映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで有名なピーター・ジャクソン監督の知られざる初期三部作とは?
名監督の有名になる前の作品って気になる?
ある映画が好きになったとしたら
「この映画好き!この映画の監督は他にどんな映画を撮ってるの?」
と思って調べるだろう。
調べるとしたら皆映画レビューサイトを見て、その監督作品の中で評価の高い映画を順に鑑賞していくことになると思う。
この手法が一番良い。
しかしこの手法では見逃してしまうかもしれない映画がある。
そんな映画たちを簡単に紹介していこうと思う。
ピーター・ジャクソン監督
ピータージャクソン監督はニュージーランド出身の世界が誇る映画監督だ。
代表作品は
- 『ロード・オブ・ザ・リング』
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
これらロード・オブ・ザ・リング三部作の製作・監督・脚本を担当した。
しかし彼はキャリア初期から長編ファンタジー映画のようなものばかり作っていたわけではない。
むしろ将来『ロード・オブ・ザ・リング』を作る人間だとは考えられない映画を作っていた!
悪趣味三部作
はじめに悪趣味三部作というのは僕が勝手に名付けたもの。
その三部作とは
- 『バッド・テイスト』(1987)
- 『ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス』(1989)
- 『ブレインデッド』(1992)
である。
なぜ悪趣味三部作と呼んでいるかというと、理由は単純。
『バッド・テイスト』というタイトルの和訳が「悪趣味」であること。
もうひとつは3作品すべてが悪趣味と形容されるにふさわしい作品だったこと。
各々の映画を簡単に説明する。
『バッド・テイスト』(1987)
ピータージャクソン監督のデビュー作。
全銀河系で人肉を販売するファストフード店を開業するためにエイリアンたちが地球にやってくるが、その調査隊の人間たちがエイリアンの侵攻を阻止するというSFスプラッター作品。
どうしてデビュー作で予算も少ないのに、こんなスケールの大きそうなテーマを選んだのか気になる。
『ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス』(1989)
もしセ○ミ・ストリートのようなキャラクターたちの舞台裏の実態が見れたら?
舞台袖のカーテンを開ければ、ぬいぐるみたちによるショービジネス界の闇を目にするかも。
華やかな一座フィーブルズによるスプラッター・ブラックコメディ映画。
物語冒頭から全力疾走しているような内容だが、ラスト15分にも劇的なラストスパートを魅せてくれる。
『ブレインデッド』(1992)
悪趣味三部作の完結を飾るのにふさわしい映画『ブレインデッド』。
ニュージーランドの田舎町で繰り広げられるゾンビパニック映画。
残酷描写ばかり注目されるが三部作の中で一番物語の質が高いと思う。
またこの作品は批評家たちによる評価も高い。
この映について書きたいことはたくさんあるが、それは別の記事で書きたい。
最後に
今回は悪趣味三部作を簡単に紹介していったが、近いうちに全作品の感想・解説を投稿する予定です。
お楽しみに。
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