おすすめ曲
New Rose
1stアルバム『Damned, Damned, Damned（地獄に堕ちた野郎ども）』（1977年）、収録曲。
セックスピストルズやThe Clashを差し置いて一番初めにイギリスでリリースされたパンクロックソング！！
アメリカのアンダーグラウンドシーンで流行していたMC5やStooges, New York Dollsを軸に自国のパブロック的要素を加えた音楽性が人々に受け入れられた。
音楽ジャンルとしてのロンドンパンクを定義づけた重要な一曲！
また曲名のNew Roseと言うのは愛しい女性という意味であり、歌詞も普遍的なラブソングになっている。
Guns N’ Rosesがカバーしている。
Guns N’ Roses Ver.
ちなみにリードボーカルはアクセル・ローズではなく、ベースのダフ・マッケイガンである。
Neat Neat Neat
1stアルバム『Damned, Damned, Damned（地獄に堕ちた野郎ども）』（1977年）、収録曲。
働かない方のNeetではなく、小奇麗なという意味のNeatなので注意！
初めて聴く方におすすめの1曲！！
怪しげなベースラインから始まり嵐のような暴風を噴き上げるような高速パンクロックソング！！
悪党が軽快に警察から逃れるときにかかりそうな音楽と言えばまさしくこれ！！
2005年、Stylus Magazineは、この曲のベースラインを「史上最高のベースライントップ50」にて33位にランクインさせた。
また2017年の映画『ベイビードライバー』でもこの曲がサウンドトラックに収録されている。
UKシングルチャートにて52位にランクイン。
Fish
1stアルバム『Damned, Damned, Damned（地獄に堕ちた野郎ども）』（1977年）、収録曲。
歌詞の内容はナンパしようとした女の子に「俺は魚みたいなにおいなんていしない！」というだけのおバカソング！
しかし意外にもポップで効きやすいので紹介！！
Love Song
3rdアルバム『Machine Gun Etiquette』（1979年）、収録曲。
タイトルの通り純粋なラブソング。
歌詞もかなりロマンティックなことを歌っているのだが、ライブでの演奏はロマンティックとは程遠くひたすら男臭くて激しい！！
またラジオで流行ることを意識したキャッチーな曲であり、その狙い通りバンド最大のヒット曲となった。
UKシングルチャートにて20位にランクイン。
Smash It Up
3rdアルバム『Machine Gun Etiquette』（1979年）、収録曲。
ニューウェーブの影響が色濃く出たかなりポップなナンバー！！
歌詞の内容はヒッピー批判。
ポップであるがパンク色が薄まっている。
UKシングルチャートにて35位にランクイン。
The Offspringがカバーしている。
The Offspring Ver.
おすすめアルバム
『Damned, Damned, Damned（地獄に堕ちた野郎ども）』（1stアルバム／1977年）
ロンドンパンクの名盤であり、ロンドンパンクシーンの誰よりも先にリリースしたフルアルバム！！
プロデューサーはパブロックシーンで有名なニック・ロウ。
このアルバムの発売当初、一般的リスナーからよりもむしろ専門家・批評家たちからの方が評価が高かった。
何よりも評価されたのはエネルギッシュな演奏能力であり、NMEはThe DamnedをThe Who以来の衝撃と評価した。
アルバム全体の印象としては卓越したスピード感が目に付く。
まだパンクと言うジャンルがそこまで広く認知されていない時代にこのアルバムは「パンク＝初期衝動」というイメージを広く認知させたのは大きな功績であると思う。
UKアルバムチャートは36位を記録。
『Machine Gun Etiquette』（3rdアルバム／1979年）
最高傑作とも名高い音楽性の幅を広げた名盤！！
このアルバムの制作直前に今までバンドの曲をほとんど書いていたギタリストのブライアン・ジェイムスが脱退。
これにより作曲はバンドメンバー全員で行うようになり、各々の好みの音楽を取り入れるようになった。
そのためこのアルバムはパンクを基調にハードロック・メタル・サイケ・ニューウェーブなどの音楽が取り入れられている。
UKアルバムチャートは31位を記録。
また日本の伝説的ロックバンドのTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT（ミッシェル・ガン・エレファント）の名前の由来はこのアルバムである。
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