おすすめ曲
Alive
1stアルバム『Ten』に収録されている曲、デビューシングルであり彼らの代表曲の一つでもある。
この曲はボーカルのエディ・ヴェダーの自伝的な内容になっている。
エディは1歳のころに両親が離婚していた。
そのため実の父の存在は知らず、母の再婚相手である義父ミューラーが実の父であると思っていた。
しかし10代後半のころ実母と義父ミューラーが離婚。
実母は他の兄弟と住むことになり、エディは義父ミューラーと一緒に暮らすことに。
その後エディは義父ミューラーから実の父の存在を知らされた!
その人物はセバーソン。
彼は実の母と義父ミューラーがエディにはずっと”単なる友人”であると教えていた男であった。
エディはセバーソンにもう一度会おうとしたが、ときはすでに遅し。
セバーソンはすでに亡くなっていたのであった...
このような経験をAメロで語り、サビでは「このような耐えがたい事実を知ったとしても、俺は生きていかないといけない」と強く、悲しく歌い上げる。
まさに親の離婚率が高いジェネレーションXの若者たちに心に突き刺さる内容だった。
この曲はUSモダンロックチャートで16位を記録!
またUSオルタナティブエアプレイでも18位を記録した。
Jeremy
1stアルバム『Ten』に収録されている曲、シングルカットされている。
彼らの代表曲の一つ。
1991年1月8日に授業中に拳銃自殺を図った高校生ジェレミー・ウェイドレッデの事件にエディ・ヴェダーが触発され書かれた曲。
またエディ・ヴェダーの中学時代に「いじめられていた生徒が学校で発砲する音を聞いた」という実体験も歌詞に織り込まれている。
この曲はUSモダンロックチャートで5位を記録!
またUSオルタナティブエアプレイでも5位を記録した。
「Jeremy」のPVは1993年にMTVビデオミュージックアワードを受賞した。
また第35回グラミー賞の最優秀ロックソング部門と最優秀ハードロックパフォーマンス部門にノミネートされている。
Black
1stアルバム『Ten』に収録されている曲。
シングルカットされていないのにもかかわらず、バンドの中でも有名なバラード。
歌詞の内容はかなり個人的な失恋ソング。
最愛の人と別れてしまい、思い出がすべて真っ黒に塗りつぶされ傷しか残されていない。
そんな悲しみを情熱的に、詩的に表現した名曲。
この曲はUSメインストリームロックチャートで3位を記録!
またUSオルタナティブエアプレイでも20位を記録した。
Go
2ndアルバム『Vs.』に収録されている楽曲、アルバムのトップバッター。
かなりアップテンポですべてのパートがカッコいい名曲!
ギターリフ・ベースライン・ドラムパターン・歌メロ
すべてが特徴的で最高にクール!
初心者におすすめの一曲。
1995年度のグラミー賞最優秀ハードロックパフォーマンス部門にノミネートしている。
この曲はUSメインストリームロックチャートで3位を記録!
またUSオルタナティブエアプレイでも8位を記録した。
Rearviewmirror
2ndアルバム 『Vs.』に収録されている楽曲、アルバムのトップバッター。
タイトルのRearviewmirrorとは「車のバックミラー」の意味。
テーマは虐待に関することで、虐待を受けていた過去が車のバックミラーを見るときのようにふと思い出してしまう苦しみを描いた楽曲。
リフがかなり印象的な曲であり、歌詞の内容とは対照的にポップな仕上がりになっている。
Do the Evolution
4thアルバム『Yield』に収録されている楽曲。
人類の”進化”について皮肉った内容の楽曲。
エディ・ヴェダーもこの曲について「テクノロジーに酔い、地球を支配していると考えている人類」について書いたものであると言及している。
またこの曲のアニメーションPVがかなりクール!!
PV監督はあの『バットマン:アニメーションシリーズ』の監督として有名なケビン・アルティエリ!
この曲はUSメインストリームロックチャートで40位を記録!
またUSオルタナティブエアプレイでも33位を記録した。
おすすめアルバム
『Ten』(1stアルバム/1991年)
デビューアルバムであり最高傑作と名高いアルバム。
このアルバムの制作費はたった2万5000ドル程度と、メジャーレーベルとは思えないほどの予算で制作された。
しかしこのアルバムは大ヒット!!
USビルボードチャートで2位にランクイン!!
しかし当時マイリー・サイラスの父ビリー・レイ・サイラスのデビューアルバム『Some Gave All』のヒットがあったため1位にはなれなかった...
このアルバムは累計で1300万枚を超える大ヒットとなった。
また批評家・専門家たちからの評価も高く、ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では160位にランクインしている。
また同じくローリングストーン誌が選ぶ『歴代最高のデビュー・アルバム TOP100』にて46位に輝いている!
まさにグランジを代表する名盤と言える。
『Vs.』 (2ndアルバム/1993年)
前作の大成功による重圧をモノともせず作り上げた大傑作!
前作の大成功を受けて、あのNirvanaのカート・コバーンがPearl Jamを”商業的なバンド”と揶揄した!
これを受けてバンドメンバーはある方針を発表!!
それは『No Single, No PV』!!
アルバムを作っても収録曲からシングル作品を発表しないし、PVも作らない。
商業的成功を諦めたかのように見えたPearl Jam!
しかし2ndアルバム『Vs.』発売後、全米ビルボードアルバムチャート初登場1位!!
発売日から5日間で95万枚を売り上げ、これは当時の最速CD売り上げ記録を更新した!!
さらにカナダやオーストラリア、スウェーデン、ノルウェー、アイルランドなど計8か国のアルバムチャートで1位を記録する!
アルバムは最終的に700万枚以上の売り上げを記録した!
アルバムは全体的に聞きやすくバラエティ豊かな内容になっている。
1曲目の「Go」はアップテンポで最高にクール!
「Animal」や「Glorified G」はグルーヴィーでノリやすい。
また「Daughter」や「Elderly Woman Behind the Counter in a Small Town」などバラードソングもおすすめ。
是非聞いてほしい!!
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