『ザ・シンプソンズ』おすすめ神回エピソードベスト10を紹介!!

カートゥーン
画像出典:Marge Simpsons HOME | Facebook

ベスト3

第3位『怠け者ホーマーに敵はいない!』(S08E23)

真面目な働き者がバカを見る世界?!がシンプソンズの中でも1,2位を争うほど後味の悪いエピソード...

このエピソードはこういう系のランキングではほとんど入ってくるくらい印象深いエピソード。

しかし面白いとか感動するとかの類では決してない!

むしろその逆、後味が悪すぎて全員の印象に残ってしまうエピソード。


ある日ニュースでフランク・グライムズという男が紹介される。

彼は大変な苦労人であり4歳のときに両親に捨てられ学校にも行ったことがない。

子供なのに働かなくてはいけない状況となったのだが、仕事中に生死を彷徨うレベルのケガを負った。

その後グライムズは奇跡的な回復を遂げて、わずかな自由時間を勉強に費やし遂に通信教育で核物理学の修士号取得したという。

このニュースを見たバーンズ社長ホーマーが働いている原発のオーナー)が早速グライムズを雇用。

グライムズホーマーと同じ部署で働くが、ホーマーの不真面目っぷりにグライムズは怒りをあらわにする。

だが他の職場の同僚たちはホーマーの不真面目っぷりには何とも思っていなかったので、さらにグライムズはホーマーを憎むようになった。

一方ホーマーはなぜグライムズが自分を憎んでいるのかが理解できないので、その理由を聞いてみようとホーマーは自宅の夕食パーティーにグライムズを誘った。

しかしこれが一番まずかった!!

シンプソン家に訪れたグライムズは驚愕する。

大きくて立派な家、美人な奥さん、可愛い子供たち、怠け者ホーマーは人生の全てを手にしていたことに気づきグライムズは怒りの頂点に達する。

そしてグライムズはホーマーに恥をかかせようと子供向けの工作コンクールにホーマーを出場させる。

しかしコンクール当日、ホーマーは大人なのに公民館のホールの舞台に立って自分の工作の説明をするのだが、笑いものになるどころかみんなホーマーを称賛してしまう...

この予想外の事態にグライムズの精神は崩壊し、「真面目になるのをやめてホーマーのように生きてやる!」と叫び高電圧ケーブルを素手で触って事故死してしまう...


このエピソードの教訓とはいったい何なのか?

大雑把に言うならば「世界は学校で教わったような道理では回っていない」ことだと思う。

学校ではみんな真面目に勉強さえすれば成功できると教わるだろう。(そう教えないと学校の存在意義がなくなるかもしれないから。)

でも悲しいことに世の中に絶対」はない。

真面目なものが不幸な目に合うかもしれないし、不真面目な人間が人柄の良さやコネクションで成功していくなんてことも全然珍しくない。

そんな世の中の残酷な真実をありのままに残酷に伝えたエピソードが第3位!!

みんながこのエピソードを見てどう思うのかぜひ知りたい...

第2位『リサのときめき』(S02E19)

大好きな人にもう会えなくなる娘リサにホーマーは父としてどのように声をかけるのか...?

僕が大好きで何度も見てしまうエピソード!!

いつも馬鹿さばかり注目される父ホーマーが一生懸命父親として我が子を励まそうとする姿勢が毎回僕の心を温めてくれるし涙を誘う。

シンプソン家の長女リサの担任の先生が療養のため休職し、代わりの先生としてバーグストロム先生がクラスに来る。

バーグストロム先生は聡明でユーモアもあり生徒想いな男教師の鑑。

リサはそんなバーグストロム先生を大変尊敬し、同時に彼に恋心を抱くようになる。

バーグストロム先生も賢いリサを高く評価し、リサが懸命に質問してくるのに対しても真摯に答えていいた。

リサバーグストロム先生に惹かれる一方で父ホーマーが先生に比べて頼りなさすぎると普段以上に軽蔑し嫌うようになる。

ホーマーは自分が嫌われる原因すらわからず日々を過ごす。

だが悲しいことに別れの時が...バーグストロム先生が遠くの町の学校に転勤することになった。

リサは悲しみに暮れるが、父ホーマーはこんな時でもリサに気の利いた言葉をかけることが出来ない。

そしてとうとうホーマーはリサに愛想を尽かされてしまった。

ホーマーは少し落ち込んだが、ひるまずリサに声をかけた。

リサは大事な人を失って悲しいんだろう?

