第7位~第4位
第7位『謎の隠れ場所』(22話)
あの日誌(ジャーナル)を書いた男に遂に遭遇!?そしてディッパーの片想いの結末がついに!?
※はじめに言うとネタバレあり。
いつもディッパーは年上のクールな女子ウェンディに片想いしていたが、ある日ついに告白しようと決意する!
しかし土壇場で怖くなり、告白せずにディッパーはウェンディに「一緒にミステリーツアーに行かない?」と誘うとウェンディは承諾してくれた。
ディッパーとウェンディ、それとついでにメイベルとスースがミステリーツアーに参加。
4人は森へ行くと、ある木の根元に科学施設への隠し扉を発見!!
4人は科学施設へ行くのだが、メイベルはディッパーにウェンディへの告白のチャンスを与えようとして、ディッパーとウェンディを2人きりにする。
2人きりディッパーとウェンディだがある謎の男に出くわす。
なんとその男は日誌(ジャーナル)を書いた張本人だと名乗る!!
それを知って喜ぶディッパーだが、ウェンディは先にその男の異変に気づく・・・
このエピソードの最後にディッパーが「何もかも最高なんだけど、同時に最悪なんてことありえるのかな?」と言うが、この心情こそこのエピソードの本質だと思う。
エピソードの最後にウェンディはディッパーに「だいぶ前からディッパーが私のことが好きなのは知っていた。いつも大きな独り言で言っていたから知っていた。」と伝える。
恥ずかしさで顔隠すディッパーにウェンディは「私本当は凄くうれしいけど、年上だしさ...でも今は毎日ディッパーと過ごせてすごく楽しい。だからずっと友達でいてね!」と言う。
ディッパーは今までのような気まずさを感じることなく今後もウェンディと一緒に居られるという嬉しさの反面、決して恋人同士にはなれないという辛さを同時に味わった。
人生においてどうにもならな苦しさを知りつつも、いつもの何気ない喜びが続くという嬉しさを感じようとする。
子供向けでありながらこのような苦しい現実への向き合い方を伝えてくれるのは『怪奇ゾーングラビティフォールズ』ならではであろう。
第6位『スースと、その彼女』(第26話)
一度も彼女を作ったことが無いスースが祖母の頼みで彼女を作ろうとしたが上手くいかない...しかしスースは呪われたギャルゲーに手を出してしまう!!
作中屈指のおとぼけ愛されキャラ、スースの主役回。
スースはスタン大叔父さんが経営するミステリーハウスの従業員。
そんなスースがショックを受ける事件が...それは彼が見下していた従弟レジーが婚約パーティを開くというものであった。
ショックを受けていたスースに追い打ちで彼の祖母が「あんたもいい大人なんだから、この婚約パーティの日まで彼女を作って連れてきてほしい。」と頼まれる。
スースはこのことをディッパーとメイベルに相談したところ、「ショッピングモールでナンパしよう!」と提案され実践するが全て失敗に終わる。
落ち込んだスースは大好きなゲームショップに逃げ込み、そこで日本製のギャルゲー(恋愛シミュレーションゲーム)を見つける。
ディッパーとメイベルもゲームから女の子になれた方がいいとギャルゲーを買う方向に。
しかしそれは呪われたギャルゲーであった...
このエピソードは大人になりきれない大人が成長するというテーマの内容。
今までおとぼけキャラであったスースが年相応の問題に取り込もうとするだけで興味が惹かれる。
またスースのようにゲームばかりやってきた若者がナンパなんて出来ない様子もリアルで良かった。
落ち込んだスースは呪いのギャルゲーにハマって家に引きこもるのだが、友達のディッパーとメイベルが無理やり家から引きずりだして彼女探しをさせようとするシーンは何気なく感動した。
果たしてスースは自分を全肯定してくれるギャルゲーをとるか、それとも厳しい現実に向き合うか?
スースと同じような境遇にいる人こそこのエピソードを見てほしい!!
