おすすめ曲
Everything Counts
3rdアルバム『Construction Time Again』収録曲。
ファンからの人気が高い初期の名曲。
歌詞の内容は”大企業の貪欲さや腐敗について”のもの。
インダストリアルなビートに木琴やメロディカ(ピアニカのような楽器)などのサウンドがのるユニークなアレンジ。
UKシングルチャートで6位を記録!
USビルボードホットダンスミュージックで17位を記録した!
People Are People
4thアルバム『Some Great Reward』に収録された曲、シングルカット曲。
人種差別や戦争について歌った曲。
アメリカで初めてヒットしたシングル曲であった。
大ヒット曲にあるのにも関わらずマーティン・ゴアはこの曲を最も嫌いな曲の1つに挙げた。
彼曰く、Depeche Modeの曲の歌詞はあいまいな比喩表現によってリスナーが自分なりの解釈が出来るよう作られているのだが、この「People Are People」に関しては歌詞が直接的すぎてコンセプトに合わないから嫌いなのだそうだ。
UKシングルチャートで4位を記録!
USビルボードホットチャートで13位を記録した!
Master and Servant
4thアルバム『Some Great Reward』に収録された曲、シングルカット曲。
BDSM( Bondage & Discipline, Dominance and Submission, Sadism & Masochism)をテーマにした楽曲。
要するにSMプレイをテーマにしている。
しかしあまりにも性的な内容の歌詞であったため、アメリカでは多くのラジオ局がこの曲を流すことを禁止した。
鎖や鞭を叩きつけた音を使用するというユニークな試みもされている。
しかし鞭の音に聞こえる音は、実はプロデューサーのダニエル・ミラーが唾を吐いた音であった。
実際バンドは鞭を叩いた音を録音して使おうとしたが、試したところ全く使えない音であったらしい。
UKシングルチャートで9位を記録!
USビルボードホットチャートで87位を記録した!
Never Let Me Down Again
6thアルバム『Music For The Masses』 収録曲、シングルカット曲。
ドラッグについて歌われた曲であると言われている。
ミドルテンポでレッド・ツェッペリンを意識したようなドラムパターン、ドラマティックなギターリフが特徴的。
ファンからの人気が高い楽曲であり、ライブの最後に歌われることが多い。
UKシングルチャートで22位を記録!
USビルボードホットチャートで63位を記録した!
また西ドイツ、スペイン、スイス、スウェーデンなどのヨーロッパ諸国のシングルチャートでトップ10に入った。
Never Let Me Down Again(The Smashing Pumpkins)
The Smashing Pumpkinsによるカバー。
Depeche Modeのトリビュートアルバム『For the Masses』に収録されている。
バラード風にカバーされている。
マーティン・ゴアとデイヴ・ガーンはこのカバーを特に気に入っており、「オリジナルのものよりはるかに良い」と絶賛した。
Personal Jesus
7thアルバム『Violator』 収録曲、シングルカット曲。
大衆人気も批評家人気も高い名曲!
今までのDepeche Modeとは打って変わって、ブルース調のギターリフとインダストリアルなドラム・ベースがフィーチャーされた曲。
歌詞の内容は”宗教と恋愛の対比”。
人は恋人に対して盲信的に依存してしまう姿が、神様を愛し祈る姿に似ていることを謳った曲。
ローリングストーン誌が選ぶ「史上最高の500曲」にて、第368位にランクインした。
UKシングルチャートで13位を記録!
USビルボードホットチャートで28位を記録した!
またUSオルタナティブエアプレイで5位を記録した!
The Cureのロバート・スミスはこの「Personal Jesus」を”お気に入りの80年代の30曲”というプレイリストにいれている。
Personal Jesus(Marilyn Manson カバー)
アンチクライストスーパースターことMarilyn Mansonによるカバー。
彼はメタルバンドであるのだが、Depeche Modeをはじめとするイギリスのシンセポップバンドから多大な影響を受けている。
そんなリスペクトもあってか、カバー曲なのにMarilyn Mansonはシングル曲として発売した。
余談であるが僕が大学生のころ「Personal Jesus」のコピーをしようとバンドメンバーと決めて全体練習の日まで各々が練習してきたのだが、ドラム担当の後輩だけがMarilyn Mansonのカバーバージョンを練習してきた...
Personal Jesus(Johnny Cash カバー)
カントリー/ブルースの大御所Johnny Cashによるカバー。
かなり渋い!!
元がブルース基調というのもあってJohnny Cashもカバーしやすかったように思える。
是非聞いてほしい!
Enjoy the Silence
7thアルバム『Violator』 収録曲、シングルカット曲。
バンド史上最も売れたバラード風エレクトロポップ!
なめらかなギターラインとハウスビートがフィーチャーされた曲。
歌詞の内容はかなり内向きで”静寂の心地よさと言葉の無力さ”について描かれている。
1991年のブリットアワードにてベストブリティッシュシングル賞を受賞した。
アメリカの音楽批評メディア”ピッチフォーク”が選ぶ90年代のベストトラック200にて、第15位にランクインした。
UKシングルチャートで6位を記録!
USビルボードホットチャートで8位を記録した!
またUSオルタナティブエアプレイで1位を記録した!
おすすめアルバム
Some Great Reward(4thアルバム/1984年)
インダストリアル要素と社会批判・宗教色を強くした出世作
金属音のようなヘヴィーなドラム・ベースにキャッチーなメロディを乗せている曲が多い。
しかし「Somebody」という楽曲だけは純粋なピアノバラード曲。
この曲ではマーティンがボーカルのなり、アランのメランコリックで切ないピアノにのせて歌う。
全体的に聞きやすく、初めてDepeche Modeを聞く人にはおすすめのアルバムだ!
UKアルバムチャートでは5位を記録。
USビルボードチャートでは51位を記録した。
Music For The Masses (6thアルバム/1987年)
大衆向け音楽と言いつつも、暗い世界観を継承したバラエティ豊かなアルバム
アルバムの中には、「Strangelove」のようなキレのあるポップチェーン
「Behind the Wheel」のような軽快なビートとダウナーな歌メロが混在した曲
「Little 15」のようなダークファンタジーの雰囲気のストリングスと鍵盤楽器を用いた楽曲などバラエティ豊かだ。
アルバム全体の印象はポップなビートで引っ張っているものが多いが、歌メロの不穏さも相まってある意味一番闇の深いアルバムなのではと思える作品。
UKアルバムチャートでは10位を記録。
USビルボードチャートでは35位を記録した。
Violator (7thアルバム/1990年)
シンセポップとオルタナティブロックの融合、国際的な成功を得た名盤
本作は後にThe Smashing Pumpkinsの名盤『メロンコリーそして終りのない悲しみ』やU2の『アクトン・ベイビー』や『Zooropa』などを担当する”Flood”が担当した。
ゴシックやインダストリアル、はたまたクラシックなど様々な要素がアルバムに導入された。
またエレクトロポップでは珍しくブルージーなギターリフを主体にした曲『Personal Jesus』が収録されているのもアルバムの奥深さを感じる。
Depeche Modeを聞く人にはおすすめのアルバムだ!
UKアルバムチャートでは2位を記録。
USビルボードチャートでは7位を記録した。
専門家・批評家たちからの評価が高く2003年度にローリングストーン誌が発表した『史上最高の500枚のアルバム』において342位にランクインした。
2020年度改訂版の『史上最高の500枚のアルバム』において167位にランクアップした。
また同じくローリングストーン誌が発表した『1990年代のベスト100枚のアルバム』において57位にランクインした。
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