビになってしまった。
その後主人公たちがビッグ・ゲイ・アルを助けようと世間にこのことを問題提起して注目を集め、ついに裁判によってマウンテンスカウトはゲイを受け入れなければならなくなった。
しかしビッグ・ゲイ・アルはこのようなことを望んでおらず、下記のような名言を残した。
私はゲイです。
そう胸を張って言える国に生まれたことを誇りに思います。
でも自由とわがままは違う。
私が意見を主張出来るなら、マウンテンスカウトの人たちだって主張出来るはずよ。
昔から知ってるけど彼らはいい人なのよ。親切で優しい人、いつも子供のことを1番に考えている。間違っているってどれだけ私たちが思ったって、私たちの考えを押し付けちゃいけないわ。
精を尽くし話し合って分かり合えたら最高よ!
でも強要しちゃだめ。
スカウトは多くの子供たちを救ってきたわ。あたしもその1人。これからは考えを変えてもらうように説得を続けます。
だからここで起訴を取り下げます!
素敵な団体であるマウンテンスカウトはゲイを受け入れなくても結構なのよ!
ビッグ・ゲイ・アル/『ティミーまじギレ!バリトゥード』(S05E02)
マイノリティの権利が保障されるべきなのは言うまでもない。
しかし芸術の世界においてこのような主義主張を強制的に押し付ける、または権威付けしてしまうことは個人的に望ましいとは思えない...
強制したり押し付たりしてしまった時点で芸術における多様性や自由を損なってしまう。
何より芸術の世界で規則を作って押し付ける行為そのものは退廃芸術のスタンスと本質的に変わりがないことをすることになる。
(※退廃芸術・・・ナチスドイツ時代に唱えられ始めた考えであり、ある特定の社会や民族感情を害するものであるとして禁止するために打ち出した芸術観)
何度も言うがマイノリティの権利が保障されるべきであるが、それらを芸術界隈の中でルールや規則を作って強制させるのはスマートではないとは思う。
しょっぱなから重い話をして失礼!
しかし前述のように最近あらゆるメディアで様々な人種が登場するよう心がけているように思えるが、割と前からカートゥーンの世界では様々な人種が登場しているように思える。
そこで今回はカートゥーン(海外アニメ)に登場する日本人・日系キャラクターを紹介!!
日本人・日系キャラクターから日本のイメージを考えるのも面白いかも!
アキラ(『ザ・シンプソンズ』)
アメリカの大人気長寿番組『ザ・シンプソンズ』に登場する日本人キャラ、アキラ。
本名はアキラ・クロサワ。
読んでわかる通り、日本が誇る世界的映画監督黒澤明さんの名前からとられている。
第24話『残された時間』(シーズン2/エピソード11) より登場し、以降何度も登場している。
あるときは寿司屋のウェイター、あるときは空手道場の先生など日本に関するお店には必ず登場する。
当時のアジア人キャラはメガネであったり出っ歯であったり昔はアジア系のステレオタイプで描かれていたりするが、そのような特徴が全くないアジア人キャラはこのアキラが初めてなのでは?と思う。
ステイシー・ヒラノ(『フィニアスとファーブ』)
『フィニアスとファーブ』はディズニーアニメの傑作であり、ディズニープラスでも是非見てほしい作品の一つだ!!
この作品の主人公フィニアスとファーブの姉キャンディスの親友、ステイシー・ヒラノ!
彼女は日系アメリカ人であり、祖母は東京で天ぷら屋を経営している。
彼女の良さは何といっても寛容で友達想いで親切なところ。
弟の告げ口をすることになると精神が異常となるキャンディスに対して我慢して付き合ってあげているし、フィニアスとファーブの発明に対して素直にすごいと褒めてキャンディスにほっといてあげるように説得することもある。
何といっても彼女はカモノハシ・ペリーが悪と戦うエージェントであるという正体を知っている唯一の一般人。
本来ならエージェントに遭遇すると記憶を消去されてしまうが、ステイシーはペリーと「何も見なかったことにする」と柔軟に落ち着いて約束したため、記憶を消されずに済んだ。
そして未来の世界ではなぜかウルグアイの大統領になっていた...
クキ・サンバン(『KND ハチャメチャ大作戦』)
『KND ハチャメチャ大作戦』は2002年から2008年までカートゥーン・ネットワークにて放送されていたコメディアクションカートゥーン!!
KND(Kids Next Door)と呼ばれる子供たちだけで結成された秘密組織であり、悪い大人による圧政的な支配から子供たちを解放するために戦うことを目標にしている。
この作品の主人公たちはKNDに所属するセクターVと呼ばれるチームのこと。
全員で
- ナンバー1(ナイジェル・ウノ)
- ナンバー2(ホーギー・P・ギリガン・ジュニア)
- ナンバー3(クキ・サンバン)
- ナンバー4(ワラビー・ビートルズ)
- ナンバー5(アビゲイル・リンカーン)
このうちナンバー3(クキ・サンバン)は日本人の女の子!
