Husker Du (ハスカー・ドゥ)/『New Day Rising』(1985)

USオルタナティブ
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古き良きロックを取り入れハードコアを進化させた歴史的傑作

概要

ハードコア黎明期はスピードと轟音が求められていた。

それはより良いメロディを求める大衆音楽へのアンチテーゼでもあった。

つまりハードコアとメロディは水と油。決して交わらないもののはずだった。

しかしHusker Du (ハスカー・ドゥ)はハードコアとメロディの融合を実現!

常識を覆した歴史的名盤『New Day Rising』を1985年、名門インディーレーベルのSSTレコードにて発表した。

Husker Duは1979年に結成された3人組のハードコアバンド。

メンバーは以下の3人。

  • ボブ・モールド(ギタリスト/ボーカリスト)
  • グラント・ハート(ドラマー/ボーカリスト)
  • グレッグ・ノートン(ベーシスト)

ボブ・モールドとグラント・ハートはまるでビートルズのレノン・マッカートニーのような2人組素晴らしい才能が競い合っていたバンドだった。

今作では二人のメロディセンス・轟音ノイズ・ユーモアを圧倒的熱量でリスナーに届けてくれる大名盤。

洋楽を聞き始めた方にはぜひおすすめしたい必聴アルバム。

またHusker Duのアルバムは名作揃いなので、今後も他のアルバムの紹介をしていく予定です。

おすすめの曲

Celebrated Summer

本アルバムの6曲目。

作曲はボブ・モールド。本アルバムの特徴を最大限に表した名曲。

Celebrated Summerは印象的な爽やかでノイジーなギターイントロから始まり、アップテンポでキャッチ―さと哀愁を感じさせるメロディを歌う。

曲の途中、激情から静寂に変わるようにな12弦アコースティックギターでアルペジオフレーズも心地が良い。

ここのアコースティックパートから轟音パートへ移る様が個人的には一番感情が揺さぶられる。

驚くべきことに上記のような要素がたった4分ちょうどの長さで表現していること。恐ろしい…

Girl Who Lives on Heaven Hill

本アルバムの2曲目。

作曲はグラント・ハート。曲名をみるだけでなんだかエモーショナルになる。

グラント・ハートの曲はボブ・モールドに比べミドルテンポな曲調で独特のメロディを奏でる曲が多い。

キャッチ―よりもオルタナティブらしいメロディが好きな人はおすすめ。

トラックリスト

*太字はおすすめの曲

  1. New Day Rising
  2. Girl Who Lives on Heaven Hill
  3. I Apologize
  4. Folk Lore
  5. If I Told You
  6. Celebrated Summer
  7. Perfect Example
  8. Terms of Psychic Warfare
  9. 59 Times the Pain
  10. Powerline
  11. Books About UFOs
  12. I Don’t Know What You’re Talking About
  13. How to Skin a Cat
  14. Whatcha Drinkin
  15. Plans I Make

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