カレッジロックの代表にしてオルタナティブロック史の最重要バンド!!
今回はスモール・イン・ジャパンのバンドの代表的存在、R.E.M.を紹介!
※スモール・イン・ジャパン・・・世界的に有名であるのに日本でのみあまり知られていないバンド
R.E.M.の偉業を簡潔に言うなら、「トレンドの音楽をせず、さらに巨大資本の力を借りずに売れることが出来る」ことを証明したバンドであった。
R.E.M.は活動初期においてカレッジラジオ(大学生が運営する流行音楽を避けた音楽を放送するラジオ番組)を中心に人気を博した。
要するに真に若者の心を掴んだ音楽をしていたことを証明している。
さらにすごいのはR.E.M.はカレッジラジオで人気を博し、かつ1983年にリリースしたデビューアルバム『Murmur』で商業的成功と批評家人気を同時に得たことだった。
彼らの成功を目にしたメジャー音楽業界はカレッジラジオの音楽の影響力を認識し、メジャーレーベル以外の音楽に注目するきっかけを作った。
これにより90年代のオルタナティブロック・ムーブメントの形成に大きく貢献したため、オルタナティブロック史で最重要バンドの一つと数えられた。(CD世界総売上枚数が8500万以上)
そんな彼らの音楽を紹介する。
メンバー
マイケル・スタイプ
ボーカル/ギタリスト。
ジョージア大学に在学中にWuxtryレコードショップによく通っており、1980年にピーター・バックと出会い意気投合。
当時のロックシーンでは珍しい呟くような歌唱スタイルで人気を博した。
この歌唱スタイルはNirvanaのカート・コバーンやRadioheadのトム・ヨークに多大な影響を与えた。
またU2のボノは彼の歌声を「Extraordinary(並外れている!)」と絶賛された。
また作詞能力にも定評があり、政治・社会問題や人間愛を文学的かつ多面的な解釈が可能な歌詞が特徴。
トム・ヨークがマイケル・スタイプの詩を評価している。
ピーター・バック
ギタリスト。
Wuxtryレコードショップの店員であったが、常連客のマイケル・スタイプと仲良くなりバンドを組んだ。
彼のギタープレイはクリーントーンを中心に多用したシンプルかつ美しいスタイル。
ギターソロをせずあくまで伴奏に徹し、アルペジオを多用するスタイルはThe Smithsのジョニー・マーを彷彿させる。
またプロデューサー・セッションミュージシャン業でも活躍しており、The ReplacementsやThe Decemberists、Eelsなどのバンドの作品に参加した。
マイク・ミルズ
ベーシスト。
ポール・マッカートニーやYesのクリス・スクワイアのベースプレイに影響を受けており、メロディックで動きのあるベースプレイが特徴的。
またキーボードやピアノが巧みであり、R.E.M.のピアノバラード曲のほとんどを彼が演奏している。
ビル・ベリー
ドラマー。
R.E.M.は基本4人が分担して作詞作曲を行うスタイルだが、R.E.M.の名曲「Man on the Moon」・「Everybody Hurts」はビルがほとんど作曲したと言われている。
しかし彼は1995年に脳動脈瘤を患い、ステージ上で倒れてしまう。
その後1997年にビルは健康上の理由でバンドを脱退してしまう。
引退後彼は農場で働いている。
シンプソンズに出演!
R.E.M.はアメリカの人気カートゥーン『ザ・シンプソンズ』に出演していた!
R.E.M.が出たのは第272話の『モーの脱バーテン計画』(S13E03)。
ホーマーが行きつけのバーのマスターであるモーは自分の仕事に対しマンネリ気味になっていた。
そのため気分転換でモーはかつて自分が通っていたバーテンの学校に通いなおすことにした。
バーテンの学校から戻ってきたモーは自分の店を改築し高級路線へと転換。
結果かつての常連客であったホーマーたちを追い出してしまった!
ホーマーはモーに対する当てつけで、なんと自分の家のガレージをバーとして改築してしまう!
さらに熱帯雨林保護の慈善イベントとウソをつき自宅にR.E.M.まで呼んでしまう!!
ちなみにR.E.M.のメンバー全員が声優として参加し、劇中で彼らの名曲「It’s the End of the World as We Know It (And I Feel Fine)」を披露した!
次のページからおすすめ曲・アルバムを紹介!
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