おすすめ曲
Radio Free Europe
1stアルバム『Murmur』収録曲、デビューシングル。
当時インディレーベルである”Hibe-Tone”からリリースされたにも関わらず、カレッジラジオから人気に火が付きメジャーのチャートに上がるほどの人気を博す!!
歌詞の内容はラジオへの賛歌というより、むしろ自由を盾に扇動的な報道をするメディアの危険性を伝えているように感じる。
少しレベルの高いロックソングである。
USビルボードメインストリームロックチャートで25位を記録!
USビルボードホット100にて78位を記録した!
またローリング・ストーン誌の『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では174位にランクイン。
Fall on Me
4thアルバム『Lifes Rich Pageant』収録曲、シングルカット。
R.E.M.は森林保護に関する取り組みをよく行っており、この曲は酸性雨による環境破壊について歌っていると言われていた。
しかしマイケル・スタイプによれば「抑圧についての曲」らしい。
フォークロックとインディーロックの融合が素晴らしい楽曲。
USビルボードメインストリームロックチャートで5位を記録!
USビルボードホット100にて94位を記録した!
The One I Love
5thアルバム『Document』収録曲、シングルカット。
R.E.M.のインディー時代最大のヒットシングル!
しかし内容は普通のラブソングだと勘違いされてきたが、実際は「愛の裏切りと復讐」を歌った曲。
マイケル・スタイプ曰く「ラブソングだと勘違いされている方がいい。あんなひどい曲は今後作りたくない」という趣旨のコメントを残すほど...
USビルボードメインストリームロックチャートで2位を記録!
USビルボードホット100にて9位を記録した!
2005年にQマガジンが選んだ「グレイテストギタートラック100」にて57位にランクインされた。
It’s the End of the World as We Know It (And I Feel Fine)
5thアルバム『Document』収録曲、シングルカット。
僕が個人的に大好きなR.E.M.の曲!
曲調は彼らの通常スタイルとは違う、ハイテンポで矢継ぎ早に歌うもの。
曲名の通り世界の終わりについて皮肉めいて歌った曲。
この曲が発表された1987年は冷戦末期、イラン・イラク戦争でアメリカとロシアが介入し、緊張感がある状況でもあった。(その後1988年以降ロシアはゴルバチョフ政権になり、冷戦終結へと向かう)
そのような状況を考えるとかなり深堀出来る歌詞である。
重いテーマを軽快でポップな曲調に乗せて歌い上げることで、不自然に恐怖感を消す不気味さやこの世の終わりを楽観的に見る厭世観などリスナーに異質な感情を与えている。
USビルボードメインストリームロックチャートで16位を記録!
USビルボードホット100にて69位を記録した!
2020年のコロナウイルス・パンデミックによりこの曲が再び注目されるようになり、ビルボードのUS Hot Rock&Alternative Songsチャートにて4位にランクインした。
Stand
6thアルバム『Green』収録曲、シングルカット。
R.E.M.の中でもかなりポップの曲。
「自分で考えて、自分で決めて、自分らしく生きろ!」というメッセージを出来る限り馬鹿馬鹿しく伝えた曲であるとマイケル・スタイプは語っている。
曲調はモンキーズやアーチーズ、バナナスピリッツなどの60年代に流行ったバブルガムポップを意識しているらしい。
初めて聞く方におすすめ!
USビルボードオルタネイティブエアプレイにて1位を記録!
USビルボードメインストリームロックチャートでも1位を記録!
USビルボードホット100にて4位を記録した!
Losing My Religion
7thアルバム『Out of Time』収録曲、シングルカット。
R.E.M.の最高のヒット作。
しかし歌詞の内容は片思いの心境を文学的に綴ったもの。
タイトルの「Losing My Religion」とは直訳すると「信仰を失う」なので宗教的な歌と思われがちだが、彼らの生まれ育ったアメリカ南部では「自制心を失う」・「途方に暮れる」などの意味で使われるそうだ。
USビルボードオルタネイティブエアプレイにて1位を記録!
USビルボードメインストリームロックチャートでも1位を記録!
USビルボードホット100にて4位を記録した!
第34回グラミー賞にて最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)と最優秀ミュージック・ビデオ(短編)の2部門を受賞!
