「小学校は社会の縮図」ということをユーモラスに、たまにシニカルに教えてくれる名作カートゥーン!!
ディズニーチャンネルのアニメと実写ドラマは正直当たり外れが大きい・・・
個人的にディズニーチャンネル及びディズニーXDの作品では
- 『怪奇ゾーン・グラビティフォールズ』
- 『フィニアスとファーブ』
- 『悪魔バスタースターバタフライ』
などを繰り返し放送してくれていた時期(2010年前後)が一番面白かった!
でもそれら以前の作品の中でも好きな作品がある。
それは『リセス~ぼくらの休み時間~』!!
『リセス~ぼくらの休み時間~』は1997~2001年までディズニーチャンネルにて放送されていたカートゥーンで、その後も何度か再放送されていた。
当時のディズニーチャンネルはファンタジー要素しかない作品がほとんどだった中、『リセス~ぼくらの休み時間~』は現実的な作風であり小学生あるあるをテーマを取り扱っていたのが新鮮であった。
そして最近このカートゥーンがディズニー+で視聴できるようになったから見返してみるとやっぱり面白い!!
またディズニーが製作しているということで多少教育的な内容になるのだが、不思議なことに全く押しつけがましくない!
それはなぜか?
その答えはこのカートゥーンのあらすじとキャラクターを紹介しつつお見せしようと思う!
またおすすめのエピソードベスト10も紹介しています!!
あらすじ
Recess: School’s Out Trailer
アメリカのとある公立の小学校、サードストリート小学校。
この学校には個性は違えど仲良しな4年生のグループがいる。
主人公のいたずら好きで発想力豊かな男の子、T.J. (ティージェイ)。
スポーツ万能で自信家の黒人の男の子、ビンス。
男勝りで短期で喧嘩っ早い女子、スピネリ。
全国でもトップレベルの学力を持つ優等生女子、グレッチェン。
大食いで大人レベルの巨漢だが文化系の男子、マイキー 。
小柄で眼鏡の男子、ガス。
この6人のグループが学校でのリセス(日本語で「休み時間」という意味)の中で先生や上級生、校則などあらゆる問題と向き合い協力して解決していく。
登場人物
T.J.
本作の主人公。
赤い野球帽がトレードマーク。
グループのリーダー的存在であり、発想豊かで頭もよいがその力を全て先生や上級生へのイタズラに費やす。
コミュニケーション能力や人心掌握術が非常に優れており、個人的には『サウスパーク』のカートマン並ではないかと思う。
人気SFコミック「セニョール・フュージョン」の熱狂的ファン。
ビンス
スポーツ万能で自信家の黒人の男の子。
また下級生への面倒見がよく、いじめを見つけるとすぐに止める正義感を持つ。
それゆえ彼を慕う下級生が多い。
また実は料理の才能が有り、ビンスが給食のおばちゃんに代わって給食を作ったこともあった。
スピネリ
男勝りで短期で喧嘩っ早い女子。
プロレスが大好き。
スピネリというのは実は苗字で、名前はアシュリー。
だが学校にいるオシャレな女子グループ「アシュリーズ」と一緒なのが気に入らないため、みんなにはスピネリと呼ばせている。
実はT.J. に惚れているのが後に判明する。
グレッチェン
全国でもトップレベルの学力を持つ優等生女子。
「ガリレオ」と呼ばれる携帯型コンピューターをいつも持ち歩いている。
科学コンテストでは、3年連続優勝。
実はヨーヨーが得意というかくし芸がある。
マイキー
大人レベルの巨漢だが文化系の男子。
趣味は詩を書くこと、バレエ。
運動はあまり得意な方ではないが、サッカーのゴールキーパーだけは得意。
歌が非常に上手く、オペラのバリトン歌手レベルの歌唱力を持つ。
ガス
小柄で眼鏡の男子。
元は転校生で第2話に登場して以来、T.J.たちの仲間として遊んでいる。
父親は陸軍将校であり、父親の仕事の都合により転校を繰り返していた。
その影響で知識も豊富な「ミリタリー・マニア」である。
見た目に反してときに行動力を見せることがある。
その他の魅力的なキャラたち
主人公グループが6人というカートゥーンでは比較的に多いため、その他キャラを紹介しきれない...
