blink-182(ブリンク182)入門編【おすすめ曲・アルバム】

USパンク
画像出典:Ramones HOME | Facebook

おすすめ曲

Dammit

2ndアルバム『Dude Ranch』(1997年)、収録曲。

バンド初のヒットシングル。

マークが作曲した失恋ソング。

イントロのギターリフがカッコいい!!

この頃はポップパンクというよりメロコア要素が強い。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて11位を記録した!

USビルボードホット100にて61位を記録!

All The Small Things

3rdアルバム『Enema of the State』(1999年)、収録曲。

バンド最大のヒットシングル!

最もベーシックで分かりやすい本物のポップパンクソング!

当初はパワーポップソングのともいわれていた。

ミュージックビデオも馬鹿丸出しで画期的で当時のポップスターたちを茶化した内容であった。

  • Backstreet Boys
  • 98 Degree
  • N’Sync
  • ブリトニー・スピアーズ
  • クリスティーナ・アギレラ

などのPVのオマージュ、全裸になったりなどやりたい放題。

この曲のPVは2000年のMTVビデオミュージックアワードベストグループビデオ賞を受賞した。

まさしくパンク的な態度とポップのブレンド具合が当時のバンドの中でも随一だったと思う。

しかしこの曲の大ヒットにより彼ら自身がバカにしていたポップスターのような立場になったのも事実...

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて1位を記録した!

USビルボードホット100にて8位を記録!

UKシングルチャートでも2位に輝いた!

What’s My Age Again

3rdアルバム『Enema of the State』(1999年)、収録曲。

イントロは綺麗なギターアルペジオから始まる。

またこの曲のPVでバンドメンバー3人が全裸で町を走るというバカな内容。

このPVのせいでblink-182は裸のPVを撮りがちというイメージがついた。

だがそんなPVとは裏腹に曲の内容は「もう若くはないのにいつまでも十代のような行動をしたせいで友達や恋人も離れていったが、それでも生き方を変えない男の心情」を描いたものである。

若いときのほろ苦さや生き方を考えさせる歌詞だと思う。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて2位を記録した!

USビルボードホット100にて58位を記録!

Adam’s Song

3rdアルバム『Enema of the State』(1999年)、収録曲。

バンドの中で最も暗い曲の一つ。

曲の中の10代の主人公アダムの孤独・鬱を描いたもの。

曲の途中のピアノのメロディが美しく、また悲哀に満ちたサウンドになっている。

歌詞には2通りの解釈が可能で一つは「10代のつらい時期からの脱却」、もう一つは「自殺によるつらい現実からの逃避」というもの。

しかし1999年4月20日に『コロンバイン高校銃乱射事件』にて親友を失った少年グレッグ・バーンズが2000年にこの曲をリピート再生しながら自殺したため世間で論争が起こる。

この事件によってマーク・ホッパスはひどいショックを受けたが改めて「この曲は自殺防止の歌だ。つらい時期を経験したことを糧に人生をよりよくする力を見つけて進んでほしいというものだ。」と明言した。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて2位を記録した!

USビルボードホット100にて76位を記録!

Man Overboard

ライブアルバム『The Mark, Tom and Travis Show (The Enema Strikes Back!)』、収録曲。

批評家人気とファン人気の両方が高い曲。

曲の内容は元ドラマーのスコット・レイナーがアルコール依存症で苦しんでいたことに関するものだと言われている。(※しかし公式では未発表。)

イントロは特徴的なベースリフから始まる。

基本的にはハイテンポなパンクソングだが、間奏のメロディックなギターリフが心地よい。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて2位を記録した!

The Rock Show

4thアルバム『Take Off Your Pants and Jacket』(2001年)、収録曲。

この曲は主にマークが作曲した。

ロックコンサートで出会った女の子に一目ぼれしたという男の物語。

DescendentsRamonesのような曲構成を感じさせるシンプルかつポップな曲!

当時のバンドのマネージャーであるリック・ディヴォー4thアルバム『Take Off Your Pants and Jacket』の中にポップでキャッチーな曲がないからそういう曲を入れろ!」という意見があり、怒ったマークは家に帰って10分くらいでこの曲を書きあげたそうな...

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて2位を記録した!

USビルボードホット100にて71位を記録!

