おすすめの曲
I Wanna Be Adored
1stアルバム『The Stone Roses』(1989年)収録曲、1曲目!
イントロがかなり長い!
しかし心地よいリズム隊が徐々に曲を盛り上げ、その流れで幻想的なサウンドのギターが乗っかる感じ。
一言でいえばサイケデリックダンスロックという感じ。
シングルカットもされており、UKチャートでは20位を記録した。
またアメリカのビルボードチャートのオルタナティブエアプレイでは18位を記録するヒットとなった。
批評家たちからの評価も高く、NMEが発表した「史上最高のインディーアンセム・ベスト50」というリストに17位にランクインした!
Waterfall
1stアルバム『The Stone Roses』(1989年)収録曲。
The Stone Rosesの中では最も爽やかでダンサブルなナンバー!
ギターのサウンド・フレーズともに爽やかかつ清涼感溢れる感じが個人的に大好き!
僕がThe Stone Rosesの中で一番好きな曲!
シングルカットもされており、UKチャートでは27位を記録した。
また2013年に”The Gurdian”が発表した「読者によるThe Stone Rosesのフェイバリットソングランキング」では5位を記録した!
Fools Gold
1stアルバム『The Stone Roses』(1989年)収録曲。
この曲はダンスロック志向がかなり強く、ファンクロックに傾倒しているように思える。
複雑でノリのいいドラムラインとツボを押すようなベースフレーズの掛け合いがとても心躍らせるものになっている。
またギターのワウをかけたミステリアスなサウンドによるカッティングフレーズが非常にクール!
NMEが発表した「史上最高のインディーアンセム・ベスト50」というリストに32位にランクインした!
シングルカットもされており、UKチャートでは8位を記録し、初めてのトップ10入りを果たす。
またアメリカのビルボードチャートのオルタナティブエアプレイでは5位を記録するヒットとなった。
One Love
コンピレーションアルバム『Turns into Stone』収録のシングル曲。
個人的にThe Stone Rosesの中でも一番ギターがかっこいい曲!
フランジャーとワウを掛け合わせた特殊なサウンドメイクにより、ダンサブルかつサイケデリックな雰囲気を構築している。
UKチャートでは4位を記録した。
またアメリカのビルボードチャートのオルタナティブエアプレイでは8位を記録する大ヒットとなった。
She Bangs the Drum
1stアルバム『The Stone Roses』(1989年)収録曲。
疾走感と浮遊感を見事に両立させた名曲!!
ベースライン・間奏のベースソロフレーズに注目してもらいたい!
シングルカットもされており、UKチャートでは20位を記録した。
またアメリカのビルボードチャートのオルタナティブエアプレイでは34位を記録するヒットとなった。
NMEが発表した「史上最高のインディーアンセム・ベスト50」というリストに9位にランクインした!
Love Spreads
2ndアルバム『Second Coming』(1994年)収録曲でシングル曲。
今までの路線を変更し、ブルースロックギターを濃厚にした楽曲。
そのためダンス要素やサイケデリック要素が薄まってしまったため、当時の批評家・メディアからは非難されたがイントロから始まるギターソロはかなりかっこいい!!
批評家たちによる酷評とは裏腹に、UKチャートでは2位を記録し、バンド最高順位を記録した!
またアメリカのビルボード、オルタナティブエアプレイでは2位、メインストリームロックでは4位を記録する大ヒットとなった!
おすすめのアルバム
『The Stone Roses』(1stアルバム/1989年)
衝撃のレビューアルバムかつ後のイギリスのロックに多大な影響を与えた大名盤!!
ホントに捨て曲がない名盤!!
プロデューサーはジョン・レッキーが担当。
”セックスピストルズのような清々しい傲慢さ”・”The Smithsのような皮肉を込めたユーモア”・”独自のビートによるサイケデリックロックを再構築”などあらゆる要素が内包されており、まさに時代が元ていた音楽を紡ぎあげた。
当時はイギリスの国民的ロックバンド「The Smiths」が解散して2年がたっており、イギリスの若者たちや音楽メディアは新しいスターを待ち望んでいた時期に満を持してこのアルバムが発表された。
音楽性・クオリティ・タイミング、何もかもが完璧だった。
イギリスの音楽誌「NME」は本作を「史上最高のアルバム」と称賛した!
また同紙は2006年に発表した「オールタイム・ベストブリティッシュロックアルバム100」にて1位にランクインした!
当時のチャートパフォーマンスはUKチャート19位と微妙だが、今でもアルバムは売られ続けており世界中で400万部以上の売り上げを誇る!
『Second Coming』(2ndアルバム/1994年)
5年ぶりにアルバムがリリースされたが、大幅な路線変更により賛否両論を巻き起こしたアルバム!!
前作の名盤『The Stone Roses』の大ヒットによりバンドメンバーたちはこの成功に満足してしまい制作意欲はほとんどなかった。
経緯は以下の通り。
1991年にバンドは所属レーベル「シルバートーン」のマネジメントに不満を持ち、契約解除を申し出るがレーベル側はこれを拒否。
この騒動は裁判に持ち込まれてしまい、結果バンド側が勝訴し「シルバートーン」を離れて「ゲフィンレコード」に移籍!
しかし裁判による精神的疲弊やバンドメンバーは家族を持ったりとレコーディングに集中できる状況でもなくやる気もないため、メンバー同士で卵をぶつけ合いや縄跳び・シャドーボクシング・飲酒・女遊びで時間を無駄に過ごしていた...
デモを録るだけで6週間も費やした。
またPV製作のやる気のなさもすさまじく、あまりにも低クオリティな作品を作ったためファンを困惑させた。
そんななか製作されたアルバムだが、僕はそれほど嫌いじゃない。
そもそもThe Stone RosesはOasis以上にガラの悪い連中のため、真面目な音楽制作をしていると端から期待できるもんじゃない。
本作はただ1stアルバムの流れをなぞっていないだけで、音楽性自体はポップで聞きやすい作りになっている。
また余談だが有名なゾンビコメディ映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』のあるシーンで『Second Coming』について言及している。
主人公たち2人がゾンビに投げつけるレコードを吟味するシーンで、本作『Second Coming』のレコードを投げるかどうか迷う場面がある。
しかし主人公ショーンは「色々言われているけど俺は好きだ」といって投げずに終わる。
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