チャッキーの子供『シットフェイス』が登場!!チャッキー&ティファニーが地獄のような子育て論をぶつけ合う!?
久しぶりの映画紹介だがチャイルド・プレイシリーズの続きをさせていただきます。
ちなみに前回の紹介記事がこちら↓
チャイルドプレイシリーズは進むごとにコメディ化しており、4作目の映画『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』はコメディ路線のピークであると思う。
そして今回紹介する第5作目『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』はコメディ路線ではあるものの、前作とは違うテイストで攻めてきた!!
それについて詳しく紹介したい!!
あらすじ
腹話術人形シットフェイスは本当に生きている人形であり、乱暴な腹話術師の元でこき使われていた。
しかしシットフェイスはあるハリウッドニュースをみる。
それはチャッキーとティファニーが殺人人形夫婦として映画に出るという内容であった。(ちなみにこのときチャッキーとティファニーの人形には彼らの魂は宿っていない。)
シットフェイスは2人の腕に自分と同じ腕にある刻印「made in Japan」が刻まれているのを知り、「生き別れた両親に違いない」と確信し腹話術師から逃亡!!
ハリウッドにたどり着いたシットフェイスはチャッキーとティファニーを見つけブードゥー教の秘術を使って2人を復活させる。
復活したチャッキーとティファニーはシットフェイスを我が子として温かく迎え入れた!!
だがチャッキーはシットフェイスを殺人鬼に育てようとするが、ティファニーは穏やかな人形に育てたいと対立!!
物語はどんどん血で染まっていくことになる...
見どころ
製作スタッフや『チャイルドプレイ』ファンの著名人が続々出演!!
本作のコメディ路線が独特な理由、それは『チャイルドプレイ』の製作スタッフや作品のファンである著名人が出演して嬉々としてチャッキーに殺されたがっているところである!!
果たしてどのような著名人が出ていたのか...?
一人一人紹介していく。
ジョン・ウォーターズ
知る人ぞ知る悪趣味映画界の第一人者であり、カルト的人気を誇る映画監督!!
1972年に『ピンク・フラミンゴ』(Pink Flamingos)を発表し、映画界に衝撃を与えるレベルで下品な映画を世に放ちカルト的人気を得る。
その後『ヘアスプレー』や『クライ・ベイビー』など真面目な映画を撮ることもある。
そんな彼は実はチャイルド・プレイの大ファンであったため、本作への出演が叶った!!
彼はパパラッチ役として登場!!
チャッキーVS悪趣味映画の帝王
果たしてどちらが勝つのか・・・?
レッドマン
1992年、ヒップホップの名門レーベル『デフ・ジャム・レコード』からデビューしたラッパー。
個人的にウータンクランのメンバーMethod Manとのコラボ曲『Whateva Man』は名曲!!
またThe Offspringの曲『Original Prankster』でもラップパートで参加している。
彼は根っからの『チャイルド・プレイ』シリーズの大ファンであり、自分の楽曲に『チャイルド・プレイ』に関する内容を入れるほどの熱烈さ!
そんな彼は本作に本人役として登場!!
さらに割と主要なキャラとして活躍するので彼の生き様(意味深)を見てほしい!!
トニー・ガードナー
彼はハリウッドを代表する特殊効果デザイナーであり、映画用ロボットデザイナー!!
本作のチャッキーを動かしていたのも彼の手腕によるもの!
本作を皮切りに彼は後の『チャイルド・プレイ』シリーズの特殊効果を担当し続けることになる。
『ゾンビランド』・『へスプレー』・『アダムスファミリー』など様々な著名映画の特殊効果を担当!!
またダフトパンクの名曲「Technologic」のPVに登場するロボットも彼が作っている!!
そんな彼は本人役として登場!!
彼はこの作品で最初の派手な演出の餌食となる・・・
謎の日本要素!?
なんと本作で初めてチャッキーが憑依した人形『グッドガイ人形』が日本で製造されていたことが明らかになる。
シットフェイスも自分の手首に「made in Japan」と刻まれているため、自分のことを日本人と思い込んでいた。
そのせいかシットフェイスは初めてチャッキーとティファニーと対面した時、日本語で「コニチワ、オトサン、オカサン...」と声をかける。
日本要素これだけ!?って思う人...最後の最後にあるのでお楽しみに(笑)
監督ドン・マンシーニの「LGBT」テーマへの追求
本作の主人公はチャッキーではなくシットフェイス!
シットフェイスはチャッキーとティファニーの子供であるが、性別がなかった!!
そのせいかチャッキーは男の子として、ティファニーは女の子として育てようとして対立!!
まさしくジェンダーについて取り組んだ作品となった。
なぜこのようなテーマになったかと言うと、『チャイルド・プレイ』シリーズ全て脚本を担当・さらに本作で監督も務めたドン・マンシーニがゲイであったからだ。
彼は元々LGBT関連に興味があり、前作のの映画『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』を撮り終えた後からこの構想を考えていたという。
またシットフェイスはチャッキーから「グレン」、ティファニーからは「グレンダ」と呼ばれている。
これは1953年に公開されたあの史上最悪の映画監督と名高いエド・ウッドの作品『グレンとグレンダ』 から引用している。
この『グレンとグレンダ』もエド・ウッドの女装癖から派生したジェンダーに関する映画である。
シットフェイスが男らしさと女らしさの葛藤に悩むシーンはコメディ色の強い本作でもシリアスな場面だと思う。
視聴するには?
現在はNetflixで配信中!!
またAmazon Primeでも視聴できるので是非見てください!!
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