あのチャッキーが結婚!?前作のギャグ路線を突き詰めた究極のホラーコメディへ!!
『チャイルドプレイ』は3作目の興行的失敗により、もう続編は作られない・・・と思われたが違った!!
前作から実に8年の時を経て1998年に第4作目『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』が公開された!!
本作はタイトルで察して方もいるだろうが、完全なるホラーコメディ!!
ただ一つ付け加えるなら突き抜けて質の高いホラーコメディ!!
この映画のおかげで僕は創作するにあたって”突き抜けること”の大切さを教えられた。
1998年はシリアルキラー系のホラー映画は完全に下火となり、時代遅れの存在と化した。
しかしこの映画は自分たちが時代遅れであることを自覚し、そのことを自虐することで笑いを取る先方に出た!!
そんな神続編映画を今回は紹介します!
あらすじ
殺人鬼チャールズ・リー・レイの魂が入ったグッドガイ人形、通称チャッキーは前作アンディに敗北し、バラバラになって死んでしまった。そしてバラバラになった遺体は警察の証拠保管庫に入れられた。
しかしチャッキーには味方がいた...それは人間時代のガールフレンド”ティファニー”。
ティファニーはチャッキーを復活させるために証拠保管庫にあるチャッキーの遺体を盗み、ブードゥー教の儀式を行い再びチャールズ・リー・レイの魂をチャッキーに入れてしまう!!
チャッキーは復活したことを喜んでいたが、ティファニーの恋心を踏みにじったことによりティファニーから監禁されることになる。
しかしチャッキーは隙を見て監禁部屋から奪取し、ティファニーを殺害!!
だがチャッキーはただ殺すのではなく、殺した後ブードゥー教の儀式を行いティファニーの魂を花嫁の格好をした人形に入れてしまった!
予想外の復活を遂げたティファニーだが当然激怒していた!
しかしここでチャッキーはある提案をする。
ダンバラの心臓と呼ばれる首飾りを使えば、チャッキーとティファニーの魂を人間に移し替えることが出来るそうだ。
そのダンバラの心臓はチャールズ・リー・レイの墓場にある。
チャッキーとティファニーは近所にいた駆け落ち高校生カップルの車に忍び込むことで、チャールズ・リー・レイの墓場へ行く!!
見どころ
イカれた恋人”ティファニー・ヴァレンタイン”
本作が面白いのはチャッキーの恋人”ティファニー・ヴァレンタイン”が登場したからと言っても過言ではない。
ティファニーはただチャッキーのことを愛しており、彼のためなら殺人もいとわない。
そんなクレイジーなキャラがだからこそチャッキーと釣り合うし、チャッキーと一緒にいることで相乗効果で作品を盛り上げる。
二人の掛け合いはほとんど夫婦漫才!
彼らの面白やり取りをいくつか紹介したいと思う!
あのチャッキーがノリツッコミ!?
本作ではチャッキーが完全に笑いを取りに行っている。
例えばダンバラの心臓はチャールズ・リー・レイの墓場にあり、その墓場は遠く離れたニュージャージー州にあるとチャッキーが説明したところ、人形化したティファニーが早速行きたいと言う。
するとチャッキーは「よし、そうしましょう!俺がハンドルで、お前がアクセルで...って出来るかぁ!ボケ!!」とキレのあるノリツッコミをする!
あのチャッキーが...
しかし漫才はまだ続く...
チャッキーが気に入らない男を殺そうとナイフを取り出したが、ティファニーはチャッキーを止めて「チャッキーいい加減にして!今は90年代よ!ナイフを使うなんて時代遅れだわ。」と当時のホラー映画事情を風刺したジョークも出てくる。
その後チャッキーとティファニーは相談の結果、大量の釘を使って殺すことに。
邪魔な男の頭に大量の釘を刺して殺したが、その男の見た目はあの『ヘルレイザー』に出てくるピンヘッドそのものであった。
ここでチャッキーが一言。
チャッキー「なあ、こういう奴どっかで見たことないか?」
チャッキーの名言集ベスト3
この映画に印象に残るジョーク・名言が多かった。
その中で気に入った名言ベスト3を紹介!
第3位 世界中の短小男性に自信をつけさせたチャッキーの名言
ティファニーは友達の男ダミアンにSMプレイの一環で手錠をかけさせて、ダミアンの胸の上にチャッキーを置く。
ティファニーは冗談ぽくチャッキーは恋人であることをほのめかす。
するとダミアンは笑いながらチャッキーのことを「こいつは女を抱くには小さすぎるぜ!」と言い放つ。
するとチャッキーは突然動き出し、ダミアンにこう言い返した!
チャッキー「重要なのはサイズじゃねぇマヌケ、どう使うかだ!!」
映画『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』
今短小で悩んでいる男性はこの名言を思い出して励みにしてほしい!
でもこの名言はもう一つ意味が込められていると思う。
それはチャッキーというキャラクターそのものは他のホラー映画キャラに比べて小柄だが、演出次第でジェイソンやフレディに並ぶホラー映画アイコンと化したことを表している風にも受け取れる。
どっちにしろ名言であることには変わらない。
第2位 チャッキーのとんでもないメタ発言
チャッキー&ティファニーは高校生駆け落ちカップルのジェシー&ジェイドの車に忍び込んでニュージャージーへと向かっていたが、とうとうジェシー&ジェイドにバレてしまう!
しかしチャッキー&ティファニーは小型銃で高校生カップルを脅し、引き続きニュージャージーまで運転させる。
ジェシーが運転する最中チャッキー&ティファニーは元々人間であったことを教える。
ジェシーはチャッキーたちに「なぜそんな姿に...?」と真っ当な質問をする。
するとチャッキーは冗談っぽくこう答えた!
チャッキー「まあ話せば長い、マジで映画にしたら説明するのに3~4本シリーズが出来るぜ。」
映画『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』
僕がこの映画が好きな理由はこの名言があるからだと思う!
自虐ネタのお手本って感じ!
ギャグ路線を突き抜けるとはまさにこういうことなんだろうと思う。
第1位 チャッキーの下ネタジョーク
チャッキー&ティファニーは劇中で愛を交わすことになる。(もちろん人形の姿のまま...)
チャッキー&ティファニーはモーテルに泊まっていた新婚カップルを殺し、チャッキーはそのカップルが身に着けていた婚約指輪を奪い、その指輪でティファニーにプロポーズ!
ティファニーは涙を流して喜んで、そのまま愛を交わすことになる。
この時のやり取りが本当に面白い!
ティファニー「待って!!」
チャッキー「どうした!?」
ティファニー「ゴム着けた?」
チャッキー「『ゴム着けた?』だって?、ティフ、俺を見ろ!全身ゴムだ!!」
映画『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』
本当に突き抜けてんな~この映画は...
しかしこのときチャッキー&ティファニーは気づいていなかった・・・
これが次回作『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』を生むきっかけになるとは...
そもそも人形にセックスさせるという発想がぶっ飛んでいる!
そんな映画はこの映画以外だと『ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス』か『チーム★アメリカ/ワールドポリス』くらいだろう...
2つとも当ブログで紹介しているので是非見て下さい!!
視聴するには?
残念ながら『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』はチャイルドプレイシリーズで唯一配信されていない作品なのだ。
面白いのに・・・
おそらく下品だからか?
でもDVD・BDで視聴することは可能だ!!
値段もそこまで高くない!
是非見てください!
また次作の『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』も紹介しています!!
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