『陰謀論のオシゴト』世界を裏から支配する会社で起きるドタバタコメディ!?

カートゥーン
画像出典:Inside Job - HOME | Facebook
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裏から世界を操る会社『コグニート・インク(Cognito Inc.)』では地球滅亡レベルのトラブルが毎日起こる!?

Netflixにまた最高の海外アニメが生まれた!!

その名も『陰謀論のオシゴト』

2021年10月下旬にNetflixにて放送されたSFコメディカートゥーン

面白さで言えば同ジャンルの『リック・アンド・モーティ』に並ぶ。

また設定も少し『リック・アンド・モーティ』に似ている。

主人公に天才の身内がいるところとか。

でも『リック・アンド・モーティ』は家族間の問題に焦点を当てているのに対して、『陰謀論のオシゴト』は職場での問題に焦点を当てている!

だから似て非なるものである。

また製作総指揮を見ると『陰謀論のオシゴト』が面白いことに納得する。

製作総指揮は2人いる。

1人目はアレックス・ハーシュ!

あの『怪奇ゾーングラビティフォールズ』の製作総指揮の天才!

2人目はシオン・タケウチ!

同じく『怪奇ゾーングラビティフォールズ』『魔法が解けて』の脚本を担当した期待の新星!!

では『陰謀論のオシゴト』を紹介していく!

あらすじ

今私たちが暮らしているこの世界。

かつては影の政府が人類を裏から支配してきたが、近年になって支配が難しくなった。

そこで影の政府に変わって裏から世界を操る会社『コグニート・インク(Cognito Inc.)』が設立される!

『コグニート・インク』は影の政府に代わって、世間では陰謀論とされている事実(影の政府の存在・トカゲ人間の存在・地球空洞説・アトランティス大陸の存在など)を隠蔽し続ける!

主人公レーガン・リドリー『コグニート・インク』チームリーダーであり次期CEO候補

・・・のはずだったがある人物が『コグニート・インク』に入社してくる。

新入社員の名はブレット・ハンド

彼の類まれな人たらしの才能、コミュニケーション能力、イケメンっぷりに他の従業員たちが彼を尊敬し始める!

レーガンにとってそれが面白くなかった...

レーガンは職場の問題や家族の問題を抱えながらも、『コグニート・インク』のCEOになるため仕事をこなしていく!

登場人物

レーガン・リドリー

主人公で科学者、30歳女性

13歳MITにてトップの成績を取るほどの天才的頭脳。

『コグニート・インク』チームリーダー(あるゆる部門のまとめ役)として活躍している。

しかしコミュニケーション能力が壊滅的なのが欠点。

そのためあまり同僚や部下から慕われていない。

自分ほど仕事を熱心にやろうとしない同僚たちの態度にウンザリしている一方で、自分勝手に会社の技術を利用してトラブルを起こすこともある。

また歌が壊滅的に下手で、彼女がカラオケで歌った「パープルレイン」の音源は捕虜の拷問に使われている。

ランド・リドリー

レーガン・リドリーの父であり、かつては『コグニート・インク』の社員であったがある問題を起こしてクビになった。

自分はレーガンにとって良い父親であると信じて疑わないが、彼が作った発明品によってレーガンはあらゆるトラウマを負うことになった。

ブレット・ハンド

昇進しチームリーダーになったレーガンの対人スキルを補うためコグニート社にやって来た新人。

イェール大学を好成績で卒業しロビイストロビー活動をする人)として活動していたところ、たまたま出会ったJRに気に入られ(拉致される形で)採用された。

能天気でノリが良いが少しマヌケ。

でも悩みを抱えた人を相手にしたときは自ら相談に乗るなど心優しい一面もある。

あらゆる大学のサークルやクラブに参加していたため、圧倒的な社交スキルを持つ。

幼少期に家族の誰にも相手にされなかったトラウマを持っている。

JR・シャインポー

『コグニート・インク』CEO。(会社のトップ)