第5位『見えない目の秘密結社』(第27話)
なぜグラビティフォールズの住人たちは怪異に出会ってもすぐに忘れてしまう?それはある組織の仕業であった...
第2話から登場している町一番の変人の老人、マクナゲット爺さん。
彼は正気を失っており、息子がいる身分でありながらいつもゴミ捨て場で生活している。
しかしディッパーはこのマクナゲット爺さんこそ日誌(ジャーナル)を書いた人物ではないかと推理した。
さっそくディッパーとメイベル、スース、ウェンディはマクナゲット爺さんの住むゴミ捨て場に行って尋ねてみたが何かを恐れて何も答えようとしない。
するとマクナゲット爺さんは「見えない目、ローブの男たち」と呟き、彼に関して一番古い新聞記事『行方不明の老人が博物館で見つかる』を手掛かりに全員マクナゲット爺さんを連れて博物館へ向かう。
すると博物館の奥には地下へと続く隠し路があり、地下にはローブの男たちが特殊な装置を使って住人たちの記憶を消していたのであった。
彼らは自らを『見えない目の秘密結社』と名乗り、怪異を見た住人が正気を失わないようその住人を連れ去って恐ろしい記憶を消す集団であった。
ディッパーたちは『見えない目の秘密結社』こそマクナゲット爺さんの記憶を消した張本人だと睨んで調査を進めるのだが...
『怪奇ゾーングラビティフォールズ』の中でもトップクラスでゾッとするオチであるエピソード...
しかしネタバレは避けたい...
またこのエピソードはオチの怖さを緩和させるために、80%くらいギャグ描写がふんだんに入れられている。
しかしそのせいで緩急がありすぎるのか、さらにゾッとしてしまう...
正直『怪奇ゾーングラビティフォールズ』を見ている人にとってはマクナゲット爺さんが日誌(ジャーナル)を書いた人物ではないかという推理は誰だってしていたと思う。
しかし真相はさらに残酷であったとは...
第4位『今まで見えていた者』(第31話)
ついにスタン大叔父さんの正体が判明!?物語が最終章へ進むきっかけになる重要エピソード!!
スタン大叔父さんはミステリーハウスという見世物小屋の経営者であり、夏の間はディッパーとメイベルの世話をしている。
しかしスタン大叔父さんは明らかにディッパーとメイベルに隠し事をしている。
そしてある日、世界政府の調査員がミステリーハウスに来てスタン大叔父さんを逮捕する!!
政府の調査員が言うには「ミステリーハウスの中に世界を滅ぼしかねない機械を隠している!」とのこと。
ディッパーとメイベルも危険物から保護するという目的で政府の調査員が児童保護局に連れていこうとする。
だがディッパーとメイベルは機転を利かせて政府の調査員から逃げることに成功!!
一方スタン大叔父さんはスースに緊急連絡を行い、「ミステリーハウスにある自動販売機を死ぬ気で守れ!」と命じる!!
ディッパーとメイベルは政府の人間の目をかいくぐってミステリーハウスに戻り、普段は入らないスタン大叔父さんの部屋に入る。
すると部屋にはスタン大叔父が様々な偽名を騙った大量の偽造IDが出てくる。
さらにスタン大叔父さんは十数年前に死んでいるという新聞記事の切り抜きまで見つかる!
一体スタン大叔父さんは何者なのか・・・??
物語の核心に進む重要な回!!
なのでネタバレは絶対に避けたい!!
でもこの回の面白さは何といってもコメディ色が強めの本作が急にシリアスに変わる雰囲気がたまらない!!
視聴者も作中のディッパーとメイベルのようにスタン大叔父さんが本物かどうかと疑ってしまうような・臨場感・緊張感がたまらない!!
そして『怪奇ゾーングラビティフォールズ』の最大の謎の一つ、日誌(ジャーナル)の作者の正体もこの回で・・・
おっとこれ以上はいけない...是非見てほしい!!
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