おすすめ曲
Dream On
1stアルバム『Aerosmith(野獣生誕)』、収録曲。
バンド初のヒットシングルであり荘厳なパワーバラードソング。
Led Zeppelinのような雰囲気を感じるクラシック色の強い曲。
1973年のUSビルボードホットチャートでは59位であったが、1976年に再評価され同チャートにて6位まで浮上した!
ローリング・ストーン誌の『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では199位にランクイン。
また大物ラッパーであるエミネムの楽曲「Sing for the Moment」にてこの曲がサンプリングされている。
Walk This Way
3rdアルバム『Toys in the Attic(闇夜のヘヴィ・ロック)』、収録曲。
初めて聞く方におすすめの彼らの代表曲!!
ファンキーでグルーブ感溢れるギターリフは全世界のロックファンを魅了した!
また歌詞に関してはリズム感・韻重視の散文のようなもので、奇跡的にラップの歌い方に近いものであった。
この曲調は後にAerosmithを救うことになる...
USビルボードホットチャートでは10位を記録!!
Run-D.M.C. のカバーVer.
Aerosmithは1978年~1985年までメンバーのドラッグ問題が原因で低迷期にあった。
そんな彼らの低迷期を救ったのはロックではなく、まさかのヒップホップであった。
当時音楽業界で注目され始めていたヒップホップ界にRun-D.M.C.というグループが大人気であった。
彼らはAerosmithへの敬意をこめて1986年に『Walk This Way』をヒップホップ風にカバー!!
このカバーが大ヒットを記録!
USビルボードホットチャートでは4位を記録!!
USビルボードR&B/ヒップホップチャートでは8位を記録!!
このヒットがきっかけで若い世代が再びAerosmithに注目することとなり、彼らは再ブレークを果たすことになった!
Sweet Emotion
3rdアルバム『Toys in the Attic(闇夜のヘヴィ・ロック)』、収録曲。
ベーシストのトム・ハミルトンが作曲したもので、セクシーなベースラインが特徴的なポップロック。
サビのボーカルハーモニー部分も心地よい!
映画『アルマゲドン』といえば彼らの「I Don’t Want to Miss a Thing」ばかり注目されがちだが、実はこの曲もサウンドトラック収録されている。
USビルボードホットチャートでは36位を記録!!
Back in the Saddle
4thアルバム『Rocks』、収録曲。
初期の楽曲の中でも特にハードロック色の強い楽曲!
ベースラインに関してはAerosmithの中でも一番カッコよいのではないかと思う。
USビルボードホットチャートでは38位を記録!!
この順位以上にロックファンからの人気が高い曲であり、Guns N’ RosesのギタリストSlashやメタリカのジェイムズ・へットフィールドなどがこの曲をお気に入りのロックソングの一つに挙げている。
Janie’s Got a Gun
10thアルバム『Pump』、収録曲。
児童虐待と近親相姦問題などをテーマにした社会的な曲。
この曲のPVの監督はまだ若手であったデヴィッド・フィンチャー監督が担当した。
USビルボードメインストリームロックチャートで2位を記録!
USビルボードホットチャートにて4位を記録した!
またこの曲は1990年のグラミー賞の最優秀ロック・パフォーマンス賞ヴォーカル入りデュオまたはグループ部門を受賞!
Eat the Rich
11thアルバム『Get a Grip』、収録曲。
個人的に一番好きなAerosmithの楽曲!!
イントロでスティーブンがラップのような歌メロを披露したかと思ったら、突然ヘヴィーなドラムのブレークが入る・・・
その後Aerosmithで屈指のクールなギターリフが流れる!!
初めて聞いたときは本当にしびれた・・・
もちろん初めて聴く方におすすめ!
でも曲の最後に汚すぎるゲップがあるので、苦手な人は注意!
USビルボードメインストリームロックチャートで5位を記録!
Cryin’
11thアルバム『Get a Grip』、収録曲。
Aerosmithのバラード系統の中では一番のヒット曲。
スティーブンのソウルフルすぎるボーカルとシャウトがこれでもかというくらい詰まっている。
歌詞の内容は心から愛していないのに付き合ってしまった男の自責の念という感じ。
USビルボードメインストリームロックチャートで1位を記録!
USビルボードホットチャートにて12位を記録した!
