大人気御礼!!まだあるの?!『サウスパーク』の心を救う名言・名セリフを特集 第4弾!
『サウスパーク』は過激な作風が有名だが、注目するのはそこじゃない!
視聴者の心に刺さるような名言がたくさんある!
前日投稿した
が好評だったのと、まだまだ良い名言・名セリフがあるので第4弾を発表!
今回もバラエティに富んだものばかり!
心温まるものもあれば、笑える名言・皮肉を含んだものまで幅広くあります!
また今回も作者がサウスパーク以外で語った名言も!?
(※英語版しかないエピソードのセリフは僕が和訳しているため、原語とはニュアンスに違いがある可能性あり
恋愛成就のスペシャリストを自称するカートマンの名言
S16E07『恋のキューピット』より。
サウスパーク小学校に黒人の女の子ニコールが転校してきた!
カートマンはナチュラルな人種差別主義者!!
同じ黒人のトークンとニコールがカップルになるべきだと信じて疑わない!!
しかし実際はトークンとニコールはお互いのことなんて全く気にしていなかった。
カートマンはトークンとニコールがカップルになるようにあらゆる手を尽くそうとする。
カートマンは早速バターズを使って手伝わせようとする。
しかしバターズは「それは本当の愛じゃない!」と思って乗り気じゃなかったので、カートマンは説得する。
そのときに名言を残した!!
それがこちら!!
愛というのはウンコをするようなもんだ。
ときには勝手に進行し、ときには優しく激しくいやらしい一押しを与えてやるもんだ。
カートマン/S16E07『恋のキューピット』
とにかく汚い...
しかし的を射ている。
自然の成り行きだけでは恋は実らない。
だがカートマンは善意ではなく自分のエゴでやっていることだからタチが悪い...
主人公たちの儲け話に乗ってさんざんな目にあってしまったクレイグの名言
S12E11『Pandemic 2: The Startling』より。
クレイグは誕生日におばあちゃんから100ドル貰った。
しかしスタン、カイル、カートマン、ケニーの悪童主人公グループに目をつけられて、パン・フルートバンドを結成して儲けないかという誘いを受ける。
活動費にはクレイグが持つ100ドルが必要だというが、バンドで儲けて2,3倍にして返すと主人公たちがいう。
クレイグはそれを信じて100ドルを渡してしまった。
すぐにバンドを結成し活動を開始するが、なぜか政府要人たちに拉致されてしまう。
そしてクレイグたちはなぜかペルー奥地の遺跡にまで連れていかれる。
ありえないことの連続と100ドルを無駄にされた怒りでクレイグは名言を残した。
どうにも出来ないことがあるんだと実感した。
俺たちはただ人生というステージにいるプレイヤーにすぎない。
そして俺は金目当てに近づいてくる連中を無視することを学んだ。
クレイグ/S12E11『Pandemic 2: The Startling』
仏教の教えと世渡りの教えを両方教えてくれる名言。
クレイグは小学4年生にして高度なことを悟っていた。
「無知の知」?、スタンが黒人のトークンと仲直りしたときの名やりとり!
S11E01『With Apologies to Jesse Jackson』より。
ことの発端は、スタンの父ランディのアホな行動であった。
ランディが全国ネットのクイズ番組に出演したが、番組内でとんでもないことをやらかす!
なんと生放送でランディは”Nから始まる黒人を差別する言葉”をうっかり言ってしまった!!
スタンは学校中で父のことを揶揄われるかもと心配していたが、最も心配していたのは同じクラスの黒人の男子トークンのことであった。
トークンはかなり怒っているんじゃないかとスタンは心配していた。
スタンはトークンに「親父が全国ネットであんなこと言ってしまったけど、親父はただのバカなんだ。気にするようなことじゃないし、大したことないよ」と弁解した。
だがトークンはこのスタンの「大したことない」という発言に怒っていた。
トークンは「まぁ現実的には大問題だね。うっかりだろうがどんな気分になるか理解していないだろう。大したことないとか言うなよ。」と言い返す。
二人に溝は深まるばかり。
しかしエピソード終盤、スタンはある真理にたどり着きトークンのもとへ行く。
その時の名やりとりがこちら!