First Date

4thアルバム『Take Off Your Pants and Jacket』(2001年)、収録曲。

僕が初めて聞いたblink-182の曲。

この曲を聞いてblink-182にハマったので初心者におすすめの1曲!

この曲は主にトムが作曲した。

上記のようマネージャーの意見によりトムも家で書き上げた曲。

純粋な10代の初デートの時の心情(服装や髪型を気にしたり、緊張しまくったらどうしようとか思ったり)を丁寧に描いた青臭くて甘酸っぱい歌詞が特徴的。

また歌詞はトムの配偶者であるジェニファー・ジェンキンスとの思い出をもとに書いたそうだ。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて6位を記録した!

USビルボードホット100にて84位を記録!

Feeling This

5thアルバム『Blink-182』(2003年)、収録曲。

この曲は何といってもドラムが素晴らしい。

ラテンビートのような裏拍を意識したリズム、Led Zeppelinのようなバスドラ、ドラムンベースのような複雑でハイテンポなビートの組み合わせが最高に心地よい!!

まさしくトラヴィスの真骨頂!!

またトムマークのコーラス、ハーモニーの完成度が高く、Queenレベルで重ねられているハーモニーも良い!

しかし本人たち曰く、このハーモニーはThe Beach Boysを意識したものであったらしい。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて2位を記録した!

I Miss You

5thアルバム『Blink-182』(2003年)、収録曲。

バラード風のポップパンクソング。

使っている楽器もアコースティックなものとなっている。

叙情的なメロディはバンドとしても珍しいものであった。

またこの曲はThe Cureの「The Love Cats」からインスピレーションを受けて作ったものだという。

USビルボードのオルタナティブエアプレイにて1位を記録した!

USビルボードホット100にて42位を記録!

おすすめアルバム

『Enema of the State』(3rdアルバム/1999年)

バンドの大出世作であり最大のヒット作、後の世代に大きな影響を与えたポップパンクの名盤!!

邦題は『エニマ・オブ・アメリカ』

プロデューサーはGreen Dayの名盤『Dookie』のプロデュースを担当したジェリー・フィンが担当!

このアルバムの功績はパンクというジャンルをGreen DayThe Offspring以上に身近で親しみやすい音楽にしたこと。

というのもblink-182の音楽・歌詞は所謂ジェネレーションYの人々の需要にマッチしたのだ。

(※ジェネレーションY・・・80年代序盤から90年代中盤生まれの世代のこと)

第二次世界大戦を経験していな親を持ったこの世代はそもそもリベラル派が多く、従来のパンクのイメージにある「反体制・反社会」というメッセージに感化されるはずはなかった。

だがblink-182はネット社会黎明期で共有され始めた「思春期の悩み・アイデンティティ・懐古」に焦点を当てて曲を発表した。

結果新たな世代からの支持を得て、後の音楽業界に大きな影響を与えた。

全世界で700万枚以上の売上を記録した。

このアルバムはUSビルボードチャート200では9位にランクイン。

2017年にローリングストーン誌が選んだ「史上最も偉大なポップパンクアルバム50」にて第2位に選ばれた。

また同誌の「史上最も偉大なパンクアルバム40」でも第37位に選ばれている。

『Take Off Your Pants and Jacket』(4thアルバム/2001年)

「思春期」をテーマにしたコンセプトアルバムであり、全米1位に輝いたアルバム!!

バンドは10代の出来事は人生全体の出来事の中で一番大事という考えをもって、思春期の様々な感情に焦点を当てて曲を作った。

前作の大成功を経てかなりのプレッシャーの中作られたアルバムであったが、商業成績は前作の記録を大きく上回った。

このアルバムはUSビルボードチャート200では1位にランクイン。

現在全世界で1500万枚以上の売上を記録した。

『Blink-182』(5thアルバム/2003年)

バンドが初めてポップパンクから脱却した実験性あふれるアルバム!

このアルバムからバンドは新たな方向性を示す。

このアルバムを制作する中でメンバー全員が結婚したのもあり、価値観の変化がみられる。

音楽もポストハードコアジャングルポップエレクトロニックなど様々なジャンルを引用した雑食感あふれるものとなった。

また歌詞も以前のような下ネタやジョークは無くなり、人間の成長や日々のプレッシャー、予期せぬ困難などについて描くようになった。

この変化は批評家・ファン両方から支持を得ることとなった。

このアルバムはUSビルボードチャート200では3位にランクイン。

外部リンク

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