Slayer(スレイヤー)入門編【おすすめ曲・アルバム】

メタル
画像出典:Slayer HOME | Facebook

おすすめ曲

Black Magic

1stアルバム『Show No Mercy』(1983年)、収録曲。

バンド初期の名曲。

彼らは最初から凶悪な曲ばかり作っていたことを証明するような曲。

これぞスラッシュメタル!て感じの疾走感が堪能できる曲であり、イントロの変拍子的なギターフレーズも面白い!

しかしこの曲は当時粗悪な録音環境で収録されていたため、音質の低さで批判されることもあった。

だがいい曲であることには変わりない。

Angel of Death

3rdアルバム『Reign in Blood』(1986年)、収録曲。

Slayerで最も人気のある曲であり、最も世間を騒がせた楽曲!!

これは「死の天使」と呼ばれ恐れられたナチスの医師ヨーゼフ・メンゲレの人体実験について歌った曲であったため、発売自体が危ぶまれた。

その後何とか発売は出来たものの、内容のあまりラジオでは一切流れることはなかった。

イントロから凶悪で疾走感のあるギターリフが始まり、それに驚く暇もなくトム・アラヤの絶叫シャウトが飛び出す!!

その後は緩急を意識した曲構成からジェフケリーのよるダブルギターソロは息をのむほど素晴らしい!

この曲の突出した豪快さや荒々しさは後のメタル業界に多大な影響を与えた。

Raining Blood

3rdアルバム『Reign in Blood』(1986年)、収録曲。

この曲もSlayerの中で最も人気のある曲の一つ。

イントロは雨の音・雷鳴が鳴る不気味なSEで始まる。

曲は単純に疾走感だけを貫いているものでなく、グルーヴ感を溢れるギターパートとひたすら速いギターパートが織り交ぜられている。

ライブではこの曲は必ず演奏されており、この曲の演奏中に本当に真っ赤な血の雨を降らせる(もちろん偽物の血)という演出はかなり有名。

またこの曲はサウスパーク』S09E02『ヒッピー追い出し作戦』で使用された。

ヒッピーが大嫌いなカートマンは街に沸いた大量のヒッピーを追い出すために、音楽フェスのメインステージに乗り込みこのRaining Bloodを大音量で流した。

South of Heaven

4thアルバム『South of Heaven』(1988年)、収録曲。

スローテンポの重苦しさに焦点を当てたSlayerでは珍しい曲。

この曲が発表された当時、ファンは3rdアルバム『Reign in Blood』(1986年)のように攻撃的かつハイテンポな曲を期待していたため、この曲の登場はかなり衝撃的であった。

しかしこの曲のスローテンポさが更なるパワフルなサウンドを生み出したため、Slayerのポテンシャルの高さを知らしめる重要な曲となった。

War Ensemble

5thアルバム『Seasons In the Abyss』(1990年)、収録曲。

アルバムのオープニングトラック。

しょっぱなから疾走感あふれる切り刻むようなギターリフが炸裂!!

疾走感があるのにもかかわらず軽いどころか重くるしい印象を受けるサウンドが特徴的。

Seasons in the Abyss

5thアルバム『Seasons In the Abyss』(1990年)、収録曲。

はじめはかなり重苦しいイントロから始まる。

そんなイントロが1分40秒に渡って続いた後、曲調が変わりヘヴィーなリフが主体のものとなる。

曲調自体は結構キャッチー!

バンドの中では明るい曲?という印象(比較的に...)

おすすめアルバム

『Reign in Blood』(3rdアルバム/1986年)

あまりにも過激すぎる内容から発売自体が危ぶまれたバンドの最高傑作!!

このアルバムはヒップホップ専門のレーベルであるデフジャム・レコードで制作され、プロデューサーは若き日の大物”リック・ルービン”であった。

このアルバムは死、反宗教、狂気、殺人、の他にナチスホロコーストをテーマにした曲もあるため、元々コロンビアレコード配下でリリースされる予定であったがコロンビアは内容を理由にリリースを拒否する。

最終的にゲフィン・レコードの配下でリリースされることになったが、内容を理由にラジオで流れることは一切なくプロモーション的にかなり不利の状況に陥っていた。

しかしこのアルバムは度を越した過激すぎる歌詞と研ぎ澄まされたサウンドの凶悪さ、重さ、スピードにより一般リスナーや批評家たちが絶賛し、USビルボードチャート200では94位を記録!

ジェフ・ハンネマン自身このアルバムを最高傑作だと公言していた。

2017年にローリングストーン誌が発表した「史上最高のメタルアルバム100」6位にランクインした。

NMEThe 500 Greatest Albums of All Time(2013年版)では287位にランクインした。

スラッシュメタル及びメタル史にとって最重要アルバムの一つである。

『Seasons In the Abyss』(5thアルバム/1990年)

疾走感のあるアグレッシブな曲から重厚でミドルテンポな楽曲まである彼らの集大成!!

彼らは3rdアルバム『Reign in Blood』(1986年)を制作して以降、「あれ以上に攻撃的なアルバムは作れない」と言って4thアルバム『South of Heaven』(1988年)ではヘヴィーさに重点を置いたアルバムとなった。

そしてこの『Seasons In the Abyss』は前二つの特徴の折衷案、かつよりメロディックな内容となっている。

チルドレン・オブ・ボトムのベーシストのヘンカ・T・ブラックスミスはこのアルバムを「史上最高のメタルアルバム」だと絶賛している。

過激でありながら初心者でも聞きやすい内容!!

USビルボードチャート200では40位を記録!

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