今度は全面戦争!?チャッキーVS.アンディの長年の勝負についに終止符が!?
1988年に『チャイルド・プレイ』が公開され、その大ヒットを受けて1990年に『チャイルド・プレイ2』が公開!
そして1991年に今回紹介する『チャイルド・プレイ3』が公開された!
スケジュールがかなりキツキツなのだ。
はじめに言っておくと、この映画はファン・批評家・製作者全員からの評価が低い...
特にこの『チャイルド・プレイ』シリーズの創案者であるドン・マンシーニがこの『チャイルド・プレイ3』をシリーズ最低の作品であると公言していた...
だが作るべきかそうでないかの議論で言うと、僕は個人的に『チャイルド・プレイ3』は作るべきだった作品だと思う。
『チャイルド・プレイ3』からあの怖い殺人人形チャッキーがとても可愛らしい親しみやすい存在に思えるのだ!
この本作の作風は後のシリーズに多大な影響を与えることとなる。
そのような意味ではこの映画は確実に必要であったと思える。
ではあらすじの紹介に入りたいと思う。
あらすじ
前作アンディとカイルがチャッキーを破壊して以降、プレイパルス社はグッドガイ人形の生産を打ち止め工場も廃止していた。
しかし8年後。
プレイパルス社はようやくグッドガイ人形の再販を決定、同社は工場を再起動させてグッドガイ人形のラインを動かす。
しかし新しく作ったグッドガイ人形にチャッキーの血が混じってしまい、再びチャッキーは復活してしまう!
チャッキーはプレイパルス社のCEOのサリヴァンを殺し、コンピュータ記録からアンディの居場所を突き止めた!
一方アンディは16歳になっており、陸軍学校の訓練生として入学しようとしていた。
チャッキーはアンディ宛のお届け物として陸軍学校へと届けられたが、訓練生のタイラーがアンディに内緒で届け物を開いてしまう。
チャッキーは自ら動いてタイラーを脅かそうとするが、タイラーがビビらなかったためなぜか2人は仲良くなる。
そうチャッキーはアンディの肉体ではなくタイラーの肉体を乗っ取ろうとしたのだ!
アンディはタイラーをチャッキーの魔の手から救うため死闘を繰り広げる!!
見どころ
ギャグキャラ化するチャッキー!
本作が賛否両論な最大の理由はこの”チャッキーのギャグキャラ化”。
まず最初にチャッキーはアンディ宛のお届け物として陸軍学校へと届けられたが、訓練生のタイラーがアンディに内緒で届け物を開いてしまう。
そのときにチャッキーはタイラーに向かって
チャッキー「アンディの野郎に届けろと言われたろ?他人の郵便物に手を付けたりすると罪になるんだぞ?!」
と悪役とは思えない正論を吐く!
そしてその後はコクレーン大佐(吹き替えはジャムおじさん)がタイラーからチャッキーを奪って、ゴミ収集車の中へ放り投げる!
そのときチャッキーは「止めろ~!!」「助けてくれ~!!!」と必死の命乞いをしてしまう。
このようにチャッキーはかなりマヌケに描かれてしまったが、僕からすると「なんだかかわいい奴だな~」とすこし見直した瞬間でもあった。
これだけにはとどまらない。
映画の中盤になってようやくチャッキーとアンディが邂逅する。
そのときチャッキーのやり取りも吹き替え特有の悪ふざけが楽しめる。
アンディ「お前はみんなに殺されたはずだ?!」 チャッキー「おや知らなかったのかい、グッドガイという奴は永久に不滅なんだよな!」
若い人向けに説明すると、ミスターこと長嶋茂雄氏の1974年に行われた引退セレモニーにおける名スピーチ、「わが巨人軍は永久に不滅です。」のパロディである。
またこのやり取りの後、チャッキーはアンディの持ち物であるエロ本に目を向けて
チャッキー「アンディよぉ、一丁前になったもんだ...」
と声をかける。
殺人人形の癖に嫌な親戚のおじさん感も出ているところが憎めない。
しかしあくまでホラー映画なので今回もチャッキーは殺人をしまくっています!
脇役にあの『ダーティハリー』の名悪役が登場!
アンディのいる陸軍学校にはボトニック軍曹という嫌な奴がいた!!
ボトニック軍曹は学校の散髪係!
髪が長い生徒がいたら強く髪を引っ張って、「今夜散髪室にこい!」と髪を切ることと生徒をいびることだけが生きがいの嫌な奴がボトニック軍曹。
しかしこのボトニック軍曹を演じたのはアンドリュー・ロビンソン!
彼は『ダーティハリー』の名悪役”スコルピオ”を演じた名優!!
あのダーティハリーをかなり苦しめたサイコパスであり、特にスクールバスをハイジャックしているシーンは今思い出しても怖い!
チャッキーVS.スコルピオ
勝つのは一体どっちなんだ!?
視聴するには?
本作はU-Next・Amazon Primeにて視聴可能。
またDVD・BDも絶賛発売中!!
是非チェックしてください!
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