スタン「トークン、やっとわかったよ、『わからないんだ』!」
スタン「言われた気持ちを理解できるって言ったけどわからないんだ。黒人が差別用語を言われたら、それがどんな気分かわからない。それがわかった。」
トークン「わかったようだな」
スタン「あぁ!わからないんだ!」
トークン「・・・ありがとう。」
S11E01『With Apologies to Jesse Jackson』
トークンははじめから差別用語よりも、スタンに大したことが無いと言われたことに怒っていた。
しかしスタンは「トークンは差別用語のことをしつこく怒っている。」と勘違いして、差別される人の気持ちがわかったとか言ってトークンに絡もうとした。
だが実際問題わかるわけがない。
それなのにわかった風な口を利かれるのはとても腹が立つことだ。
わからないってことは決してダメなことではないことを知る良いエピソードでした。
全米のモラルが低下しつつあるご時世、モラルの向上に一役買ったジェームス・キャメロンのよくわからない名言!!
S16E09『モラルの引き揚げ』より。
最初にアメリカの違和感に気づいたのはカイルだった。
スーパーマーケットでは歩くのも面倒くさい肥満の人向けのカートの貸し出しがされており、この事業に多大な社会保障費が投入されていたことを知る。
さらにテレビのバラエティ番組では、6歳の肥満過ぎる女の子「ハニーブーブー」が人気を博していた。もうアメリカでは肥満であることを恥じるモラルがなかった。
カイルはこれこそ社会問題であると危機感を覚える。
カイルは「肥満であることは恥じるべきこと」と認知させるための運動を興す。
だが手遅れ...もうモラルのバーは下がりきっていた。
しかしこのバーを揚げた人間がいた。
揚げたのはまさかの大物映画監督ジェームス・キャメロン!!
バーを揚げた彼はよくわからない名言を残すのであった。
ジェームス・キャメロンはジェームス・キャメロンのためにジェームス・キャメロンのするようなことはしない。
ジェームス・キャメロンがすることはジェームス・キャメロンがする。なぜならジェームス・キャメロンはジェームス・キャメロンなのだから。
ジェームス・キャメロン/S16E09『モラルの引き揚げ』
「代名詞に親でも殺されたのか?」って思うほどの文章だ。
実際に代名詞を入れて翻訳すると、
「俺は俺自身のために俺がするようなことはしない。俺がすることは俺がする。なぜなら俺は俺だからだ。」
・・・ごめん、やっぱり意味が分からん。
しかしなんだかよくわからないが胸が熱くなるセリフだった。
もしかしたら彼の映画である『タイタニック』・『ターミネーター1・2』・『アバター』などを観れば意味が分かるかもしれない...?
過保護な対応によって障害者ティミーから活躍の場を奪った大人たちにスタンが言い放った名セリフ
S04E03『ティミー!ティミー!ティミー!』より。
ティミー初の主役回!!
ティミーはサウスパーク小学校の生徒で知的障碍者で足も不自由で車いすに乗っている。
ティミーは基本「ティミー!」という言葉しか発しない。
そんなティミーは売れないバンド“Lord of the Underworld”のボーカルとして加入した。
“Lord of the Underworld”は大型ロックフェスの出場者を決める公開オーディションライブに参加!
ティミーのクールなシャウトにみんなバンドに釘付け!オーディションにも合格になりティミーと“Lord of the Underworld”は大人気バンドとなった。
しかしティミーのことで世間が騒ぎはじめた。
「障碍者をライブに出すべきじゃない、笑いものにしているだけ!」・「あの子はきっと悲しんでいる」など障害者を見世物にするなという風潮が出来上がっていた!
しかしエピソード終盤、スタンは上記の風潮に対して一言申す!!
確かにティミーを見て笑った。でも笑うのがなぜ悪い?
笑ったからって別にティミーを馬鹿にしているわけじゃないんだ。
歌はティミーを、ティミーは僕らを笑顔にする。そのどこがいけないのさ。
「ティミーのような子が好奇の目に晒されないように守るべきだ!」とか言うけど、それって隠すだけでしょ?
ティミーのバンドのいいところは、皆がティミーを見て何を感じようが、ティミーの存在自体を認めざるを得ないってとこ。
だからティミーは最高なんだ!
スタン/S04E03『ティミー!ティミー!ティミー!』
後に作者であるトレイはこのメッセージこそティミーを作品に出した理由であることを語った!
そのときの発言が以下のものである。
それがティミーの狙いなんだ。
みんな障害児を見ないようにしている、それは恐ろしいことだよ。
ティミーは障害児だから大反響があった。
障害が個性となってヒーローになれた。障害は人間であることの個性の一部なんだ。
トレイ・パーカー/日本WOWOW特番『サウスパーク初級講座~うんちクてんこもり!~』
障害を悲しいこと・同情すべきことだという思い込みを取っ払い、障害は人間の大事な個性としてサウスパークでは描いている。
人種や病気、政治的・社会的地位なんてものを取っ払い全ての人間を平等に扱う!!
だからサウスパークは最高なんだ!
今日はこの辺でおしまい!
次回も是非見てください!!
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