アメリカ版スーパー戦隊はクールな音楽とともに戦う!?
はじめに僕は仮面ライダーシリーズも好きだが、それ以上にスーパー戦隊シリーズが好きだった。
リアルタイムで見ていたのは『星獣戦隊ギンガマン』か『救急戦隊ゴーゴーファイブ』。
こんなことが書くと年齢がバレるけど・・・
当時は両親がときどきレンタルビデオ店でランダムでスーパー戦隊シリーズを借りてくれたので、大体のスーパー戦隊シリーズは大好きだった。
その中でも特殊だったのが今回紹介する『パワーレンジャー・映画版』(1995年)だ。
初めて観たときは固まってしまった。
なんで全員外国人なんだ?!って。
しかも映画の冒頭は本編に全く関係ないスカイダイビングを楽しんでいるシーン。
普通はこの時点で見るのを辞めるが、なぜ見続けてしまったのか?
それはこのシーンの音楽が最高かっこいいから!!
当時は誰の曲かなんて気にしていなかったけど、後に調べたらRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)の「Higher Ground」だった!
とにかく本編を紹介します!
今回は完全に子供向けの映画。
童心に帰って楽しむことをお勧めします!
あらすじ
舞台はアメリカのとある都市。
地球の善の支配者”ゾードン”は6人の高校生に、”パワーレンジャー”に変身する能力を与えて地球を守っていた。
ある日、エンジェルグローブのビルの建設現場から卵状のカプセルが発見される。
それは6000年前にゾードンが封印した悪の権化、”アイバン・ウーズ”を封じ込めたものだった。
復活した”アイバン・ウーズ”はゾードンを瀕死においやってしまったため、6人の高校生のパワーレンジャーになる能力が失われた!!
6人の高校生は新たな力を得るため、惑星フェイドスに向かう。
果たして地球はどうなってしまうのか...?
見どころ
日本のとどう違う?
”どう違うか”よりも”どれほど日本版に近づけようとしているか”に注目していほしい。
日本版と同じく”名乗り”をしているし、アクションも丁寧でかっこいい。(だが敵の死に方がグロいが…)
違うところをあげるなら、日本の巨大ロボットはスーツアクションであるが、本作ではVFXで撮影されている。
製作費が1500万ドルもあるため、CGをふんだんに使えるのが本作の長点。
短所を無理矢理あげるなら、敵”アイバン・ウーズ”があまり怖く感じないこと。
”アイバン・ウーズ”のノリがどうしても『アラジン』のジーニーを思い出す...
でも子供向け作品であるため、余計なお世話だと思う。
”名乗り”を入れるのか入れないのか問題
スーパー戦隊シリーズではお約束の”名乗り”というものがある。
”名乗り”とはヒーローたちがスーツに変身する際に、各々が決め台詞・決めポーズを披露して、最後に全員で「〇〇戦隊、○○レンジャー!!」と名乗るという一連の行動だ。
日本では”名乗り”が定番化されているが、アメリカでは全く知られていない。
アメリカではじめてテレビシリーズ版「パワーレンジャー」を製作するにあたり、製作陣はこの”名乗り”をなくそうとしていた。
というのも”名乗り”が理解できなかったためだ。
しかし東映の製作陣の説得のおかげで、本作でも”名乗り”がしっかりある。
参考にしているスーパー戦隊
この映画の”パワーレンジャー”のスーツデザインは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』になっている。
また途中新たな力を手に入れた後のスーツデザインは『忍者戦隊カクレンジャー』になっており、巨大ロボットも『忍者戦隊カクレンジャー』のロボットが使われている。
映画音楽
「Higher Ground」- Red Hot Chili Peppers
「Are You Ready?!」- Devo
「SenSurround」- They Might Be Giants
「Trouble」- Shampoo
「Dreams」- Van Halen
どこで見れる?
現在配信はAmazon Primeでしかやっていない。
また400円でレンタルする必要がある。
僕は過去にレンタルビデオ屋で借りてみていたが、今ではDVDを購入している。
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