Nirvana(ニルヴァーナ)入門編【おすすめ曲・アルバム】

グランジ
画像出典:Nirvana HOME | Facebook
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90年代オルタナシーンの幕開けを知らしめた伝説的グランジバンド

僕は過去のロックバンド全般が大好きだが、悔しいことにリアルタイムで聴いていたリスナーと同じ感動を得られることは絶対にないのだろうということを痛感したバンドがいる。

それが今回紹介するNirvana(ニルヴァーナ)だ。

Nirvana90年代のロックシーンでおそらく最も影響力があったバンドで80年代のミュージックシーンで最も勢いのあったHR/HM(ハードロック・ヘヴィーメタル)系のバンドたちを一掃した人たちとして有名だと思う。

しかしNirvanaの全盛期の1991~1994年、僕は生まれてすらいなかったので後追いで聴かざるを得なかった。

当時洋楽にあまり詳しくなった僕は「グランジというジャンルが90年代に流行ったらしい、特にNirvanaは別格で最強のバンド!」という他人からの情報をもとにNirvanaを始めPearl JamMudhoneySound GardenAlice in Chainsというグランジバンドをまとめて聴いた。

しかし他のバンドに比べ、どうしてもNirvanaは比較的印象が薄かった。

僕はNirvanaグランジ勢の中で圧倒的な成功者と思って聞いてしまっていたからだ。

Nirvanaが頭角を現し始める時期に彼らの音楽を聴けば、おそらく全く別の印象を受けるだろう。

Nirvanaのフロントマンであるカート・コバーンは次のような言葉を残している。

ロックの核心は反体制、反権力だ。

成功した俺にもうロックは歌えない。

聴衆を誰一人ごまかしたくない。

カート・コバーン

おそらく僕のようなリスナーが出てくることを嫌がっていたのだと思う。

晩年彼は成功のプレッシャーや弊害により精神を蝕み、最期は自殺してしまった...

そんなグランジブームの隆盛と終焉を象徴するバンドを今回は紹介。

メンバー

カート・コバーン

ボーカル/ギタリスト。

バンドのフロントマン、ジェネレーションXの代弁者として90年代オルタナティブロックシーンで最も重要な人物の一人

彼の書く「社会への拒絶反応・疎外感」「反体制」の歌詞はまさにジェネレーションX(1960年代後半から70年代中盤生まれ、アメリカで社会的不安が大きい世代)の精神とリンクしていた。

彼は幼少期、BeatlesBlack Sabbath, Led Zeppelin, Aerosmithなどを聴いていた。

その後カートは高校生のときにMelvinsバズ・オズボーンにパンクロックばかりが入ったテープを渡されたことがきっかけでパンクロックに目覚める。

その後の音楽的趣向は

など多岐にわたる。

また彼が生前に残したトップ50アルバム・リストは有名なのでチェックしてほしい。

パンクロックを好む反面、彼はHR/HM系のバンドであるGuns N’ Roses, Van Halen, Mötley Crüe, Extremeなどのバンドを嫌っていた。

彼は晩年音楽的成功によるうつ病に苦しめられる。

1994年4月5日、カートはシアトルの自宅で薬物を服用後にショットガンで頭部を撃ち抜いて自殺しているのが発見される。(他殺説もあり。)

彼の死と共にグランジブームも終焉を迎えた。

2015年に発表されたローリングストーン誌が選ぶ「史上最も偉大なソングライター100」にて54位にランクイン。

また同誌の「史上最も偉大な100人のソングライター」でも45位「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」2003年版において12位2011年版においては73位に選ばれている。

クリス・ノヴォセリック

ベーシスト。

身長201 cmという洋楽界隈でも屈指の巨体である。

クリスカート・コバーンより2歳年上だが、クリスの弟とカートが高校の友人であったため知り合うこととなる。

クリスセックスピストルズラモーンズなどのパンクを好んで聞いていたため、カートに興味を持たれてバンドに誘われて結成した。

カートの死後、彼はSweet 75というバンドを結成し音楽活動を続けていた。

しかし現在は主に執筆活動と政治活動に力を入れている。

デイヴ・グロール

ドラマー。

今でこそFoo Fightersボーカル/ギタリストとして有名であるが、元々Nirvanaのドラマーとして有名だった。

1987~1990年までスクリームというバンドのドラマーとして活動しており、その頃からNirvanaカートクリスは一目を置いていた。(当時Nirvanaは正式なドラマーがおらず、サポートとしてMelvinsデイル・グローヴァーが務めていた。)

スクリーム解散後、デイヴMelvinsバズ・オズボーンの紹介でNirvanaのメンバーと知り合いドラマーとして加入した。

デイヴのドラムプレイの激しさ・正確さは全世界のドラマーの中でも類まれなるもので、2016年に発表した「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」にて27位にランクイン!

また明るい性格故、シャイなカートの代わりにバンドのスポークスマンとして動いていた。

カートの死後、彼はFoo Fightersを結成。

その後も大型フェスのトリを務めたり、グラミー賞の常連になったり、などロックシーンの第一線で活躍し続けている!


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