あのマイケル・ジョーダンとルーニーチューンズがバスケをやる映画!?
僕はバスケが大好きだ!
特にNBA(世代的には2010年代前後の頃)。
あと言わずもがなカートゥーンも大好きだ。
しかもこの映画ではNBAのスーパースターでありレジェンド、マイケル・ジョーダンがルーニーチューンズのキャラクターたちとバスケをする!!
そんな好きなものたちが融合して映画になっていれば面白いに決まっている。
そう思っていたけど...
この映画に限ってはまるでラーメンの中にカレーを入れるくらいカオスな仕上がりになっていた。
いわば2つの要素の調和がない...
しかしつまらないってわけではない。
詳しく語っていきたいと思う。
あらすじ
あのNBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンがバスケット選手を引退し、プロ野球選手に転職していた。(実話)
一方そのころ宇宙人が経営する遊園地は人気がなく、新しいスターを探そうとした時、地球のテレビで活躍するルーニー・テューンズのメンバーを目をつけた。
彼らを遊園地で働かせるために宇宙人は地球へやってきたが、奴隷として遊園地で働かされたくないバッグス達は彼らをうまく騙し、宇宙に連れて行かれないために彼らの体が小さいことからバスケットで試合して勝負することを提案する。
しかし宇宙人達はNBA選手の話を聞いて彼らの才能を盗み、パワーアップし試合に挑もうとしていた。
これにはまずいと判断したバッグスもプロ野球選手に転職していたマイケル・ジョーダンを引っさげ、彼らのピンチに駆けつけたローラ・バニーも仲間に加え、試合に臨む。
登場人物
人間側
マイケル・ジョーダン
もはや説明不要のNBAのスーパースターでありレジェンド!!
そして本作の主人公!
作中で彼はプロ野球選手になっているが、これはギャグではなくマジ!
マイケル・ジョーダンは本当に1993年~1994年までメジャーリーグに挑戦しており、シカゴ・ホワイトソックス傘下AA級バーミングハム・バロンズで活動していた。
しかし1995年にNBAに復帰する。
スタン
マイケル・ジョーダンのマネージャーを務めるスタン。
すこしおっちょこちょい。
演じているのはウェイン・ナイト。
あの『ジュラシック・パーク』でトラブルの元凶のデブの人!
またこのブログで紹介した『ラットレース』にも出演している!
チャールズ・バークレー
NBA史上最高のパワーフォワードの一人、チャールズ・バークレー。
”空飛ぶ冷蔵庫”というあだ名で親しまれ、類まれな跳躍力とフィジカルでリバウンドを量産した。
また大変な毒舌家・ビッグマウスであることから、あの『スラムダンク』の主人公”桜木花道”のモデルでもある!
パトリック・ユーイング
80年代~90年代で活躍したリーグを代表するセンター、パトリック・ユーイング。
身長213センチ、体重115キロという巨体とオフェンス・ディフェンスともに優れたプレイで有名!
画像を見ればすぐわかるが『スラムダンク』のゴリこと”赤木剛憲” のモデル。
マグジー・ボーグス
身長160センチというNBA史上最も身長の低い選手として有名!
しかし身体能力はすさまじく、上記のパトリック・ユーイング(身長213センチ)をブロックしたこともある!
現在は高校のバスケ部のコーチをしているらしい。
ショーン・ブラッドリー
驚異の身長229cmを誇るNBAのセンター!
しかし身長の高さゆえに膝への負担が大きく、故障も多かった。
現在は高校のバスケのコーチをしている。
ラリー・バード
黒人のスター選手が多いNBAで、かなり注目を集めたレジェンド白人シューター!
史上最高のスモールフォワードの一人として語られることが多い!
ビル・マーレイ
『ゴーストバスターズ』や『恋はデジャブ』などで有名なコメディ俳優!
本作では本人役で出演!
そしてなぜかバスケットボール選手になりたがっており、コネで選手になれないかとラリー・バードに何度もお願いしていいた!
そして彼はラストで・・・・・・!!!
ルーニーチューンズ側
バッグス・バニー
「どったの?せんせー!」でおなじみの狡猾なウサギ、バックス・バニー!!
いつもはずる賢い作戦で相手を手玉に取るが、本作では通用しなかったためマイケル・ジョーダンの力を借りに行く!
