まだまだたくさんいる!サウスパークの被害者たち!
『サウスパーク』は過激さを表す得意芸!
それは俳優・ミュージシャン等の有名人たちを無許可でバカにしたりこき下ろしたり、中には作中で惨殺してしまうこと!
この得意芸によって『サウスパーク』は良識のある?大人たちから批判されたり、訴訟をほのめかされたり、中には殺害予告されたりすることがある。
今回は第2弾!!
土足でタブーに踏み込んでいく様にある種の感動を覚えてしまう。
それではどうぞ!
第3弾~第6弾まで公開中!!
シーズン4
フィル・コリンズ
フィル・コリンズは元ジェネシスのドラマー(後にボーカルも兼任)からキャリアを始め、後にソロ活動に転身。
『Against All Odds (Take A Look At Me Now)』や『One More Night』など他多数のヒット作を世に放ってきた。
シングルとアルバムの総売り上げは1億5000万枚を誇る世界的ミュージシャンだ。
そんな彼もさんざん「サウスパーク」ではバカにされる。
S04E03『ティミー!ティミー!ティミー!』より。
サウスパークのキャラであるティミーの活躍をフィル・コリンズがひたすら邪魔をする。
またフィル・コリンズは一貫して悪として描かれており、「ジェネシスというバンドを昔組んでいたが、俺以外の奴らが足を引っ張っていた」と言わせていた。
そして彼の楽曲「You’ll Be In My Heart」・「Sussudio」っぽい曲をヘタクソに歌わせた。
なぜこれほど扱いが悪いのか?
それは単なる作者の腹いせだった!
1999年のアカデミー賞の歌曲部門で映画版サウスパークの楽曲『Blame on Canada』とフィル・コリンズの「You’ll Be In My Heart」(映画ターザンの主題歌)がノミネートしていた。
しかし受賞したのはアカデミー歌曲賞を受賞したのはフィル・コリンズの「You’ll Be In My Heart」。
そのため作者はフィル・コリンズを貶す描写を多用したのであった。
ジョン・デンバー
ジョン・デンバーはアメリカ出身のカントリーシンガー。
あの誰も知っている名曲『カントリーロード』の作曲者!!
S04E05『少年愛好会NAMBLA』より。
サウスパークにある遊園地の新アトラクションに”ジョン・デンバー・エクスペリエンス”が出てくる。
そのアトラクションは客が荒れ狂う飛行機に乗るという絶叫アトラクション。
これは1997年にジョン・デンバー自身が運転していたプライベートジェットで事故を起こし亡くなったことを弄った何とも不謹慎なブラックジョークであった。
スヌーピー&チャーリー・ブラウン
世界中の誰もが知っているキャラクター「スヌーピー&チャーリー・ブラウン」
そんな彼らのサウスパークの餌食に...
S04E17『うんちまみれのクリスマス』より。
町がクリスマスだというのに全く盛り上がらないので、何とかしないといけないと考えていた主人公たち。
そんなときテレビを見るとスヌーピーのクリスマスのエピソードが放映されていた。
それを見て主人公たちは・・・
- カイル「何これサイテー、こいつらただ踊ってるだけじゃん!」
- カートマン「特に2ロールから話が滅茶苦茶だぜ!」
- スタン「どうしてチャーリーブラウンが出るアニメはみんながみんなこういう喋り方をするんだ!?」
とは文句は言っているものの、スヌーピーを見て主人公たちはあることを思いつく!
それはオリジナルアニメを作って街のクリスマス気分を盛り上げること!
特に悪い扱いではない。
しかしその後スヌーピーが裸のチャーリーブラウンを薪で殴り続けるという原作には絶対ないシーンが映る...
シーズン5
デヴィッド・ブレイン
デヴィッド・ブレインはアメリカおよび全世界で有名なマジシャン/イリュージョニスト。
路上でマジックを行う”ストリートマジック”や7日間棺桶に入って地中で生き続けるなど、多彩なパフォーマンスで有名。
そんな彼はサウスパークでは架空の宗教団体”ブレイントロジー”(元ネタはサイエントロジー)の教祖として悪役のように扱われた。
S05E03『カルトっQ!丸刈りータ☆で大脱走』より。
デヴィッド・ブレインのマジックに魅せられて、サウスパークの住民たちは次々と宗教団体”ブレイントロジー”に入信してしまう。
デヴィッド・ブレインの行動が危険であると思ったイエス・キリストが彼に”どれだけ凄い奇跡を起こせるか”の勝負に挑むも、キリストは惨敗してしまう。
そしてキリストは全世界の宗教の教主仲間”スーパー・ベストフレンド”を徴収する。
ムハンマド
誰もが知るイスラム教の創始者であり予言者、ムハンマド。
サウスパークはどこまでも恐れ知らずであり、なんとムハンマドまで弄ってしまった!?
S05E03『カルトっQ!丸刈りータ☆で大脱走』より。
彼はイエスキリストの友達として登場!
なんと恐ろしいことに「偶像崇拝禁止」のため姿を描くことすら許されないムハンマドの姿を描いてしまったのだ!!
結果このエピソードはサウスパーク公式サイトでは削除されている。
だがDVD・BD(両方とも英語版のみ)では視聴できるとのこと。
オサマ・ビン・ラディン
イスラム過激派組織”アルカイダ”の創設者・テロリスト、オサマ・ビン・ラディン!!
サウスパークの命知らずっぷりはそこが知れない...
しかし彼を弄るのにはあるわけがあった...
S05E09『爆笑短小ビンビンラディン』より。
このエピソードが放送されたのは2001年11月7日。
あの911・アメリカ同時多発テロ事件が起きた後、初めて放映したエピソードであった。
当時のアメリカはかなり暗かった。
事件以降アメリカはテロの恐怖に怯えながら、自粛ムードに包まれていた。
そんな暗い空気をぶっ飛ばしたのがサウスパークのS05E09『爆笑短小ビンビンラディン』。
サウスパークは自粛ムードなどものともせず、オープニングから炭疽菌を弄ったりなどやりたい放題!
その後はマヌケなオサマ・ビン・ラディンを登場させて主人公たちがそれをやっつける!
だがアフガニスタンや中東の人たちをバカにしたり、間違っているという描写はない。
向こうの言い分も正しいし、アメリカが憎まれるようなことをしていることも明言している。
それらを踏まえてアメリカ国民を元気づけるようなメッセージを最後は送った。
素晴らしい...
しまった!オサマ・ビン・ラディンについては何も話せてない...
ベン・アフレック
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『アルゴ』などで知られるハリウッド俳優ベン・アフレック!
しかし彼はサウスパークではまあまあの頻度でいじられる。
S05E10『ケツ顔ファミリー全員集合』より登場。
このエピソードでは顔にケツがついている夫婦が行方不明になった息子を探すというイカれたお話。
そして物語終盤、ようやく行方不明になった息子が見つかる!
その息子の正体、それがベン・アフレックだった!
これはベン・アフレックのケツアゴを弄ったジョークであった。
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