Korn(コーン)入門編【おすすめ楽曲・アルバム】

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画像出典:Korn- HOME | Facebook
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90年代に現れた”ニューメタル”の旗手、Korn(コーン)を紹介

1994年

その年はNirvanaカート・コバーンが逝去した年であり、アンダーグラウンドで盛り上がっていたあらゆる音楽が一気にメジャーに進出した年でもあった。

Green Day『Dookie』The Offspring『Smash』の大ヒットによりメロコア・ポップパンクブームに火が付いた。

またPavement『Crooked Rain Crooked Rain』Beck『Mellow Gold』のおかげでLo-Fiを世に広く認知させるきっかけになった!

イギリスでもBlur『Park Life』Oasis『Definitely Maybe』の大ヒットによってブリットポップムーブメントを引き起こした!

そして今回紹介するKornニューメタルというジャンルを世に広めた!

そんな偉大なバンドKornを紹介する!

メンバー

ジョナサン・デイヴィス(ボーカル)

バンドのフロントマン。

高校生時代にいじめられていた経験があり、その経験がKornの楽曲に生かされている。

また16歳から検視官の助手として働いており、この経験もKornのグロテスクな世界観に影響されている。

音楽的影響ではデュラン・デュラン、デペッシュ・モード、バウハウスなどのニューウェーブ系バンドに影響を受けている。

またメタル界隈だとパンテラフェイス・ノー・モアなどからの影響を公言している。

歌唱力も高く、テノール音域を中心に4オクターブ以上の音域をもっており、スキャットや鳴き声など様々な表現スタイルを併せ持つ。

またバグパイプの演奏が上手い!

フィールディ(ベース)

本名はレジナルド・クインシー・アーヴィッツ

バンドのベーシストで同じバンドのブライアン・”ヘッド”・ウェルチとは高校の同級生であった。

彼はIbanizeの5弦ベースを使用しており、主にスラップを中心としたプレイスタイルで有名。

彼はRed Hot Chili PeppersFleaや、フェイス・ノー・モアビリー・グールドPrimusレス・クレイプールから影響を受けている。

ブライアン・”ヘッド”・ウェルチ(ギター)

バンドのギタリスト。

上記の通り、フィールディとは高校の同級生。

幼少期はオジーオズボーンやAC/DCなどメタル・ハードロックが大好きな少年であったが、いじめられっ子であった。

Kornのサウンドメイクの中核を担っており、かなりヘヴィーなギターリフや飛び道具のようなサウンドは主に彼が開発している。

マンキー(ギター)

本名はジェームズ・クリスチャン・”マンキー ”・シェイファー

マンキーの愛称で知られている。

ギターを始めたきっかけは、幼少期にダートバイクのチェーンで指の先を切断し、そのリハビリの一環としてギターを弾いたことだった。

そんな彼も今ではGuitarWorldが選出した「史上最高のヘビーメタルギタリスト・トップ100」にて26位になるほどのギタリストになっている!

レイ・ルジアー(ドラム)

バンドの2代目ドラマー。

前任者デビッド・シルベリア脱退後、2009年4月よりKornに加入。

加入前は主にドラムの講師をしていて、スティール・パンサービリーシーン、ストーン・テンプル・パイロットなどのサポートドラマーも務めていた。

また2010年にはあのKAT-TUNの曲「ChangeURWorld」のレコーディングにてドラマーとして参加している。

サウスパークでメンバー全員がゲスト出演!!

Korn『サウスパーク』のエピソード「世にも奇妙な海賊おばけ」(S03E10)にバンドメンバー全員が”本人役”でゲスト出演した!!

話の内容は以下の通り。

サウスパークで行われるハロウィン祭りのゲストにKornが呼ばれた。

しかしKornが車でサウスパークに向かっている途中に海賊おばけに襲われる。

そこでサウスパークのキャラクター、スタン・カイル・カートマン・ケニーKornのメンバーが出会い、一緒に海賊おばけの正体を暴こうとする!!

エピソードは全体的にスクービードゥーのパロディになっている。

おすすめ曲

「Blind」

1stアルバム『Korn』収録曲、1曲目。

彼らの初期の名曲、兼ライブでの定番曲!

怪しさと期待を感じさせるギターリフでオーディエンスの心をいつも掴んで離さない!

