おすすめ曲
Pull Me Under
『Images & Words』(2ndアルバム/1992年)、収録曲。
バンド史上最も売れたシングルヒット曲。
歌詞の内容はシェイクスピアの『ハムレット』をハムレット王子視点から描いたという内容。
商業用として展開された楽曲であるが8分越える大作であり、MTVで流すときは4分48秒の短縮ver.がオンエアされた。
しかし元の8分を超えるバージョンでも、楽曲のラストは急に演奏が打ち切られたみたいな終わり方をする。
このようなラストになった理由をマイク・ポートノイは「緊張が高まってきて、どう展開していいかわからなくなった。だからBeatlesの『I Want You (She’s So Heavy)』みたいに終わらせようとした。」と語った。
ビルボードのメインストリームロック・チャートにて10位を記録!
またこの曲が発表された当時1992年はグランジブームの真っただ中であり、テクニカルな楽曲が最も嫌悪されていた時代。
この時代にこのようなテクニカルかつ難解な楽曲がチャートにトップテン入りするのは異常なことだと思う。
またローリングストーン誌が発表した「史上最も偉大なヘヴィメタルソング100」で第91位にランクインしている。
Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper
『Images & Words』(2ndアルバム/1992年)、収録曲。
アルバム随一の超技巧が光る曲であり、難解な楽曲。
歌詞の内容も「死生観」「精神世界」「時空」「愛」などのテーマを抽象的に描いたもの。
タイトルの中にあるPt. 1(パート1)というのは、作詞したジョン・ペトルーシがなんとなくつけたものである。
それゆえファンから「パート2はいつ作るんだ?」というファンレターがたくさん届くようになり、ジョン・ペトルーシは困惑したという。
そして6年後の1998年にアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』(5thアルバム/1999年)を作成したという。
Another Day
『Images & Words』(2ndアルバム/1992年)、収録曲。
バンド叙情的な楽曲の中では一番の名曲と名高い。
この楽曲はギタリストのジョン・ペトルーシの父が癌で亡くなったことで作られた楽曲。
タイトルの『Another Day』とは「もう一日」という意味で、もうすぐ亡くなる父に対して「もう一日だけ生きて」と願う悲痛のさが楽曲全体で感じられる。
楽曲最後の叙情的なアルトサックスのソロはジェイ・ベッケンスタインが担当している。
The Dance of Eternity
『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』(5thアルバム/1999年)、収録曲。
インストゥルメンタル曲であり、彼らの演奏技術の高さを存分に味わえる珠玉の名曲。
普通インストゥルメンタル曲は一つのパートを目立たせるために、他のパートは必然的に大人しくなる。
しかしこの曲は違う。
全員がテクニカルなフレーズを同時に演奏している!!
普通そんなことをすれば音同士がぶつかり合って滅茶苦茶なサウンドになるが、彼らの場合は調和が取れており奇々怪々なハーモニーを奏でる。
まるでそれぞれの必殺技を同時に放つ王道バトル漫画の技みたいに...
さらにすごいのはメロディ展開の多さとテンポの変化・・・
冗談抜きで十数秒に1回のペースでテンポが変わっている。
でもメンバー全員が1フレーズごとのテンポを把握し、ライブでも完璧な演奏をこなす。
有名ギタリストやベーシストに対して神ギターや神ベースと褒めることはよくあるが、ドリーム・シアターの場合は神アンサンブルと形容すべきだと思う。
The Spirit Carries on
『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』(5thアルバム/1999年)、収録曲。
バラードであるが前向きな気持ちになれる楽曲。
この曲が収録されているアルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』は催眠療法による輪廻転生をテーマにしたアルバムであり、『The Spirit Carries on』はこの輪廻転生の旅を締めくくる曲である。
力強いドラムを下敷きに美しいピアノのメロディがより良い壮大さを演出している。
ちなみに歌詞を和訳したところほぼ『千の風になって』だった。
おすすめアルバム
『Images & Words』(2ndアルバム/1992年)
新ボーカルを迎えて作成されたバンド史上最も商業的成功を得たアルバム
初めて聞く方にはこのアルバムがおすすめ!
Dream Theater以前にもメンバーの全員が技巧派のバンドは存在した。
しかしメタルを土台にして多種多様なジャンルのグルーヴやメロディ要素の自然なつながり、目まぐるしい曲展開を実現させたのおそらくDream Theaterが初だと思う。
商業的にも成功し、評論家・関係者から絶賛されているアルバムであるが、制作過程においては様々なトラブルを抱えていた。
まずこのアルバムはATCOレコード(アトランティック・レコードの傘下)からリリースされたが、当初バンドはこのアルバムに加えて、もう一つのアルバムを同時にリリースする作戦を立てていたがレーベルから拒否され実現しなかった。
また同じくATCOレコードが起用した音楽プロデューサーのデビッド・プラターはよくバンドと対立していた。
特にマイク・ポートノイとはドラムサウンドの方向性で衝突していた。(デビッド・プラターがマイクにトリガー式のスネアやベースドラムの使用を強要していた。)
USビルボード200チャートで60位を記録!
『Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory』(5thアルバム/1999年)
彼らの初のコンセプトアルバムにして、最高傑作と名高いアルバム
このアルバムを最高傑作に挙げる人が多い
悪夢に悩まされる青年ニコラスが催眠療法士から前世回帰療法という、催眠によって前世の記憶を呼び戻し悪夢の原因を調べるというコンセプト。
またこのアルバムのタイトルは上記で説明したアルバム『Images & Words』(2ndアルバム/1992年)の楽曲「Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper」の続編。
また2024年にこのアルバムの内容が小説化されている!
USビルボード200チャートで73位を記録!
またローリングストーン誌が2012年に発表した「読者投票による史上最も偉大なプログレッシブ・ロックアルバム100」で第1位にランクイン!











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