第6~4位
第6位『ビートルジュース』テーマソング
最近リメイクが話題になっている『ビートルジュース』であるが、実はアメリカでは90年代にアニメ化されていた。
テーマソングを手掛けているのは映画版と同じくダニー・エルフマン!
注目するべきはティム・バートンの作風の再現力とその躍動感!!
ティム・バートンの絵のタッチは独特であり、色彩感覚も特徴的である。
しかしそれら特徴を損なうことなくアニメーションの絵として昇華させている。
また『ビートルジュース』の主人公ビートルジュースは霊界きってのハチャメチャなやつであり、OP映像ではそんなビートルジュースが勢いよく墓場から飛び出し、人間の女の子リディアを連れて霊界を猛スピードで冒険する様子が描かれている。
その映像はまるで遊園地のアトラクションに乗ったような臨場感を感じられるほどのパワーがある!
ぜひ一度はこのOPを見てほしい!!
第5位『キング・オブ・ザ・ヒル』
『キング・オブ・ザ・ヒル』はあまりに日本での知名度はないが、アメリカではザ・シンプソンズやサウスパークレベルで評価の高い作品!
製作者は『ビーバス・アンド・バットヘッド』を手掛けたマイク・ジャッジ、脚本は『ザ・シンプソンズ』の脚本を担当していたグレッグ・ダニエルズという豪華メンバーでFOX放送でシーズン13も放送されていた長寿番組。
テキサス州アーレンというアメリカ南部の架空の郡を舞台に、主人公ハンク・ヒルとその家族、周囲の人々との日常生活を緻密に描いたコメディアニメ。
OPテーマの曲名は「Yahoos and Triangles」であり、アリゾナ州のバンドThe Refreshmentsが演奏している。
何といってもこのOPテーマは小さな本編と言えるくらい本編の雰囲気が凝縮されている。
『キング・オブ・ザ・ヒル』の主人公ハンク・ヒルは悩みや問題があると昼間にビール片手に家を出て、幼馴染のおっさん友達たちとダラダラ談笑している。
OPでもアメリカ南部のぶっきらぼうで明るい曲調の中ハンク・ヒルがおっさん友達たちとビールと片手に談笑して、タイムラプスで周囲でさまざまな日常の活動を行っている他の主要人物や脇役が映し出される。
このOP映像はアメリカで大ウケして、『ザ・シンプソンズ』や『ファミリーガイ』などでパロディされている。
第4位『バットマン』テーマソング
『バットマン』は1939年に発表されたアメコミの金字塔であり、今でも愛され続けているキャラクターでありコンテンツである。
それゆえ映画化・アニメ化・ドラマ化が何度もされているが、その中でも1992~1995年に放送されたアニメ『バットマン』のテーマソングが1番おすすめ!!
今では『バットマン』は警察も腐敗し犯罪に溢れた都市ゴッサムシティに現れた新たな秩序として活躍するダークなヒーロー像を持っているが、このヒーロー像を確立した作品がアニメ『バットマン』(1992~1995年)だと思う。
90年代以前にもバットマンはアニメ化も実写化もされていたが、倫理規定が厳しい時代であったためどれもコミカルな作風にせざるを得なかった。
しかしアニメ『バットマン』(1992~1995年)では今までの作風を改めてダークな世界観を表現することが出来た。
このダークな世界観を更に強固なものにしたのが当アニメのテーマソングだと思う。
重苦しいオーケストラサウンドと黒・影を基調にしたアニメ映像にしたことで、バットマンが大衆に支持されたヒーローではなく、裏で暗躍するヒーローという面を強調した。
このバットマンのイメージの確立により、後のクリストファー・ノーランによるバットマン3部作のヒットにつながったと思う。
次はベスト3を発表!!
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