The Replacements(ザ・リプレイスメンツ)入門編【おすすめ曲・アルバム】

USオルタナティブ
画像出典:Official Facebook Page for The Replacements
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パンクとオールドロックの融合、90年代オルタナティブロックに多大な影響を与えたバンド!

皆さんはアメリカのミネソタ州にあるミネアポリスという街を知っていますか?

ミネアポリスはシカゴとシアトルの間で最も重要なビジネスの拠点であり、ミネアポリス=セントポール国際空港を持つ全米のみならず国際的な交通拠点でもある。

そんなミネアポリス70~80年代の音楽シーンに多大な影響を与えたミュージシャン・バンドを輩出した都市でもある。

それら音楽はミネアポリスサウンドと呼ばれた。

ミネアポリスサウンドとしてまず名前が挙がるのは、プリンス!

そしてオルタナティブロックの歴史に多大な影響を与えた2つのバンド。

Hüsker Dü

そして今回紹介する・・・

The Replacements(ザ・リプレイスメンツ)

The Replacementsハードコアパンクバンドとして1979年に世に出たが、一般的なハードコアバンドと違い彼らは古き良きロックンロールバンドを尊敬していた。

The ReplacementsHüsker Dü”スピードと轟音が命のハードコア”というジャンルに古き良き歌メロを導入することで、後のオルタナティブロックシーンに多大な影響を与えた。

またこの2つのバンドはUSアンダーグラウンドシーン出身バンドの中では一番早い時期、1985年~1986年メジャーデビューを果たした。

パンクの可能性を押し広げたバンド、The Replacements について紹介していく。

メンバー(オリジナルラインナップ)

ポール・ウェスターバーグ

ギター&ボーカル

バンドの曲のほとんどを作詞・作曲している。

彼は元々は地元の上院議員の下で働く用務員であったが、通勤途中で耳にしたバンドの音に感銘を受けてそのバンドと連絡を取り合うことになる。

そのバンドこそがThe Replacementsの前身バンドである「ドッグブレス」であった。

その後ポールは「ドッグブレス」にギター&ボーカルとして加入。

バンド名もThe Replacementsに改名される。

バンドの特徴である”古き良き歌メロ”をハードコアパンクに導入するというのはポールによる試みであった。

バンド解散後、ポールはソロに転向。

ソロアルバムを発表する傍ら、映画やドラマのサウンドトラックに自分の曲を提供するようになった。

  • 映画『シングルス』
  • ドラマ『フレンズ』
  • 映画『タンクガール』(パンクの女王”ジョーン・ジェット”とコラボ)
  • 映画『アイアムサム』
  • 映画『オープン・シーズン』

などたくさんの映画・ドラマの曲を作っている。

ボブ・スティンソン

ギタリストでありバンドの創設者

ベースのトミーは弟(※異父兄弟)であり、年は7歳差である!(バンド結成当初、ボブは19歳でトミーはまだ11歳であった。)

バンドの初期において彼のリードギターは批評家たちから高い評価を得ていた。

しかし1986年の夏ごろ、ボブはバンドから追い出されそのまま脱退する。

脱退理由は今でも明らかにされていないが、主に推測されておる理由として以下の2つが挙げられている。

  • 商業志向のポールインディー志向のボブとの方向性に関する対立
  • ボブアルコール・ドラッグ依存の問題

脱退後ボブは”モデルプリズナー””スタティックタクシー”など様々なバンドに参加するがどれも長くは続かなかった。

以降レストランやホテルの料理人として働くようになる。

しかし1995年2月18日にボブは逝去した。(享年35歳の若さだった。)

死因は長年薬物を使用してきたことで全体的な健康状態が悪化し臓器不全を起こしたことだった。(※薬物の過剰摂取ではない)。

トミー・スティンソン

ベーシスト

ギターのボブとは異父兄弟であり、年は7歳差

バンドメンバーの中で最もパンクロック志向が強い。(見た目的にわかると思うが...)

The Replacements解散後は、”Bash&Pop””Perfect”などバンドを結成する。

また1998年にはあの世界的大物バンド「Gun’s and Roses」のベーシストとして加入した。

当時のGun’s and Rosesはフロントマンのアクセル・ローズのワンマンっぷりによって、黄金期のメンバーが全員脱退している状態であった。

アクセル・ローズ遅刻魔としても有名であり、アクセル・ローズ不在時のレコーディングの指揮・バンドリーダーの役割はトミーが担っていたと言われている。

またトミーは同郷のバンド”ソウル・アサイラム”のサポートベーシストとしても参加していたこともある。

クリス・マーズ

ドラマー。

奇抜な性格であり、ツアー中に酔っ払うと”パピ・ザ・クラウン”という謎のピエロに扮してバンドメンバーやスタッフを驚かせることがよくあった。

バンド解散後はソロに転向。

ソロではドラムだけでなく、ボーカル・ギター・キーボードなど多数の役割を担当した。

また彼は絵画の才能があり”悪夢のような風景やグロテスクな人物”をテーマにした絵画を多数制作している。

クリスの作品は北米の美術館で展示されており、中には30,000ドルで落札された作品もある。

クリスが制作した13分間のアニメ「Severed Stream」かなり不気味なので一度見てほしい。


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