パパはそんな経験がなくてラッキーだったよ。

大事な人はみんなこの屋根の下だ、ほんとだよ。

リサはこれから大勢の大事な人に会うんだろうな。

そしていつかみんな集まるんだ、御馳走がいっぱいあって、パパがウェイターだったりして、うまくは説明できないけど。

ホーマー/第32話『リサのときめき』

いつもバカなホーマーだがここぞとばかり涙腺に響くような言葉をかける。

本当に卑怯だ!

みんなにおすすめ出来るエピソードは間違いなくコレ!!

しかしなぜこれが1位じゃないのか?

それは1位のエピソードが僕にとって思い入れのあるエピソードだからだ!

それでは第1位のエピソードを紹介!!

第1位『落第バート』(S02E01)

初めて見たとき涙が止まらなかった...誰もが経験する悔しさを描いたシンプソンズの神エピソード...

正直このエピソードはファンの間でもそれほど目立たないエピソードかもしれない...

でも僕はこのエピソードを見てから初めてザ・シンプソンズに出会えてよかったと心から思ったエピソードなので第1位。誰が何といおうが。

バート・シンプソンは正直学業の成績が良くない。

そんなバートは遂に先生から「次の歴史のテストの成績がF(59点以下)なら留年させる。」と言われてしまった。

バートは流石にショックを受けたが、生まれ持っての集中力のなさと怠け癖のせいで勉強も満足にすることが出来ない。

一度同じクラスの優等生マーティンに勉強を教えてもらおうとしたが、マーティンバートの悪ガキっぷりに影響されてバカになってしまう...

テスト前日なのにバートはまだ勉強が出来なかったため、「明日は大雪が降って学校が休みになりますように!」という呆れた神頼みをする始末...

しかし願いが叶ってしまいテスト当日大雪が降って学校が休みになった!

大喜びするバートに水を差すよう妹リサがこう言い放った。

リサ「昨日のお兄ちゃんのお祈りを聞いたわよ。私は神様がどんな方かは知らないけどきっと立派な方だわ。そんな神様が願いを聞き入れてくださった。お兄ちゃんは約束を果たすべきじゃない?

バートは心を変えて地下室へ向かい歴史の勉強をした。

街の子供たちが雪遊びをする中、バートは一人で黙々と勉強をした。

そして次の日のテスト。

テスト終了後、バートは先生に「先に今ここで僕の採点をしてくれない?」と頼む。

了承した先生は採点するのだが点数は59点...F判定であった。

バートは大粒の涙を流して悔しがる...

先生はいつもF判定のバートが悔し涙を流しているのを見て戸惑い、涙の訳を聞いた。

バート「先生にはわからないよ、俺今回は本当に頑張ったんだ。本気でやったんだよ。精一杯やったのにまたFなんだ...」


このシーンを見るたびに涙が出てしまう...

だがこのあと一応ハッピーエンドにはなるのだが...

いつも努力が報われるわけでない、本気で頑張ったからこそ涙を流す。

家族向けアニメであるがこういう人生の苦さを見せるのはシンプソンズならではであろう。

このエピソードを初めて見たとき涙を流したが同時に衝撃を受けた。

こういう辛い苦いテーマをあくまでコメディショーという体裁を崩さず表現していることに驚いた。

どのアニメにもないザ・シンプソンズならではの持ち味だろう。

そんなザ・シンプソンズディズニープラスで是非見てほしい!!

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