Dinosaur Jr.(ダイナソージュニア)入門編

USオルタナティブ
画像出典:Official Facebook Page for Dinosaur Jr.
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轟音ハードコアギターから奏でられるポップなメロディ!

Dinosaur Jr.は1983年に前身のハードコアバンド「Deep Wound」を解散後に結成された3ピースハードコアバンド。

メンバーは

  • J・マスキス(ギタリスト/ボーカリスト)
  • ルー・バーロウ(ベーシスト/ボーカリスト)
  • マーフ(ドラマー)

ハードコアサウンドからの影響が強いが、歌メロはポップ。

長いキャリアを持つバンドだが、楽曲のクオリティは年々進化しているオルタナティブ界隈で稀有な存在。

彼らの独特な轟音ギターサウンド気怠くラフな歌メロ90年代オルタネイティブロックシーンの形成に大きな影響を与えました。

略歴

初期(結成からインディー時代まで)

結成当初から2ndアルバムをリリースする前まではDinosaurというバンド名で活動していたが、後に同名のバンドがいることを知りDinosaur Jr.へ改名した。

1985年にインディーレーベル「ホームステッドレコード」から1stアルバムDinosaurをリリース。

今では「Forget the Swan」「Repulsion」「Gargoyle」など良い曲が多く収録されていると思うが、当時の評価は高くなかった。

しかし彼らのライブを見たSonic Youthのギタリスト・ボーカル、サーストン・ムーアが彼らを高く評価し、ツアーへ招待したりした。

1987年に2ndアルバム『YOU’RE LIVING ALL OVER ME』を名門インディーレーベル「SST Records」からリリースされ批評家たちから大絶賛される。

翌年1988年に3rdアルバム『Bug』を発表。

このアルバムも高く評価されたが、一方バンドの雰囲気は険悪になっており、ベーシストのルー・バーロウが脱退してしまう。

中期(メジャーデビューから解散まで)

1990年にワーナーミュージックグループ傘下のメジャーレーベル「Sire Records」と契約。

1991年にメジャーデビューアルバム『Green Mind』を発表。

同アルバムからシングルカットされた曲『The Wagon』はアメリカのビルボードモダンロックチャートで22位にランクインしてヒットした。

1993年に同レーベルからリリースした5thアルバム『Where You Been』各メディアから絶賛されて、アメリカのビルボードアルバムチャート200で50位を記録。

シングルカットされた曲『Start Choppin』アメリカのビルボードモダンロックチャートで3位にランクインしバンド史上最大のヒットシングルとなる。

しかし『Green Mind』の頃からJマスキスのワンマン体制が酷くなり、アルバム制作においてもJマスキスが他のメンバーを差し置いて演奏することがほとんどだった。

そしてついにオリジナルメンバーであるドラマーのマーフが脱退。

その後もバンドの活動は継続していたが、1994年にリリースした6thアルバム『Without Sound』は高評価を得て、1997年に7thアルバム『Hand It Over』を発表後バンドは解散してしまう。

後期(再結成後)

2005年、Dinosaur Jr.は再結成を果たし、ヨーロッパツアーを敢行したりや、ロンドンで行われたロックフェスAll Tomorrow’s Partysに出演したりと精力的な活動を開始した。

2007年には8thアルバム『Beyond』をインディーレーベルの「Fat Possum Records」からリリースした。

2009年には9thアルバム『Farm』をインディーレーベルの「ジャグジャグウォー」からリリースする。このアルバムはアメリカのビルボードアルバムチャート200で29位を記録しここにきてバンドのキャリアハイを更新する!

その後も立て続けに2012年に10thアルバム『I Bet on Sky』、2016年に11thアルバム『Give a Glimpse of What Yer Not』をリリースしオリジナルメンバーたちによる活動は継続している。

最新アルバム『Sweep It Into Space』のリリースを発表!

今年2021年4月に12thアルバム『Sweep It Into Space』のリリースを発表した。

また同アルバムからの新曲「I Ran Away」が現在視聴可能!

カート・ヴァイルが共同プロデューサーに加えられており、この曲では12弦ギターを演奏している。

メンバー

J・マスキス

ボーカル/ギタリスト。

ほとんどのバンドの楽曲の作曲・作詞を手掛けている。

ファズというギターエフェクトを使いこなし、バンド名に偽りのないまさに恐竜の咆哮ような凶悪なノイズサウンドが持ち味。

2011年に発表された「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第86位にランクイン!!

同様にスピン誌が2012年に発表した「史上最高のギタリスト100人」において第5位にランクイン!

また彼はギターよりも先にドラムをしていたため、ドラムの腕はかなりのもの!!

1989年にあのNirvanaカート・コバーンが新しいドラマーとしてJ・マスキスをスカウトしたほどだった!

趣味はゴルフとスケートボード。

ルー・バーロウ

ベーシスト/ボーカル。

高校の時にJ・マスキスとバンドを結成した。

また彼はローファイバンドの代表的な存在であるSebadoh(セバドー)のリーダーでもあった。

Dinosaur Jr.を脱退後はこのバンドでギターボーカルとして活動するようになり、インディー界隈で注目を集めた。

また偶に彼が作詞作曲した楽曲がDinosaur Jr.のアルバムに収録されることがある。

その中でもImagination Blindは名曲だと思う。

マーフ

ドラマー。

しかしバンド初期はJ・マスキスがドラムプレイを1から10まで具体的に指示していたため、彼にとってやりづらい環境でもあった。

その後1993年にバンドを脱退し、1995年にレモンヘッズに加入する。

しかし2005年の再結成の際は戻ってくれた!

次のページからおすすめ曲・アルバムを紹介!

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