”クズ”だからこそわかる!?カートマンが教える生き方や真理を特集!!
カートマンはクズ!!
そんなことは有名な話。
しかしただのクズではない...
差別主義者であり残忍で狡猾、人心掌握術に優れており不特定多数の人間を扇動することも少なくない。
いわゆるサイコパスってやつ。
いや人類の敵って感じか?
でもそんな悪人だからこそ見えてくるものだってあるはず。
社会のルールや倫理、道徳によってみんな生活しているわけだが、みんなはそんなルールにがんじがらめにされて大事なことが見えていないことがあるのではないか。
だがカートマンの前には社会のルールや倫理、道徳なんてものはない!!
自分が思うことを素直に言う!!
だからこそ常人では気づかないことに気づく。
そんなカートマンが教える生き方や真理を彼の名言を引用して紹介していこうと思います!
またその他の『サウスパーク』の名言シリーズも紹介しています。
カートマンがスタンにこの世の楽しみの真理について教える!?
S09E13『Trapped in the Closet』 より。
スタンは新しい自転車を買うためにお小遣いを貯めていた。
しかしカイルやカートマンなどの友人たちはそんなスタンのことはお構いなしにお金のかかる遊びを勧めてくる。
スタンは「お金のかからない楽しいことをしよう」と提案するが、カートマンはそんなスタンを諭すように次のようなことを言った。
お前は基本的な物理の法則を知らないのか?
楽しいものってのは少なくとも8ドル以上はかかるもんなんだよ。
カートマン/S09E13『Trapped in the Closet』
なるほど...
日本においてもカラオケ、ゲーセン、スポーツクライミング、ボウリングなどみんなで楽しむ遊びは少なくとも8ドル以上(おおよそ1000円)はかかる。
これはなぜなんだろう?
心理学・行動心理学の観点では、「人間が気楽に楽しむために払える額の適性値がおよそ8ドル」っていうデータがあるのだろうか?
しかしカートマンも子供なんだから鬼ごっこや野球、バスケ、アメフトとかお金のかからないお遊びをすればいいのに...
カートマンが正論!?子を持つ親たちの愚かさに鋭く斬り込む!
S06E16『バック・トゥ・ザ・未来の俺』 より。
このお話は酒とドラッグでボロボロになった未来のスタンが現代にタイムスリップし、スタンの家に住み着くというお話。
スタンは未来の自分にショックを受けて、真面目に勉強しようとする。
しかしバターズの家もスタンと同様に、未来のバターズが現代にタイムスリップしていた!
スタンはどうやら怪しいと調べた結果、なんと”売れない役者にボロボロになった未来の子供を演じさせて、その子供たちにショックを与えて真面目にさせる”企業の存在を知る。
なんとスタンの両親はその企業とグルになって、スタンを騙していたのであった!
怒り心頭のスタンはバターズを引き連れて、西アメリカ保護者復讐センターに行く。
しかしこの施設の支配人はまさかのカートマン。
呆れたスタンは帰ろうとするが、カートマンは「話だけでも」と必死に引き留める。
そしてカートマンは親という生き物の特性を指摘する!
いいか?
子供の親っていうのは想像力がない生き物だ。
目に見える結果しか理解しようとしないし信用もしない。
カートマン/S06E16『バック・トゥ・ザ・未来の俺』
たしかに親は単純な解決策しか取ろうとしない。
特にPTAと呼ばれる人たちはそう。
少しでも下品なTV番組を潰せば、子供たちが良くなると本気で信じている。
これは単純に想像力がないことゆえの行動であることを指摘している。
良識ある?大人たちから嫌われている『サウスパーク』だからこそわかったことだと思う。
遠足を抜け出しゲームセンターで遊んでいたカートマンが、言い訳で人生を楽しむコツを伝授!
S12E07『Super Fun Time』 より。
サウスパーク小学校では課外授業として、西部開拓村(※太秦映画村の西部劇版)という施設に遠足に来ていた。
カートマンは不本意ながらバターズと手をつないで施設を回ることに。
しかしカートマンは施設のすぐそばにあるゲームセンターに気づくと、施設を抜けだしてゲームセンターに入ってしまった!
