おすすめ曲
Turn It On
6thアルバム『Transmissions from the Satellite Heart』収録曲。
アルバムのオープニングトラック。
曲のはじめはアコースティックな雰囲気で始まるが、すぐに子気味良い歪んだギターカッティングにポップなメロディが歌われる。
She Don’t Use Jelly
6thアルバム『Transmissions from the Satellite Heart』収録曲、シングルカット。
ローファイっぽい、さらにドリームポップさも感じるギターサウンドが癖になる。
この曲のギターリフの良さはバンドの中でも随一だと思う。
この曲はMTVを中心に人気を集め、USビルボードホットチャートにて55位にランクイン!
またUSオルタナティブエアプレイにて8位を記録!
Be My Head
6hアルバム『Transmissions from the Satellite Heart』収録曲。
かなり歪んだディストーションギターを用いてビートルズを彷彿させるようなポップソングを歌い上げる。
ジャンルで言えばローファイポップになるかもしれない曲。
初めて聞く方におすすめの曲!
Christmas At The Zoo
7thアルバム『Clouds Taste Metallic』収録曲。
オルタナティブロック界隈では珍しいクリスマスソング!!
クリスマスイヴにとある男が「動物園の動物たちを自由にさせたい」と思って、密かに動物の檻を開けてしまうがどの動物も檻から出ようとしなかったという珍妙な物語を謳っている。
ポップなファズギターサウンドが癖になるギターロック曲。
Bad Days
7thアルバム『Clouds Taste Metallic』収録曲。
かなり牧歌的かつポップな曲であるが、歌詞の内容は「職場の上司がめっちゃムカつく!」という内容。
「夢の中でムカつく上司の頭をぶっ飛ばして今日も眠る。最悪な日々が終わる。」という割と後ろ向きな内容...
この曲は1995年の映画『バットマン・フォーエバー』の劇中歌として採用された。
ジム・キャリー演じる悪役”リドラー”が、仕事で嫌なことを抱えたまま自宅に帰った際にこの曲が流れた。
Race For The Prize
9thアルバム『The Soft Bulletin』収録曲。
バンド最大のヒット曲であり、おそらく最も知名度が高い曲。
ライブ定番曲でもある。
初めて聞く方におすすめ!
イントロからポップで美しいストリングスのメロディから始まり、いきなりリスナーの心を掴む。
歌の内容は「架空の2人の科学者が賞のために人生をかけて競ぎあった物語」
賞という名誉を求めるあまり、科学者が大切なものを失っていく悲しさを表現したように思える。
ピッチフォークが2010年に発表した「90年代のトップ200曲」というリストではこの曲を30位に入れた!
Do You Realize??
10thアルバム『Yoshimi Battles the Pink Robots』収録曲。
バンドの代表曲でもあり、ボーカルのウェインがこれまでで書いた曲の中で一番良い曲だと公言している。
アコースティックでシンフォニック、なおかつ優しい気持ちになれるサウンド。
そして歌われる内容は「人生の儚さ・時の速さ」。
曲中では何度も「いつかみんな死んでしまう・・・」というフレーズを繰り返し、素晴らしいものや美しいものを残すことはあまりにも難しいと悲しく歌っている。
2009年から2013年4月までオクラホマ州の公式ロックソングに認定された。
おすすめアルバム
『Transmissions from the Satellite Heart』(6thアルバム/1993年)
新たなメンバーを向かい入れ、バンド初めてのヒット作となった出世作!!
このアルバムを発表する前までFlaming Lipsはカルトバンドのような扱いであったが、新メンバーのギタリストのロナルド・ジョーンズとドラマーのスティーブン・ドローズが加わったことでサウンドが一変する。
オルタナティブロックらしい歪んだギターサウンドを求めているならこのアルバムが一番おすすめ。
とくに「Pilot Can at the Queer of God」のギターの音色・暴れっぷりは随一って感じ!
USビルボードチャートにバンドとして初めて載ったアルバムでもあり、108位を記録した!
『Clouds Taste Metallic』(7thアルバム/1995年)
批評家やファンたちからの人気が特に高い名盤!!
作風は前作『Transmissions from the Satellite Heart』を踏襲したものであるが、前作よりも歌メロに重きが置かれている。
しかし商業的成功は前作ほど得られなかったが、一方批評家やファンたちからの人気は高い。
全体的にポップな仕上がりであるため割と初めて聞く方にはおすすめのアルバムだ!
かといってサイケデリックっぽさも失っていないので、尖っている方も嫌がらず聞いてほしい!
『The Soft Bulletin』(9thアルバム/1999年)
バンドを代表する名盤であり、最高傑作とも名高いアルバム!!
このアルバムからシンセサイザーやエレクトロニックなビート、シンフォニックな雰囲気が取り入れられたことで音の重厚感が増した。
あらゆる楽器・サウンドを何重にも重ねて録音したことから批評家たちから「90年代のペットサウンズ(The Beach Boysの歴史的名盤)」と呼ばれた。
歌詞の内容や曲構成も複雑化されてはいるが、伝統的なポップさは失われていない。
そのため初めて聞く方にもおすすめできる傑作となっている。
辛口批評で有名な音楽批評メディアのピッチフォークはこのアルバムを10点中10点満点をつけた!
またピッチフォークが発表した「90年代のベストアルバム100」にて3位にランクインした。
まさしく90年代を代表する名盤の一つであることは間違いない!
『Yoshimi Battles the Pink Robots』(10thアルバム/2002年)
”ヨシミ”という女の子がロボットと戦うというストーリーを表現したコンセプトアルバム!
このヨシミというのはボアダムスやOOIOOのメンバーであるYoshimiO(ヨシミ)から由来している。(ウェインは彼女のことを大変尊敬している。)
このアルバムは何とミュージカルにもなっており、ブロードウェイでショーも行われた!
「アルバムを通して聴かないと良さがわからないのでは?」と懸念する人もいるだろうが、それぞれの曲はポップのものが多くつながりを意識しなくても楽しめるようになっている。
このアルバムも初心者向けかも!?
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