おすすめ曲
About a Girl
1stアルバム『Bleach』収録曲。
アルバムの中でも比較的ポップなナンバー。
かつNirvanaでは珍しい恋愛についての内容が多い歌詞が特徴。
『MTV Unplugged in New York』に収録されているアコースティックヴァージョンもよいのでそちらも聞いてほしい。
Sliver
アルバム未収録のシングル。(ベストアルバム『Nirvana』には収録されている。)
デイヴ・グロール加入後に録音されたインディー時代のシングル。
Beat Happening, Half Japanese, The Vaselinesなどのローファイ系のバンドに影響されて作った2分10秒と短い曲。
しかしシンプルかつ曲調のダイナミクスが印象的な楽曲で批評家たちからの評価は高い。
NMEが発表した「Nirvanaの名曲ベスト10」にてこの曲は9位に選ばれた。
ローリングストーン誌が2015年に発表した「Nirvanaの全102曲のランキング」にて3位に選んだ。
またWeezerのリヴァース・クモオは20代のときに最も影響を受けた曲としてこの「Sliver」を挙げていた。(2015年のインタビュー)
USビルボードオルタナティブエアプレイにて19位を記録した!
Smells Like Teen Spirit
2ndアルバム『Nevermind』収録曲。
Nirvanaの代表曲であり、グランジを代表するアンセム!
この曲の大ヒットによりNirvanaの名が世間に知れ渡ることとなった。
タイトル「Smells Like Teen Spirit(スメルズ・ライク・ティーン・スピリット)」を直訳すると “10代の精神のような匂い” となるが、「ティーン・スピリット」とは女子が使うデオドランド剤の商品名。
カートの部屋の壁に、友人が「Kurt Smells Like Teen Spirit」(カートは”ティーン・スピリット”の匂いがする) と落書きしたのをカートが気に入り、曲のタイトルにしたと言われいる。
イントロのリフはあまりに有名で、ギター初心者はつい引いてしまうことでも知られている。
USビルボードオルタナティブエアプレイにて1位を記録した!
USビルボードメインストリームロックチャートでも7位を記録した!
USビルボードホットチャートにて6位を記録した!
また専門家たちからの評価も高く、NMEが選ぶ「史上最高の500曲」にて100位にランクイン!
またローリング・ストーン誌の『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2021年版)では5位にランクイン。
Come as You Are
2ndアルバム『Nevermind』収録曲。
「Smells Like Teen Spirit」の次にリリースされたシングルでもあり、彼らの代表曲。
しかしイントロのリフがキリング・ジョークが1984年に出したシングル「Eighties」に酷使していたため、バンドメンバーはシングルにすることに否定的であった。
しかしアルバムのプロデューサーの説得によってシングルとしてリリースされた。
その後当然キリング・ジョークのメンバーがこの曲に対しリフの盗作を指摘したが裁判には持ち込まれなかった。(財政的理由もしくは裁判所に訴えが棄却されたなど様々な説がある。)
USビルボードオルタナティブエアプレイにて3位を記録した!
USビルボードメインストリームロックチャートでも3位を記録した!
USビルボードホットチャートにて32位を記録した!
Lithium
2ndアルバム『Nevermind』収録曲。
タイトルの「Lithium(リチウム)」とは、精神安定剤として用いられる薬品の名前。
「薬物依存」や「精神病」をテーマにした楽曲。
元々シングルとしてリリースする1年前からライブでもやっていた曲。
Nirvanaは1990年にとあるシアトルのカフェでこの曲を演奏していたところ、観客の中にSound Gardenのキム・セイルがいた。
ライブ終了後キム・セイルはNirvanaのメンバーたちに「Lithiumは必ずヒットする」という旨を伝えたという。
USビルボードオルタナティブエアプレイにて25位を記録した!
USビルボードメインストリームロックチャートでも16位を記録した!
USビルボードホットチャートにて64位を記録した!