ダフィー・ダック
バックス・バニーにいつもやられているマヌケなカモ、ダフィー・ダック。
本作でもそのマヌケっぷりは健在だ!
ローラ・バニー
この映画で初めて登場したオリジナルキャラクター。
バックス・バニーの女の子版っていう感じだが、デザインがセクシー過ぎたためアメリカの男の子たち及び変態を虜にした。
ルーニーチューンズ側の中では唯一のバスケ経験者。
あのマイケル・ジョーダンが褒めるレベルで上手い!
モンスターズ
本作の敵キャラ。
バッグス達を奴隷として遊園地で働かせるために地球にやってきた奴ら!
本当は全員チビだが、NBAのスター選手の才能を吸い取ることでパワーアップした!
見どころ
良い点
実写とアニメの高度な融合
映像技術が凄い。
「カートゥーンでありがちな表現が現実世界に起きたらどうなるんだろう?」という妄想が実現されたのが感動的だった。
それだけでもこの映画は価値があると思う。
あくまでマイケル・ジョーダンを立てる!
主役はあくまでマイケル・ジョーダン!!
あとジョーダンがルーニーチューンズのキャラクターたちとバスケをするが、そもそもジョーダンの動きが人間離れしているため「もしかしてジョーダンってカートゥーンのキャラ?」と錯覚してしまう!
そして物語の全体の流れは熱いスポーツ映画って感じで、コメディを交えつつもジョーダンがルーニーチューンズのキャラクターたちに「絶対あきらめないこと」を力説する。
シンプル・イズ・ベスト!
キッズ向け映画ならこれくらいのメッセージがちょうどいい!
悪い点
ルーニーチューンズたちが全体的にアホ化してる?
そもそも僕がルーニーチューンズのアニメで好きなところはローテンションなノリ。
例えばバッグス・バニーがダフィー・ダックを悪知恵を使ってハメた後、ダフィー・ダックは一度落ち着いてバッグス・バニーに攻寄る。
絵面は派手だがキャラのテンションは大体ローテンション。
そしてここぞというときにハイテンションになる。
まるでオズワルドの漫才のような構成。
そんなルーニーチューンズ、バッグス・バニーたちが好きなのだが...
本作ではそんなノリは見れない...常にどのキャラもハイテンション。
僕が感じていたルーニーチューンズの面白さというものが、映画にはなかった...
あと全体的に生身の人間に対して失礼。不快さが出るレベルで。
しかしこの映画は子供向け映画。
おそらく子供相手なら常時ハイテンションの方が良いのだろうか?
真相はわからない。
NBAのスーパースターたちの演技の酷さ
この指摘はもはや言いがかりレベルなので、軽い気持ちで見てほしい。
そもそもスポーツ選手に演技力を求めること自体おかしい話だが、スルーするのも感想を書く身として気が引けるので詳しく書いていきたいと思います。
まずマイケル・ジョーダン以外のスター選手たち(チャールズ・バークレーやパトリック・ユーイングなど)の棒読みが酷い!
しかしこれは字幕版を見ないと気づかない。
吹き替え版は豪華声優が担当しているので気にならないので一応問題なし…!
あとマイケル・ジョーダンの演技も気になるところがある。
それは常に目線がオカシイこと。
彼はルーニーチューンズたちと話している場面が多いが、実際に演技するときは相手が誰もいない状態でしないといけない。
CG相手に演技しないといけないのだが、目線がバラバラだと本当にキャラクターたちに話しかけているのかわかりずらい。
そのような点でマイケル・ジョーダンの演技が気になった。
でも正直普通の役者でもCGを相手に演技をするなんて難しい。
それをスポーツ選手に求めるのもおかしいが...でも劇中は本当に気になる。
視聴するには?
現在はAmazon Primeにて配信中!
またDVDも好評発売中!!
今年続編『スペース・プレイヤーズ』が公開!
今年8月27日に日本で本作の続編『スペース・プレイヤーズ』が公開される!!
主演は2000年代から2010年代を代表するNBAスター選手、”レブロン・ジェームス”
またマイケル・ジョーダンも出演するとのこと!
それだけではない!
なんとバットマンやスクービー・ドゥー、アニマニアックス、『It』のペニーワイズなど豪華なメンバーがカメオ出演するとのこと!!
是非見てみたい!!
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