チームの癒し系であり性格は不思議ちゃんタイプ。
気まぐれな行動がチームの迷惑になることもあれば手助けになることもある。
動物好きで、歌が上手く、可愛いものが大好き!!
泣き虫だが怒らせるとチームで一番怖いことで有名...
『KND ハチャメチャ大作戦』は公式で第1話が無料公開されているので是非チェックしてほしい!!
アミ&ユミ(『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』)
『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』は2004年から2006年に放送されていたカートゥーン・ネットワークの作品。
日本の女性ボーカルデュオPUFFYが北米で人気を博したのを機に製作されたコメディカートゥーン!!
アミ&ユミはもちろんPUFFYの大貫亜美さん、吉村由美さんをモデルにしたキャラクター。
アミ&ユミが世界を回る公演ツアー中におけるPuffyのファンやマネージャーらと繰り広げる珍道中を描く。
アミは楽観的で元気いっぱい、ユミは皮肉屋でクールに描かれている。
『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』の主題歌『HiHi』は名曲なのでぜひ聞いてほしい!!
『ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ』は公式で第1話が無料公開されているので是非チェックしてほしい!!
マサミ・ヨシダ(『おかしなガムボール』)
マサミ・ヨシダは『おかしなガムボール』に登場する主人公と同じクラスの女子。
見た目は雲そのもので常に浮いており、雷を落としたり雨を降らしたりできる。
家はお金持ちであるため少しわがままなお嬢さんタイプ、そして少し怒りっぽい。
また母親のユキはレインボーファクトリーのオーナー。
ユキは主人公ガムボールの母親ニコルとかつて親友であり、ユキの父(マサミの祖父)から空手習っていた。
しかしとある武道大会の決勝戦で2人は対戦し、ニコルが勝ったことでユキがアメリカを去り日本で修業を積んできた。
この二人が再び戦うエピソードは神回として名高く、公式で切り抜き動画がアップされている!!
ドラゴンボールのパロディに注目してほしい!!
ジャック(『サムライジャック』)
『サムライジャック』は2001年から2004年にカートゥーン・ネットワークにてシーズン1~4放送されており、2017年にはウィリアムズ・ストリートにてシーズン5が発表された。
この作品はカートゥーン・ネットワークでは珍しいシリアスSFアクションであり、しっかりとした死を描くことでも有名であった。
平和な昔の日本が突如として謎の悪魔「アク」によって襲われた。
「サムライジャック」はかつて幼少時に「アク」の手から逃れた日本の王子であり、様々な武芸を身に着けてアクに立ち向かう。
だが「サムライジャック」が止めを刺そうとした矢先、アクの魔力によって未来の世界に飛ばされてしまう!
また未来の世界でも「アク」の支配は続いていたため、「サムライジャック」は未来の世界でアクと戦いながら過去へと戻る方法を探し続ける。
と言うお話。
しかし日本人なのになぜ名前がジャック...?
ちなみに「サムライジャック」の吹き替えは宇梶剛士さん、「アク」の吹き替えは菅原文太さんという超レア豪華キャスト!!
レーガン・レドリー(『陰謀論のオシゴト』)
『陰謀論のオシゴト』は個人的にイチオシのNetflixオリジナルアニメーションの一つ!
今私たちが暮らしているこの世界。
かつては影の政府が人類を裏から支配してきたが、近年になって支配が難しくなった。
そこで影の政府に変わって裏から世界を操る会社『コグニート・インク(Cognito Inc.)』が設立される!
『コグニート・インク』は影の政府に代わって、世間では陰謀論とされている事実(影の政府の存在・トカゲ人間の存在・地球空洞説・アトランティス大陸の存在など)を隠蔽し続ける!
この『コグニート・インク』の次期CEO候補であり主人公がレーガン・レドリーという女性!!
レーガンの父ランド・リドリーがアメリカ人、母タミコは日本人であるため日系アメリカ人!
主人公で科学者、30歳女性。
13歳でMITにてトップの成績を取るほどの天才的頭脳。
『コグニート・インク』のチームリーダー(あるゆる部門のまとめ役)として活躍している。
しかしコミュニケーション能力が壊滅的なのが欠点。
そのためあまり同僚や部下から慕われていない。
歌がかなり下手で、彼女がカラオケで歌った「パープルレイン」の音源は捕虜の拷問に使われている。
彼女の破天荒さは今までの日本人・日系キャラクターにはなかったものを感じるので、海外アニメ好きにはぜひチェックしてもらいたいキャラクターだ!!
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