むかつくけどほっとけないクラレンスとその仲間たちの物語!
カートゥーンを紹介する当ブログのTOPページに記載していたけど、ほとんど『サウスパーク』ばかりの記事ばかりで申し訳ない。
また『サウスパーク』も『ザ・シンプソンズ』も子供向けというより大人向けである。(もっともサウスパークはR15、国によってはR18だし)
だから今回は『ぼくはクラレンス!』を紹介したい!
難しい題材を取り扱わない、ただ子供時代特有のフィーリングをテーマに物語を展開していく。
しかし見出しで「むかつく」と書いてしまったのは、クラレンスが純粋すぎるあまり周囲の人間(主に大人たち)に迷惑をかけることが多いのにあまり叱られる描写がないからだ。
でもこの演出には意味があると考えている。
この作品は”常識だから”という押し付けを極力避ける。
叱るのは簡単!
しかし子供は叱られておとなしくなっても、なぜ自分が怒られたのかを理解せず黙らされてフラストレーションが溜まることも少なくない。
クラレンスが悪いことしてもその場で咎められることが少ないのは、後に自分の行為がなぜ悪かったのかを自発的に理解し反省させるため。
『ぼくはクラレンス!』では視聴者の子供の視点を常に意識して、キャラクターたちの成長描く。
子供番組として一番重要な要素を忠実に表現している。
そんな素晴らしい作品『ぼくはクラレンス!』を紹介します。
あらすじ
舞台はアメリカ、アリゾナ州の架空の町アバーデール。
10歳の小学生クラレンスは無邪気でポジティブで少しおバカな男の子!
彼は毎日学校で友達と過ごしたり、泥遊びをしたり、森に冒険に行ったり、ファストフード店のキッズスペースで遊んだり充実している!
平凡に見える毎日もクラレンスの目から見たら特別楽しいものに感じる。
そう、”世界は僕のもの!”って感じで。
登場人物
クラレンス
本作の主人公!
10歳の小学生、無邪気でポジティブで少しおバカ。
少し太っている。
どんな相手でも気兼ねなく話しかけ、仲良くなれる男の子。
親友のジェフとスーモに囲まれて毎日がとても楽しい!
ジェフ
クラレンスのクラスメイトで親友!
頭が四角形の男の子。
かなり生真面目な性格かつ潔癖症、強迫観念レベルの完璧主義者!
この性格とは真反対のクラレンスやスーモとよく対立することもあるが普段は仲良し。
スーモ
同じくクラレンスのクラスメイトで親友!
スキンヘッドの男の子。
やんちゃでワイルドでいたずら好き!
普段はクラレンスくらいおバカだが、ピンチの時は頭が切れる頼れる親友!
メアリー
クラレンスの母親。美容師。
37歳で自分ひとりでクラレンスを育ててきたシングルマザー。
いつもクラレンスのことを考えてくれているよき母親!
今は息子クラレンスと彼氏のチャドと一緒に暮らしている!
チャド
クラレンスの母メアリーの彼氏。クラレンスの父親代わり。
36歳でゴリラのような見た目をしている。
よくクラレンスたちの遊び相手をしている。
ロックやギターが大好き!
定職にはついていないが、様々な奇妙な仕事をしている。
常識を押し付けない、提示しない作風
『ぼくはクラレンス!』は通常のカートゥーンにありがちな家族構成は描かれない。
主人公クラレンスは母親メアリーとその彼氏チャドと暮らしている。
クラレンスの親友ジェフはレズビアンカップルの母二人に育てられている。
同じく親友スーモも大家族出身で、年の離れた年上の兄二人と同じく年の離れた弟・妹たち8人!がいるため少し疎外感を感じている。
多くの人はこれらの家族の在り方を”変わっている”と思うだろう。
でも『ぼくはクラレンス!』ではそのような家族の在り方を特別に取り上げたりしない。
なぜか?
本来子供はそんなこと気にしないから!
常識や普通という考え方は人間社会に長くいることで身についていくもの。
当然子供は常識や普通なんてものがわからないから、仮に友達がレズビアンのカップルに育てられていても変だと思わない。
もっと言うとこの作品では常識を押し付けないし提示しない!
伝えるのは子供目線で描かれた成長や友達の大切さ。
『ザ・シンプソンズ』のように親子で楽しめる作品もいいが、『ぼくはクラレンス!』のように子供に寄り添ってくれる作品も素晴らしいと思う。
視聴方法
視聴方法は現段階では3つ。
- Netflixに加入する。(現在シーズン1のみ配信中、だが50話もある!)
- Amazon Primeに加入(現在数話を配信中)
- カートゥーン・ネットワークに加入(全話みられるが、放送を待つ必要あり。)
しかし今はカートゥーンネットワーク 公式YouTubeにて第一話と第二話が無料で配信されている。
この2話で気に入ってくれたら残りの全話も見てほしい!
コメント