時代を超えた名曲だと思う!

「Clown」

1stアルバム『Korn』収録曲。

人を憎んで暴力を振るって粋がるような連中は、自分を強く見せたがるピエロ野郎でしかないというメッセージを込めた曲。

またMVはハイスクールを舞台にしており、ボーカル:ジョナサン・デイヴィスの暗い学生時代を暗喩したような作りになっている。

「Twist」

2ndアルバム『Life Is Peachy』収録曲、1曲目。

理解不能な言語・声で埋め尽くされた40秒ほどの楽曲!

しかしこの40秒で2ndアルバム『Life Is Peachy』はどのようなアルバムなのかを表現する快作!

僕がKornにハマったきっかけの曲であった!

「Got The Life」

3rdアルバム『Follow the Leader』収録曲。

Kornの転換期であり、今までにないダンサブルなビートが導入されている。

またタイトルも「Got The Life(生を手に入れた!)」「God’s a Lie(神はウソだ!)」とダブルミーニングになっていて洒落が効いている。

「Freak On A Leash」

3rdアルバム『Follow the Leader』収録曲。

Korn史上最も人気がある曲ともいわれている。

MVがかなり面白い!

実写映像・アニメーション映像・CG映像の融合が巧みであり、その完成度から1999年のMTVミュージックビデオアワードにて最優秀ロックアルバム賞最優秀編集賞を受賞した!

ビルボードのメインストリームロックチャートにて10位を記録!

またビルボードのオルタナティブエアプレイにて6位を記録した!

「Falling Away from Me」

4thアルバム『Issues』収録曲。

「家庭内暴力からの脱出」を歌ったある意味ポジティブな内容の曲。

またMVにはわずかな間、リンプ・ビスキットのフロントマン:フレッド・ダーストがカメオ出演している。

あとなんとこの曲、ラジオより先に『サウスパーク』のエピソード「世にも奇妙な海賊おばけ」(S03E10)にて初公開された!

ビルボードのメインストリームロックチャートにて7位を記録!

またビルボードのオルタナティブエアプレイにて7位を記録した!

「Right Now」

6thアルバム『Take a Look in the Mirror』

世に対する怒りをストレートに表現した曲!

ビルボードのメインストリームロックチャートにて11位を記録した!

またこの曲のMVは一般公募による作品!

しかしMVの余りにもの醜悪さ・グロテスクさにより、TVにて公式に放映されることはなかった。

おすすめアルバム

『Korn』(1stアルバム/1994年)

Kornのデビューアルバム!!

ヒップホップのビート感が取り入れられているものの、ボーカルは確実にメタルの歌唱法。

7弦ギター、5弦ベースを通常よりも2音ほど低くチューニングしたヘヴィーなサウンド。

ミクスチャーロックと呼ぶには全くの別物!

まさしく”ニューメタル”と呼ぶにふさわしい音楽を全世界に広めた!

このアルバムは業界内の批評家たちが絶賛し、他の新人バンドたちに大きな影響を与えた!

当時の全米チャートでは最高72位であったものの、アルバムは長い間評価され続けており、現在では全世界で1000万枚以上の売り上げを記録した!

『Life Is Peachy』(2ndアルバム/1996年)

Kornのさらなる多様性を魅せたセカンドアルバム!!

個人的にはこのアルバムからは妖気が感じる...

「前作の衝撃を超えるのか?」というおおきなプレッシャーを跳ねのけた傑作!

アルバムの楽曲「No Place to Hide」は1998年のグラミー賞メタルパフォーマンス部門にノミネートした!

USビルボードチャートにて3位を記録し、前作から大きな飛躍を遂げた!

『Follow the Leader』(3rdアルバム/1998年)

Kornが初めて全米1位に輝いたアルバム!!

Korn』・『Life Is Peachyのセンスをそのままで、大衆に聞きやすいようにキャッチーに再構築されたアルバム。

まさしく初期Kornの集大成的アルバム!

「It’s On」・「Freak On A Leash」・「BBK」・「Got The Life」など名曲が勢揃い。

アメリカのビルボード2001位に輝く!

またアメリカ以外のカナダ・オーストラリア・ニュージーランドのアルバムチャートでも1位に輝いた!!

全世界で1400万枚売り上げているモンスターアルバムである。

外部リンク

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