エレクトロハウスを代表するディスコサイボーグコンビ!
突然の解散・・・
【新着】Daft Punkが解散との報道 https://t.co/aVvR2diV58
— FNMNL (フェノメナル) (@fnmnltv) February 22, 2021
本当にびっくりした...
解散するとは・・・
Daft Punkのアルバムは2013年の『Random Access Memories』以降発表していないから、新アルバムが出ないか楽しみにしていたのに...
この記事を書いている最中はまだ解散の理由は発表されていない。
↓しかし爆発して終わりとは...
Daft PunkはYouTubeチャンネルで「エピローグ」というタイトルの動画を公開。
惜しくも解散してしまった彼らの音楽・功績を紹介したいと思います。
多くの人々がDaft Punkを忘れずに応援し続ければ、またいつの日か”One more time”と歌って再結成してくれそうな気がするから。
概要
Daft Punkはフランス出身、二人組のエレクトロハウスデュオ。
右がトーマ・バンガルテル (Thomas Bangalter)。
左がギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(”Guy-Manuel” de Homem-Christo)
二人は10代の時に学校で出会い意気投合。
1990年にこの二人とローラン・ブランコウィッツ(現Phoenixのギタリスト)と「ダーリン」という名前のインディーロックバンドを結成した。
音楽活動を進めるがイギリスの音楽誌「メロディー・メーカー」が「ダーリン」の音楽を酷評し、“a daft punky thrash”と罵った。
しかしトーマとギ=マニュエルはこのフレーズを気に入り、ダーリンは解散し改めて1993年に「Daft Punk」を結成!
ドラムマシンやシンセサイザー等の楽器に傾倒するようになった。
後に二人は21世紀のダンスミュージックにおいて最も影響力のあるバンドとして名をあげる!
Daft Punkと松本零士
Daft PunkはMV(ミュージックビデオ)にも力を入れており、1997年の1stアルバム『Homework』からシングルカットされた曲たちは実力のある若手からベテランの映像監督たちを起用した。
- 『Around The World』のMV監督はミッシェル・ゴンドリー
- 『Da Funk』のMV監督はスパイク・ジョーンズ
- 『Revolution 909』のMV監督はロマン・コッポラ
全員世界的に有名な映像監督だ。
そして2001年、2ndアルバム『Discovery』からシングルカットされた4曲全てのMV監督を松本零士(代表作『銀河鉄道999』・『宇宙戦艦ヤマト』など)が担当した。
Daft Punkの二人はかねてから松本零士のファンであったため起用した。
また2003年にもコラボレーションし、全編67分のSFアニメーションオペラ『インターステラ555』を発表した。
全編が『Discovery』の曲で構成されており、太陽系外のある惑星、青い肌の宇宙人である4人のバンド『ザ・クレッシェンドールズ』の物語となっている。
おすすめの曲
Around The World
1stアルバム『Homework』(1998)収録曲。
シンプルでクールなベースラインが癖になるディスコ風ハウスミュージック。
各国のダンスミュージックチャートで1位になった名曲。
2011年に英国音楽情報サイトNMEが発表した「過去15年間のベストトラック150」のリストで21位にランクイン!