またローリング・ストーン誌の『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では112位にランクイン。
Man on the Moon
8thアルバム『Automatic for the People』収録曲、シングルカット。
この曲はアメリカの偉大なコメディアン、アンディ・カウフマンについて描かれた曲。
タイトルは「Man on the Moon」というのは直訳で人が月に着いたって意味だが、おそらくアポロ計画の陰謀論と1984年にアンディ・カウフマンが亡くなったが死因を誰にも明かさなかったため生存説が呟かれていたことにかけているジョークだと思われる。
このタイトルに触発されて1999年に「マン・オン・ザ・ムーン」というアンディ・カウフマンの自伝映画が製作された。(主演はジム・キャリー)
本映画のサウンドトラックには勿論「Man on the Moon」が収録されている。
USビルボードオルタネイティブエアプレイにて2位を記録!
USビルボードメインストリームロックチャートでも4位を記録!
USビルボードホット100にて30位を記録した!
Nightswimming
8thアルバム『Automatic for the People』収録曲、シングルカット。
音楽史上トップレベルでノスタルジックな安らぎを与えてくれる名曲!
何度でも聞いてしまう...
このタイトルの「Nightswimming」とはアメリカの若者がよくやっている「深夜に仲間たちが裸でプールを泳ぐ」という文化。
曲中にあるストリングスのオーケストラアレンジはLed Zepplinのジョン・ポール・ジョーンズという大物が担当した。
Coldplayのクリス・マーティンはこの曲を「今まで書かれた曲の中で一番最高の曲!」と大絶賛した。
またローリング・ストーン誌の『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では160位にランクイン。
Electrolite
10thアルバム『New Adventures in Hi-Fi』収録曲、シングルカット。
心が癒されるようなピアノフレーズから始まる。(このフレーズはマイク・ミルズが作った。)
曲のテーマは20世紀の終わり。
穏やかでどこかさみし気な雰囲気が漂うピアノ主体のバラード。
Radioheadのトム・ヨークがこの曲を大変気に入っており、ライブでカバーしていた。
またR.E.M.と共演した際もこの曲を一緒に歌っていた。
USビルボードホット100にて96位にランクイン。
おすすめアルバム
『Document』(5thアルバム/1987年)
R.E.M.にとって最後のインディーアルバムであり、メジャーレーベル顔負けの商業的成功を収めたアルバム!
アルバムの内容は結構ポップな曲が揃っており、メッセージも従来のロックに接見したような怒りを感じるようなものが多い印象を受ける。
特にギターリフが特徴的なものが多く、ギターロックアルバムとしてかなり優れているアルバム。
このアルバムはUSビルボードチャート200では10位を記録。
イギリスのUKアルバムチャートで28位を記録。
ローリング・ストーン誌のThe 500 Greatest Albums of All Time(2003年版)では462位にランクインした。
『Out of Time』(7thアルバム/1991年)
世界的に大規模な成功を収めた彼らの名盤!!
1991年というオルタナティブ・ムーブメントの創成期に登場した金字塔的アルバム。
彼らのロック・フォークロック・クラシックの融合の完成度がある種の頂点に達したアルバム。
初めて聞く方におすすめ!
このアルバムはUSビルボードチャート200では1位を記録。
イギリスのUKアルバムチャートで1位を記録。
アメリカで450万枚以上、全世界で1,800万枚以上を売り上げました。
1992年のグラミー賞にて最優秀オルタナティブミュージックアルバムを受賞!
ローリング・ストーン誌の「90年代のベスト・アルバム100」では68位にランクインした。
『Automatic for the People』(8thアルバム/1992年)
「死・喪失」をテーマにした陰鬱で叙情的なアルバム。
このアルバムは主にフォークロックソングが主体になっている。
またストリングスが多用されているが、このパートはあのLed Zeppelinのジョン・ポール・ジョーンズの力を借りたそうだ。
ピーター・バック曰く、彼らが80年代で活動していた頃の同志でもあったバンドHusker DuやThe Replacementsが解散した時期でもあり、テーマが暗いものになったと語っている。
しかしながらこの曲は世界中で大ヒットを記録!
このアルバムはUSビルボードチャート200では2位を記録。
イギリスのUKアルバムチャートで1位を記録。
全世界で1,800万枚以上を売り上げました。
ローリング・ストーン誌のThe 500 Greatest Albums of All Time(2020年改訂版)では96位にランクインした。
またこのアルバムはNirvanaのカート・コバーンが自殺する直前に聞いていたアルバムであり、この事実を知りマイケル・スタイプは非常にショックを受けたそうだ。
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