Heart-Shaped Box
3rdアルバム『In Utero』収録曲。
タイトルはハート形のお弁当箱のことを意味しており、カートの妻コートニー・ラブが彼にプレゼントしたものである。
スローでヘヴィーな曲調。
しかしながら暗い曲の多いアルバム『In Utero』の中ではポップな部類に入る。
USビルボードオルタナティブエアプレイにて1位を記録した!
USビルボードメインストリームロックチャートでも4位を記録した!
The Man Who Sold The World
ライブアルバム『MTV Unplugged in New York』収録曲。
元々はデヴィッド・ボウイの曲であり、そのカバー。
しかし一般リスナー及び批評家からの評価が高い。
ローリングストーン誌の読者が選ぶ「もっとも偉大なカバー曲ベスト10」にて5位に選ばれた。
USビルボードオルタナティブエアプレイにて6位を記録した!
USビルボードメインストリームロックチャートでも12位を記録した!
また2016年2月14日のグラミー賞前夜祭でデヴィッド・ボウイへの追悼を込めて、クリス・ノヴォセリックとデイヴ・グロール、パット・スメアが集まりこの曲を披露した。
そのときボーカルを務めたのはベックであった。
おすすめアルバム
『Nevermind』(2ndアルバム/1991年)
ロック史を変えたと言っても過言でないグランジブームの幕開けを知らしめた大名盤!!
彼らにとってはメジャーレーベルと契約後、初めてリリースしたアルバム。
このアルバムがリリースされる以前までパンク系統(グランジやハードコア)というジャンルはアメリカのメインストリームではあまり受け入れらていなかったが、このアルバムは多くの聴衆とロックファンを魅了した。
また同時にアメリカだけでなく他国でもNirvanaを含むグランジ・オルタナティブロックバンドへ関心を示すようになり、ロック史を塗り替えるきっかけとなった。
しかしカート・コバーンは後にこのアルバムでは少し大衆受けを狙っていたことを語り、そのことへの後悔を度々語っている。
USビルボードアルバムチャートにて1位を記録!!
今現在全世界で4000万枚以上売られている名盤である。
批評家・専門家たちからの評価も高く、ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では6位にランクインしている。
(※90年代にリリースされたアルバムの中では1位。)
文句なしの名盤だ。
『In Utero』(3rdアルバム/1993年)
前作から路線変更、”アンダーグラウンド”という彼らのルーツを意識したアルバム!
前作の記録的な大成功を受けてカート・コバーンは精神的に衰弱していた。
そのためこのアルバムでは彼らのルーツであるアンダーグラウンド志向のものとなっており、ポップさは息をひそめている。
そのためアルバム発売当時、評価は賛否両論であった。
プロデューサーにはスティーヴ・アルビニを起用。
レコーディングにかかった費用は24000ドル、要した期間はたったの1週間という短期間であった。
作風はヘヴィーさ、歌詞の世界観の暗さが前面に置かれている。
しかしながら商業的には大成功を収めている。
USビルボードアルバムチャートにて1位を記録!!
またUKアルバムチャートでも1位を記録した!
ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では173位にランクインしている。
『MTV Unplugged in New York』(ライブアルバム/1994年)
持ち前の爆音を捨て、感情むき出しのアコースティックセットでのパフォーマンスで世間を騒がせたライブアルバム!
1993年11月18日にニューヨークのソニースタジオで録音・公開されたライブのアルバム。
カートは生前ジョニーキャッシュやニール・ヤングへの憧れを語っており、彼らのようなパフォーマンスを意識していたように思える。
彼らの既存曲とカバー曲をアコースティックで演奏した。
- ヴァセリンズ
- デヴィッド・ボウイ
- Meat Puppets
- Leadbelly
の曲をカバーした。
またサポートメンバーとしてMeat Puppetsのメンバーであるクリス・カークウッドとカート・カークウッドが参加している。
USビルボードアルバムチャートにて1位を記録!!
またUKアルバムチャートでも1位を記録した!
ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では279位にランクインしている。
また同誌が発表した「音楽史上最高のライヴ・アルバムベスト50」にて10位にランクイン。
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