しかし魅力的なキャラクターがたくさんいる。
6年生のリーダーであり校庭の王様として王冠も被っている、キング・ボブ。
先生とだけ仲が良い告げ口のスペシャリストであり嫌われ者、ランドール。
なぜかいつもシャベルで校庭の穴を掘っている兄弟、穴掘り兄弟。
T.J.のライバルであり最大の敵、プリックリー校長。
ザ・厳しいおばちゃんの先生、フィンスター先生。
まだまだいるが紹介しきれない...
見どころ
エピソードごとにメインを交代する!
『リセス~ぼくらの休み時間~』は一応T.J. が主人公となっているが、エピソードごとに主人公となるキャラクターが変わる。
大体T.J. ・ビンス・スピネリ・グレッチェン・マイキー・ガスの6人が交代で主人公となるが、それ以外のサブキャラも主人公になることが多々ある。
これは様々な個性を持つキャラクターたちが主人公になることで、多種多様な視聴者の子供が共感しやすい構成になっている。
陽キャも陰キャもガリ勉も乱暴者も文化系も意地悪な奴も、全員が共感できる作品である。
他のカートゥーンでも主人公以外がメインになるエピソードがあるものも多いが、『リセス~ぼくらの休み時間~』ほど種類が多いのは稀だと思う。
何もかもが大袈裟に捉えられる!!
カートゥーンだからあらゆる物事が大袈裟に誇張して描かれるのは特別珍しくもない。
しかし『リセス~ぼくらの休み時間~』では小学生あるあるの出来事がかなり大袈裟に捉えられる。
例えば
- カードゲーム「アジンボ」が流行りすぎて生徒全員無気力化、ボールを見てやっと正気を取り戻す。
- ブランコが上手い女生徒をみんなが尊敬しすぎるあまり、彼女を崇拝する新興宗教のようになる。
- 学校の共用ボールをなくした生徒が周りからバッシングされるあまり今後の人生に絶望する。
などオーバーすぎる表現が多い。
しかし大人にとっては大したことが無くても小学生にとっては重大な事柄というものが多いため、このオーバーで大げさな表現が子供にとってはリアルだったりする。
見る人にとっては大袈裟すぎると思えても、もしかしたら少しは共感できると思える人もいるかもしれない。
共感できる人はおそらく子供の心をまだ失っていないのかも...
子供は経験から学ぶもの
『リセス~ぼくらの休み時間~』が教育的な内容であるのにもかかわらず、押しつけがましくない理由。
それは子供たちが大人に教えられて成長するのではなく、自分たちが得た経験から学んでいくことが多いからだ。
主人公T.J. (ティージェイ)たちはイジメや先生たちによる不当な扱いに対して整然と立ち向かっていくが、基本悪ガキ集団でもあるので上級生たちや先生たちと対立してイタズラを行うことが大半だ。
彼らは悪いことをした際は自発的にその行為を悔やみ反省する。
例えば、いつも生徒に厳しいフィンスター先生が足を捻挫したためいつものように動けないとわかったT.J. (ティージェイ)たちはこことぞばかりいたずらを繰り返す。
しかしT.J.たちはケガをしてもなお手を抜かず生徒全員を指導しようとするフィンスター先生の姿を見て罪悪感と自分たちの情けなさを感じて先生に謝るという話がある。
このように子供が自ら学んで成長していくため、視聴している子供たちはストレスなく見ることが出来たのだと思う。
視聴するには?
現在ディズニー+で視聴可能!!
1エピソードにつきAパート・Bパートと2話分見れるという構成。
現在65エピソードを視聴できる!!
さらに『リセス~ぼくらの休み時間~』には映画版が3つも製作されており、3つともディズニー+で視聴可能!!
是非見てほしい!!
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