刹那的なポップソングを作り続け、今でもあらゆるミュージシャンたちから尊敬され続けるUSインディー界の重鎮!!
多作で有名なアーティストはたくさんいる。
ポール・マッカートニーやプリンス、エルヴィス・コステロ、エルトン・ジョンなど。
しかし彼らはメジャーレーベルに属する人たちであり、音楽に専念できる環境に居続けられるからこそたくさんの楽曲を世に放つことが出来た。
そう考えるとミュージシャンがインディーという立場で多作でいられるのはとてもじゃないが難しいことであろう。
しかしインディーという立場で3,000 曲近く作曲した超人バンドがいる。
それが今回紹介するGuided By Voices(ガイデッド・バイ・ヴォイシズ)
Guided by Voicesは1983年に結成され、解散・再結成を繰り返しながら現在も精力的に活動しているアメリカインディーロック界の大ベテランバンド。
その実態はロバート・ポラードという中心となって活動しており、彼は小学校の教師という職業と並行してバンド活動していた。
はじめに言うと彼らは商業的に一度も成功したことがなく、彼らの楽曲・アルバムが商業チャートの100位内に乗ったことなど一度もない!
しかし
- Sebadoh
- The Strokes
- Motion City Soundtrack
- Jimmy Eat the World
- Owen Pallett
などメジャーバンドからインディーバンドまで幅広く彼らからの影響を公言している。
まさにミュージシャンのためのミュージシャンって感じ!!
でも彼らが奏でる楽曲は小難しい曲ではなく、純粋かつ心温まるポップソング!!
さらに大体2分以下で終わる短い曲を作るのが特徴!
今回は短時間でリスナーの心の奥底まで残る彼らの楽曲を紹介します!!
メンバー
現在所属しているメンバーのみ紹介!
ロバート・ポラード
ボーカル。
結成初期から一貫して活躍しているバンドのリーダー!
ほとんどの楽曲を彼が作詞・作曲している。
幼少期、彼は音楽には興味はあったものの青春のほとんどをスポーツに費やし、陸上競技・野球・サッカー・バスケットボールに打ち込んでいた。(そのうち野球・サッカー・バスケットボールではスター選手級の扱いを受けていた。)
しかしスポーツ推薦でライト州立大学に入学したものの、彼はプロスポーツ選手になるほどの才能と欲求がないことに気づき音楽の道へ進むようになる。
大学卒業後、彼は非常勤の小学校教師として働き、稼ぎのほとんどをバンド活動につぎ込んでいた。
また初期Guided by Voicesでアルバムを制作するために肉親や知り合いから借金することが多く、何度も解散の危機に瀕していたという。
彼の凄さは膨大な作曲数!!
Guided by Voicesと彼のソロ作品を含めると3000曲以上著作権団体BMIに登録されている。
2006年に音楽メディア誌Pasteは「現存する偉大なソングライターベスト100」にて彼を第78位に選んだ!
現在も精力的に活動しており、USインディーロック界において最も偉大なソングライターの一人として高く評価されている。
ダグ・ギラード
リードギタリスト。
幼少時から音楽に取り組んでおり、大学時代はカレッジラジオのDJをしていた。
またGuided by Voicesのファンであった。
元々Death of Samanthaと言うポストパンクバンドで活動していたが、1996年に尊敬していたGuided by Voicesのバックバンドになりたいと依頼すると加入することになった!
また2010年にはNada Surfのメンバーとして参加したこともある。
ケビン・マーチ
ドラマー。
スキンヘッドが特徴的なドラマー。
The Bastard Souls、Shudder to Think、The Dambuildersのドラマーとしても活躍したこともある。
マーク・シュー
ベーシスト。
2016年に加入!
元々はBeech CreepsやChomperなどのインディーバンドで活動をしていた。
ボビー・ベア・ジュニア
リズムギタリスト。
大御所カントリー歌手のボビー・ベアの息子。(グラミー賞ノミネート経験もある実績のあるミュージシャン!)
幼少期から音楽に触れていたものの、プロのミュージシャンを目指し始めたのはなんと30歳の時!!
それまではプロミュージシャンのロードクルー(ライブツアーの雑務を行う仕事)として働いていた。
そして2016年にGuided by Voicesに加入した。
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