今年2021年、ようやく『キャンディマン』がリメイクされる!!
キャンディマンとは何か?
一言でいうと都市伝説だ。
鏡の前で「キャンディマン」と5回唱えると、キャンディマンが現れて彼の右手にあるフックで引き裂かれるという。
1992年に公開された本作はこの都市伝説を扱っている。
この映画の原作/製作総指揮は『ヘルレイザー』シリーズを作ったあのクライヴ・バーカー。
モダンホラー・現代ゴシックホラーの第一人者が製作していたのだ。
そして今年2021年10月15日に本作の正式な続編『キャンディマン』が日本で公開される!!
(※正式な続編と言ったのは『キャンディマン2』・『キャンディマン3』があるがそれらをなかったことにして今回は『キャンディマン(1992年版)』の続編を作ったため。)
監督は『ゲット・アウト』や『アス』など名作ホラーを世に放ってきたジョーダン・ピール!
これは期待大だ!!
『キャンディマン』について詳しくない方のために、今回は『キャンディマン』の基本知識や見どころを紹介し、是非続編を楽しんでもらいたい。
あらすじ
舞台はアメリカ、シカゴの工業地帯。
都市伝説の研究をしている大学院生ヘレン・ライル。
彼女は「キャンディマン」に関する都市伝説を研究していた。
「キャンディマン」は背の高い黒人男性で、切断された右手にはフック状の鈎爪がついている。
鏡の前で「キャンディマン」と5回唱えると、彼は現れて呼び出したものを鈎爪で引き裂くというのだ。
彼女は研究過程で低所得者向け住宅公団「カブリーニグリーン」で昔起こった25人が殺害された事件と「キャンディマン」が関係していることに気づく。
元々都市伝説には懐疑的だったヘレンは面白半分で「キャンディマン」 と鏡の前で5回唱えてしまう!!
しかしそのときは何も起こらなかった。
安心したヘレン。
だがその後彼女の身の回りで奇怪な変死事件が起こり始める...
見どころ
キャンディマンを演じたトニー・トッドの圧倒的存在感!
キャンディマンを演じた俳優は知る人ぞ知る名優トニー・トッド。
彼の演じるキャンディマンは恐ろしいのはもちろん、どこか知的な雰囲気が今までにないホラー映画のキャラクター像を形成した。
当時は『羊たちの沈黙』の大ヒットによってレクター博士のような静かで知的な殺人鬼がトレンドであったのも影響していると思う。
しかし本作はサイコサスペンスではなく、ファンタジー寄りのホラー。
そのようなジャンルで黒人のトニー・トッドが知的なホラーアイコンを演じることはかなり画期的な試みであったと思うし、実際映画の雰囲気とキャラクターが見事にマッチしていた。
だが当時彼がキャンディマンを演じるにあたりNAACP(全米有色人地位向上協会)から批判が来たそうだ。
彼らの言い分は「黒人に悪役を演じさせる」というのが望ましいものでないということだった。
しかしトニー・トッドが演じた「キャンディマン」はホラーファンの間で人気が高い。
アメリカのメディアサイト”Bloody Disgusting”が発表した「ホラー映画史の殺人鬼トップ13」にて第8位にランクインした。
また同じようなメディアサイト”UGO Networks”でも発表された 「ホラー映画史の殺人鬼トップ11」 でも第8位にランクイン。
トニー・トッドが演じる「キャンディマン」はホラー映画史に名を遺す存在になったと言える。
また最新版の「キャンディマン」も引き続きトニー・トッドが演じるので楽しみで仕方がない!
都市伝説そのものが持つ怖さと魅力
都市伝説はみんなが知っている・信じているからこそ恐怖感が増す。
都市伝説がどれだけ非現実的なことでも、みんなが信じていれば集団心理的な働きによって真実味を帯びてしまう。
キャンディマンが存在できる理由も上記のようなものであり、「みんなが本気でキャンディマンを恐れている」からこそ存在を維持できる。
これは『エルム街の悪夢』の殺人鬼フレディ・クルーガーも同様の理由で存在を維持している。
まさにこの手のジャンルのお約束になりつつあるのだろう。
『キャンディマン』は都市伝説、古くから伝わる悪意や因縁が何も知らない者に襲い掛かる理不尽さと恐怖を描いているので、そこに注目してほしい。
それこそ本編でキャンディマンは懐疑的でありキャンディマンの伝承を非現実的であると調査し世間に広めようとしたヘレンを狙ったのであった。
しかしキャンディマンにはヘレンを狙うもう一つの理由があった・・・
それはあなたの目で確かめてほしい!
視聴するには?
「キャンディマン」は現在
U-Next
で視聴可能だ!
またDVD・BDも販売中!!
是非チェックしてください!
コメント