バターズは先生から「絶対に手を離すな!」と言われていたため、仕方なくゲームセンターについていく。
カートマンは一通り楽しんだ後、2人は西部開拓村にこっそりと戻ろうとする。
バターズは「カートマンのせいで先生に怒られる!」と怒っていたが、カートマンは落ち着いてバターズに向かってこう言った。
いいかバターズ?
冷静さを学べ!
人生というのはあっという間だ。
時には立ち止まって見回さないと、欲しいものを見逃してしまうぜ。
カートマン/S12E07『Super Fun Time』
すごくいいセリフ!!
だがこれは課外授業をサボってゲームセンターで遊んでいた奴のセリフ・・・
それを抜きにして思えばいいセリフ。
きっと日々忙しすぎるあまり目の前にある楽しみですら気づかない、また気づいていても手を伸ばそうとしない人たちに刺さる言葉かもしれない。
常識やルールを全く気にしないカートマンだからこそ言える良い名言であると思う。
「会話において女性が男性に何を求めているのか?」カートマンが鋭く指摘!!
S09E07『Erection Day』 より。
ジミーは諸事情により女の子とデートする必要があった。
しかしデート中に何をすればいいかわからない。
そこでカートマンが自らジミーに「デートの手助けをしてやる」と申し出る。
あのカートマンが・・・?
その作戦はジミーはデート中に無線のマイク・イヤフォンを装着し、会話の都度カートマンが離れた場所から指示を送るという内容だ。
デートの場所はイタリアンレストラン。
カートマンは悪意を混ぜながらアドバイスを送り続ける。
カートマン「女の話がつまらなくてもこう言え、『興味深いね、詳しく聞かせてよ!』って」
カートマン「ひとしきり聞くふりをした後こう言え、『考えもしなかった、でも君が正しいよ』」
そして最後のアドバイスに次のようなことを言った。
女の口が閉じたとき、何言ってようが関係なくこう続けろ。
「すごい観察力だね」って。
カートマン/S09E07『Erection Day』
カートマンは差別主義者なので、男尊女卑思想がよく目につく。(そのたび痛い目に合うが...)
しかし彼は嫌いなものほどよく観察し分析する。(ユダヤ人・ヒッピー・ファミリーガイなど)
女性が会話に求めているのは”同意”・”自分を肯定してくれること”だと気づいているからこそ、カートマンは皮肉にも良いアドバイスを送れるのだ。
クズだからこそできることだった。
「アメリカとはどういう国なのか?」カートマンが端的かつ正確に捉えた名言!!
S07E04『戦争反対の賛成なのだ!?』より。
時代はイラク戦争真っ只中。
こんな時代だからこそ自分の国のルーツというものを知る必要があるのに、サウスパークの子供たちはアメリカ合衆国の建国の父たちのことを知らなかった!
子供たちの担任ギャリソン先生はこのことを知り激怒!!
ギャリソン先生は生徒たちを「アカのガキども!」と罵り、緊急課題としてアメリカの建国についてレポートを書くように指示する。
カートマンはわざわざ本を読んで勉強することが嫌なので、気を失うことで18世紀後半のアメリカの回想を見ようとする。
このバカげた計画に友達たちは呆れてカートマンを無視した。
しかしカートマンは無事?に気を失い、18世紀後半のアメリカの回想を見ることに成功し、そこでアメリカ合衆国の建国の父たちに出会う。
その後現実世界に戻ったカートマンは建国の父たちの言葉を自分なりに発表した!
今日は大事な事を学んだ。
この国を作ったのは世界一頭のいい人たちでした。彼らの意見はこうです。
「この国では戦争に行くこともできれば、それと同時に行きたくないふりもできる」
戦争に行くには反対する人が必要です。でないと国ごとイカレた暴れん坊だと思われちゃうから。
そして反戦運動にも賛成派が必要です。だって、いざって時に全員が腰ぬけだって思われちゃったら、きっとすぐ狙われるでしょう。
だから建国の父は両方大切にした。
ダイエットしながらケーキを食べるように。
カートマン/S07E04『戦争反対の賛成なのだ!?』
かなり鋭い風刺...
特にベトナム戦争以降のアメリカの風潮を端的に表している名言だ。
「アメリカの良いところは言うこととすることが違うこと。だからいいんだ!」と皮肉交じりにカートマンは付け加える。
今回はこれでおしまい!
次はカートマンの鬼畜発言集とかやりたい!
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