またB’zのシングルである「Don’t Leave Me」はほとんどこの曲のパロディである。
I Don’t Want to Miss a Thing
13thアルバム『Just Push Play』(※日本版)、収録曲。
あの映画『アルマゲドン』のテーマソングとして知られており、おそらく日本では一番有名な彼らの曲であると思う。
だが矛盾するようなことを言うが、正確に言うとこの曲はAerosmithの曲ではない。
この曲の作詞作曲はダイアン・ウォーレンという女性ソングライターであり、彼女はこの曲はセリーヌ・ディオンのような人が歌うことを想定していたそうだ。
しかしAerosmithが抜擢されたが、彼らの持ち前のパワーでシンフォニックな雰囲気が漂うパワーバラードへとなった。
USビルボードメインストリームロックチャートで1位を記録!
USビルボードホットチャートにて1位を記録した!
映画の効果もあり結果バンド史上最大のヒット曲となった。
Jaded
13thアルバム『Just Push Play』、収録曲。
この曲は自分のせいで荒んでしまった娘に対して憂いているという内容。
しかしこの曲の歌詞を書いたスティーブン・タイラーの娘リブ・タイラー、またはもう一人のミア・タイラーもこの曲がリリースされた時期にスキャンダルを起こしているわけではない。
もっと別の解釈が可能のように思える。
PVが特に面白く、まるでティム・バートンの世界から出てきたようなセクシーなサーカス団員たちがAerosmithのバックでパフォーマンスをする。
USビルボードメインストリームロックチャートで1位を記録!
USビルボードホットチャートにて7位を記録した!
2002年のグラミー賞の最優秀ロック・パフォーマンス部門にノミネートされた。
おすすめアルバム
『Toys in the Attic(闇夜のヘヴィ・ロック)』(3rdアルバム/1975年)
Aerosmithの第1次黄金期の幕開けとなった記念的アルバム!
またイギリスのハードロックに自国のグルーブ感を導入し始めたのもこのアルバムから。
このアルバムは商業的には成功していたものの、批評家からの評価は芳しくなかった。
というのも当時はミクスチャーロックという概念がなく、Aerosmithの多種多様なジャンルが融合した音楽を中途半端であると評することが多かったためである。
しかし時代を経るにつれてこのアルバムは再評価され、2003年に発表された「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500」にて228位にランクインされた。
USビルボード200チャートで11位を記録!
『Rocks』(4thアルバム/1976年)
Aerosmithの第1次黄金期の最大のヒットアルバムにして後の世代に大きな影響を与えた名盤!
音楽性は前作そのままで、それらに激しさと荒々しさが加わった。
これによってアメリカでのハードロックのイメージがより強固なものへとなった。
またこのアルバムの影響を公言しているミュージシャンが多数いる。
メタリカのジェイムズ・へットフィールドはこのアルバムを聴いてギターを弾きたくなったと語っている。
Nirvanaのカート・コバーンは生前に書き残したトップ50アルバム・リストのなかで本作を挙げていた。
そのほかMötley Crüeのニッキー・シックスやGuns N’ RosesのギタリストSlashも本作からの影響を公言している。
USビルボード200チャートで3位を記録!
ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では366位にランクインしている。
『Permanent Vacation』(9thアルバム/1987年)
Aerosmithの第2次黄金期の幕開けとなったアルバム!
Run-D.M.C.がカバーした「Walk This Way」が大ヒットし、バンドが再び注目された中リリースされたアルバム。
プロデューサーにはAC/DCやボン・ジョビとの仕事で有名なブルース・フェアバーンを起用。
サウンドも当時の流行であったヘヴィメタル系統のものへと変えている。
- Rag Doll・・・全米17位
- Dude (Looks Like a Lady)・・・全米14位
- Angel・・・全米3位
などのヒットシングルが生まれて、見事に長年の低迷期から脱出した!
USビルボード200チャートで11位を記録!
『Get a Grip』(11thアルバム/1992年)
オルタナティブロック隆盛期であるのにも関わらず、全米1位かつ2000万枚の売り上げを記録した大ヒットアルバム!!
時代はグランジ・オルタナティブロック全盛。
ハードロックやヘヴィーメタルなど見向きもされなかった時代。
しかし低迷期という地獄から生還したAerosmithには些細な問題でしかなかった!
非常に聞きやすいアルバムなので初めて聴く方におすすめ!
サウンドも当時の流行であったヘヴィメタル系統のものへと変えている。
- デズモンド・チャイルド
- ドン・ヘンリー (元イーグルスのドラム・ボーカル)
- レニー・クラヴィッツ
などの豪華ミュージシャンたちが本作の制作に参加。
USビルボード200チャートで1位を記録!(バンド初)
またこのアルバムの「Livin’ On The Edge」と「Crazy」はグラミー賞の最優秀ロック・パフォーマンス賞ヴォーカル入りデュオまたはグループ部門を受賞した。
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