UKシングルチャートで5位。
UKダンスチャートで1位を記録。
USビルボードチャートで61位を記録。
USダンスクラブチャートで1位を記録。
One More Time
2ndアルバム『Discovery』(2001)収録曲。
おそらくDaft Punkを知らない人でも聞いたことがありそうなくらい有名な曲。
ファンキーなリズムにのったオートチューンがかかった歌声が特徴。
オートチューン以前は昔からあったサウンドエフェクトであり、自分の歌声がデジタル処理され加工されるという点で賛否両論があったが、結局のところオートチューンは後世のミュージシャンに大きな影響を与えた。
多くの人が気持ちよく盛り上がれる曲、ダンスミュージックとして一番重要な要素を持っている曲だ。
UKシングルチャートで2位。
UKダンスチャートで1位を記録。
USビルボードチャートで61位を記録。
USダンスクラブチャートで1位を記録。
Digital Love
2ndアルバム『Discovery』(2001)収録曲。
とても爽やかなダンスミュージックだが、歌メロの比重が大きい。
曲後半のギターソロのようなシンセサイザー(どの楽器を使っているか正直わからない)の怒号のメロディフレーズが好きで、血肉湧き踊ってしまう。
過去に僕はこの曲をコピーしたことがあり、そのときは上記のフレーズをギターで弾いた。
エフェクターはディストーション系とフェイザーを使えば似たような音を再現できた。
UKシングルチャートで14位。
UKダンスチャートで8位を記録。
USダンスクラブチャートで9位を記録。
Harder, Better, Faster, Stronger
2ndアルバム『Discovery』(2001)収録曲。
忙しいときに頭の中でこの音楽を流すと、ストレスが解消されリズミカルに作業をこなすことが出来る(笑)
UKシングルチャートで25位。
UKダンスチャートで3位を記録。
USダンスクラブチャートで3位を記録。
バンドの有名な曲の一つで、カニエ・ウエストも『Stronger』にてこの曲をサンプリングした。
Technologic
3rdアルバム『Human After All』(2005)収録曲。
バンドの中でも特に近未来・サイバーパンク的クールな雰囲気を感じられるため、個人的にはお気に入り。
このMVのロボットの制作を担当したトニー・ガードナーはあの映画『チャイルドプレイ/チャッキーの種』でチャッキー人形のロボットを制作した人でもある。
なんとなくMVのロボットもチャッキーっぽく見える...
UKシングルチャートで40位。
UKダンスチャートで1位を記録。
あと完全に余談だが、トニー・ガードナーはマイケル・ジャクソンの『スリラー』のMVで一番最初に墓から出てくるゾンビの役も担当している。
Get Lucky
4thアルバム『Random Access Memories』(2013)収録曲。
2010年代でも彼らの音楽は衰えるどころかスタイルを変えて第56回グラミー賞の最優秀レコード賞及び最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンスを受賞。
収録されたアルバム『Random Access Memories』も同年のグラミー賞の最優秀アルバム、及び最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバムに選出された!
曲はファレル・ウィリアムスとナイル・ロジャース(Chicの天才ファンクギタリスト)との共作で、70年代ディスコミュージックを想起させるようなおしゃれでシンプルな曲。
UKシングルチャートで1位。
USビルボードチャートで2位を記録。
その他17か国のヒットチャートで1位を記録した!
おすすめのアルバム
『Homework』(1997/1stアルバム)
Daft Punkの最初のアルバムであり、このアルバムの商業的成功によってフランスのハウスミュージックシーンが世界から注目されるきっかけとなった。
またそれだけにとどまらず、全世界のクラブミュージックに多大な影響を与えることになった。
当時14か国のヒットチャートに入り、自国フランスのアルバムヒットチャートでは3位、イギリスのアルバムチャートでは3位を記録した。
※余談であるが本アルバム収録曲「Oh Yeah」とライザップのCMの曲が酷似している。
UKアルバムチャートでは8位!
USビルボードチャートでは150位を記録した!
『Discovery』(2001/2ndアルバム)
このアルバムではハウスミュージックからシンセポップ志向になったアルバム。
よってキャッチ―で聞きやすいアルバムになっており一番初めに聴く方におすすめ。
おそらく収録曲の中にはほとんどの人がどこかで聞いたことがあるものがいくつか入っていると思う。
UKアルバムチャートでは2位!
USビルボードチャートでは23位を記録した!
またローリングストーン誌が発表したThe 500 Greatest Albums of All Time(2020年改訂版)では236位にランクインされた!
『Random Access Memories』(2013/4thアルバム)
彼らの革新性とアメリカの古き良きディスコミュージックが融合した大名盤!!
これも一番初めに聴く方におすすめ。
2014年度の第56回グラミー賞では
- 最優秀アルバム
- ベスト・ダンス/エレクトロニカ・アルバム
- ベスト・エンジニア・アルバム
を受賞!
さらにこのアルバムの収録曲「Get Lucky」は
- 年間最優秀レコード
- ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス
を受賞した!
UKアルバムチャートでは1位!
USビルボードチャートでは1位を記録した!
その他15か国の音楽チャートで1位を獲得したメガヒットアルバム!!
またローリングストーン誌が発表したThe 500 Greatest Albums of All Time(2020年改訂版)では295位にランクインされた!
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