おすすめ曲
West End Girls
1stアルバム『Please』(1986年)、収録曲であり彼らのデビューシングル!
デビューシングルでありながら彼らの中では最大のヒット曲!!
歌詞は当時のイギリス人の貧困問題を風刺した内容となっている。
曲名のWest End Girlsとはロンドンの比較的裕福な家が多い地域ウエストエンドに住む女性のことであり、歌詞の中でロンドンの比較的貧困な家が多い地域イーストエンドの男性と比較している。
また音楽もただのシンセポップではなく、ヒップホップの要素を取り入れており従来のシンセポップより踊りやすい音楽へとなった。
このように社会風刺とヒップホップの要素が混じるというセンセーショナルなポップソングは大衆からも批評家からも絶賛されて大ヒットを記録!
UKシングルチャートで1位を記録!
USビルボードホット100で1位を記録!
USダンスクラブソングスでも1位を記録!
1987年のブリットアワードではベストシングルに選ばれている!
It’s a Sin
2ndアルバム『Actually』(1987年)、収録曲。
今でもPet Shop Boys(ペットショップボーイズ)のライブでは定番の人気曲!
イントロからドラマチックかつ荘厳な雰囲気を感じさせるメロディが始まる。
ニール・テナントは上記で語ったように同性愛者であったが、青年時代は厳格なカトリックの学校で過ごしておりそこで暮らしの苦しさや疑問からこの曲が生まれた。
2021年にはこの曲をタイトルに使用したドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』に主演したオリー・アレクサンダーのソロ・プロジェクト、Years & Yearsによるカバー・ヴァージョンもリリースされた。
UKシングルチャートで1位を記録!
USビルボードホット100で9位を記録!
USダンスクラブソングスでも3位を記録!
What Have I Done to Deserve This?
2ndアルバム『Actually』(1987年)、収録曲。
ニール・テナントが尊敬してやまない女性シンガーダスティ・スプリングフィールドとのコラボ曲。
この曲はPet Shop Boys側が提案したものであり、はじめコラボ依頼を受けたダスティ・スプリングフィールドは当時音楽への情熱を失っており一度依頼を拒否した。
しかしダスティ・スプリングフィールドはラジオで彼らの「West End Girls」を聴いたことで心が変わりコラボが実現した!!
クラシックな雰囲気を感じる軽やかなポップソング!!
またこの曲のヒットによりダスティ・スプリングフィールドは再び音楽活動を始めるきっかけとなった!!
UKシングルチャートで2位を記録!
USビルボードホット100で2位を記録!
Always on My Mind
3rdアルバム『Introspective』(1987年)、収録曲。
Pet Shop Boysによる初めてのクリスマス曲!!
またこの曲はブレンダ・リーやエルヴィス・プレスリーが歌っていたことで有名な曲であり、カバー曲となる。
当時イギリスの音楽番組ラブ・ミー・テンダーではエルヴィス・プレスリー没後10周年を記念して様々なアーティストがエルヴィス・プレスリーのカバーを披露していた。
その一環でPet Shop Boysは『Always on My Mind』を披露すると非常に好評であったため、シングルとして発売するに至った。
元々はバラードソングであるがPet Shop Boysはハーモニー豊かな力強いポップソングにアレンジしている。
そのためコード進行を複雑にアレンジしたとされている。
UKシングルチャートで1位を記録!
USビルボードホット100で8位を記録!
またKillersとのコラボヴァージョンもよいので聞いてほしい!!
Domino Dancing
3rdアルバム『Introspective』(1987年)、収録曲。
Pet Shop Boysが初めてラテン系の音楽に傾倒した曲!!
しかし今までUKシングルチャートで1,2位をキープし続けていた彼らが初めてTOP5から脱落した曲である。
またPVは同性愛的表現が多いことで有名!
UKシングルチャートで7位を記録!
USビルボードホット100で18位を記録!
Go West
5thアルバム『Very』、収録曲。
この曲は元々ヴィレッジ・ピープルのヒット曲。
19世紀当時のアメリカの新聞人・政治家ホレス・グリーリーが人々に西部開拓を呼びかけた有名な論説の一節、「西部に行け若者よ」(Go West, young man)に因んで、1970年代にヴィレッジピープルがゲイの解放区と呼ばれていたアメリカ西海岸のサンフラシスコを目指すよう「Go West」と歌った曲!!
1991年にQueenのフレディ・マーキュリーがHIVでこの世を去ったことをきっかけに、ニール・テナントはエイズ啓発チャリティーイベントに参加するようになりこの曲を歌った。
またミュージックビデオでは当時の情勢(ソ連崩壊)や全体主義を皮肉る内容も含まれてる。
またカバーではあるが原曲にない歌詞やメロディも追加されているため、クレジットにはPet Shop Boysの2人の名前が入っている。
原曲のポップな雰囲気とは別に、重厚で荘厳な雰囲気が癖になる。
UKシングルチャートで2位を記録!
USダンスクラブソングスでは1位を記録!
New York City Boy
7thアルバム『Nightlife』、収録曲。
シングルは1999年に発売されたが、まだまだ音楽チャートでも勢いがあることを証明した曲!!
当時最新のエレクトロミュージックと優雅なストレングスサウンドが融合した奇抜なアレンジに注目してほしい!!
また歌詞ではディスコに関することを歌っている!
ジャンルで言えばニューディスコって感じ!!
UKシングルチャートで14位を記録!
USダンスクラブソングスでは1位を記録!
おすすめアルバム
『Please』(1stアルバム/1986年)
全世界に衝撃を与えたシンセポップの代表的アルバム!!
Pet Shop Boysのデビューアルバムであるが、デビューにして大々的にヒットを記録!!
アルバムの内容の歌詞はほとんど同性愛を匂わせる曲がほとんどであるが、ニール・テナントは自身のセクシャリティについて明言しなかった。(※本人曰く「曖昧さを楽しんでほしい」という意向から。)
「West End Girls」を始め、「Opportunities (Let’s Make Lots of Money)」・「Love Comes Quickly」・「Suburbia」などヒットシングルが盛りだくさん!!
UKアルバムチャートで3位!
USビルボード200にて7位!
『Actually』(2ndアルバム/1987年)
ポップでありながら政治的メッセージも込められたダンスポップアルバム!!
当時のサッチャリズムについての批判が込められたアルバム!!
ポップでありながらどこか暗い不吉な雰囲気と言うのはこのアルバムで完成された!!
全世界で400万以上のセールスを誇り、商業的成績も前作の『Please』を上回った!!
UKアルバムチャートで2位!
USビルボード200にて25位!
メロディックな要素を出来る限り排除した純粋なダンスポップとして商業的成功以上に専門家・評論家から絶賛された!
ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では435位にランクインしている。
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