責任逃れ・押し付けに関する能力が高い。

彼は影の政府のリーダー集団である評議会のメンバーの座を狙っている。

ジジ・トンプソン

広報およびメディア操作部門を担当する女性。

国家を監視するためセルフィーを考案した。

また会社内のゴシップにも精通している。

グレン・ドルフマン

政府のスーパー兵士計画に協力し、半分人間、半分イルカのイルカ人間になった軍人。

かなり好戦的な性格であり、ことあるごとに重火器を持ち出そうとする。

妻子持ち。

ドクター・アンドレ

バイオケミカル部門の担当者。

数多くの治療薬と病気を作ってきた化学者。

ドラッグの常用者で、シラフになるとかえって何もできなくなってしまう。

さらにシラフだと強迫性障害・トゥレット症候群が発症。

また医学部卒と言っていたが、本当は1年で中退していた。

マジック・マイク

地球の地下に広がる空洞からやって来たサイキック・キノコ。

他人の考えを読めるほか、6本の触手(全てペニス)から排泄される粘液はコグニート社の記憶消去装置に使われている。

性格は職場メンバーの中で最も悪い。

見どころ

職場中心のSFストーリー

カートゥーン全般、なぜか物語の舞台が学校・仲間・家族の三択になりつつある。

しかし今回紹介する『陰謀論のオシゴト』職場がメインのストーリー

そしてサブストーリーとして主人公レーガンの家族の話や恋愛の話を組み込んでいく。

主人公レーガンは優秀ではあるが、コミュニケーション能力が壊滅的なためよく問題にぶち当たる。

自分とはタイプが違う同僚や部下との付き合い方。

仕事の進め方、部下からの信頼を得る方法。

レーガンは様々なトラブルに見舞われながら、自分の弱点と向き合っていく。


職場がメインとなるカートゥーン自体珍しいので、おなじSFカートゥーンの『リック・アンド・モーティ』に比べても十分差別化できている。

基本1話完結だが、徐々に大きな謎に迫っていく・・・

基本1話完結ではあるが、作中には大きな謎がいくつもある。

  • 影の政府とは一体何者なのか?
  • レーガンの父ランドがコグニート社をクビになった本当の理由
  • また会社を恨み続ける父ランドの真意・目的とは!?
  • ブレットが入社した本当の理由

などなど謎がたくさんある。

その謎が徐々にわかり始める構成が面白い!!

まさに考察しがいがある。

『怪奇ゾーングラビティフォールズ』のクリエイターが作っただけのことがあるカートゥーンだと思い知らされた!

来シーズンも楽しみだ!

懐古主義へのアンチテーゼ!!

『陰謀論のオシゴト』で好きなエピソード「80年代よ、再び」(S01E06)を紹介する。

ハリウッドでトレンドとなっている懐古主義的思想を皮肉った良いエピソードである。


アメリカのワイオミング州には特殊な化学ガスによって人々の成長が80年代で止まっている街”スティル・バレー”がある。

主人公レーガン達チームはその街で任務をこなさないといけないが、住人達からは正体がバレないように80年代の格好をしながら任務をこなす。

簡単な任務だったがチームのブレット80年代の魅力に取りつかれてしまい、”スティル・バレー”に永住しようとする。

最終的にレーガンブレットを説得するが、その過程で住人たちからレーガンたちが80年代の人間でないことに気づかれる!

住人はレーガン達のことを「未来から来たタイムトラベラー」だと勘違いし、とんでもないことをレーガン達に懇願した!

住人達「完璧だった時代に戻りたい!50年代に連れて行ってくれ!!」


人間はみな脳を歪めて過去を理想化しているだけっていうのを指摘したエピソードでした。

視聴するには?

現在はNetflixで配信中!!

シーズン1のみ放送中であり全10話(1話あたり30分)。

面白さのあまりすぐに見終わってしまうから気を付けて!!

外部リンク

コメント

  1. あのり より:

    文の途中で空白が空いてます

    • TURBOKID より:

      ご指摘ありがとうございます。
      記事を確認したところ、文の途中でいくつか半角のスペースがありました。

      また今後もいろいろなところをご指摘いただければ幸いです。

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