オリジナルスポーツ「ベースケットボール」に燃えるアホコンビの熱血スポコンドラマ!!
『チーム★アメリカ/ワールドポリス』に引き続き『サウスパーク』の作者トレイとマットによる映画『ベースケットボール 裸の球を持つ男』を紹介します!
この映画の主演を務めるのは『サウスパーク』の作者であるトレイ・パーカーとマット・ストーンの2人!
またこの映画の製作・監督・脚本を務めるのは『裸の銃を持つ男』シリーズで有名なデヴィッド・ザッカー。
だがメイキングによれば撮影中にトレイとマットが度々アイディアを出し、デヴィッド・ザッカーは彼らのアイディアのほとんどを採用した!
元からあったストーリーは10パーセントほどで残り90パーセントは俳優(ほとんどトレイとマット)たちの即興で作り上げられたという!!
よってサウスパークのセンスが作中に散りばめられている。
この映画は『実写版サウスパーク』って感じ、それか『ランディ(サウスパークの人気キャラ)のような大人2人が大暴走』って感じ。
とにかく全力でバカをする映画!!
僕が好きなタイプの映画だ。
ではあらすじを紹介します。
あらすじ
親友同士の”クープ”(トレイ・パーカー)と”リーマー”(マット・ストーン)の二人は幼いころMLBの大スターレジー・ジャクソンに憧れていた。
しかしアメリカはその後あらゆるスポーツの人気が低迷を極める。
二人ともスポーツに対する情熱を失い、大学を卒業後もニートをしていた。
ある日”クープ”と”リーマー”は高校の同窓会(※呼ばれていない)に参加。
同窓生たちから全く相手にされない二人はパーティー会場を離れて、バスケをして遊んでいた。
そのとき体育会系の男たちが二人に金を賭けたバスケの勝負を挑む。
”クープ”と”リーマー”は「ベースケットボール」というオリジナルスポーツをその場で考案し、「ベースケットボール」で体育会系の男たちを圧倒してしまう!!
その後全米で「ベースケットボール」が流行し、ついにプロリーグが設立されるようになった。
ニートからめでたくプロベースケットボール選手になった”クープ”と”リーマー”!
しかし彼らにはまだ数々の試練が待ち受けていた!
見どころ
「ベースケットボール」って何?
「ベースケットボール」ってなんだよ?って思う人のために説明!
簡単に言えば
「野球」+「バスケットボール」
シューターは距離に応じたヒット・二塁打・三塁打・ホームランを選べて、シュートを決めれば成功!
ディフェンスはシューターに触れない限りの邪魔をする。(大きい音で驚かしたり、挑発したり)
ほとんど野球のルールと変わらないが、ピッチャーとバッターの関係がシューターとディフェンスに変わっただけ。
休日友人たちを集めてビールでも飲みながら楽しむのに一番なスポーツだ!!
物語のテンポの速さが非常識!
この映画自体の長さは103分と短いが、この短さで怒号の展開が繰り広げられる!
上記のあらすじにある幼少期~「ベースケットボール」のプロリーグ発展までの流れを映画開始から10分でやってしまう!
それ以降もスポーツ映画あるあるの流れやギャグパートを交えて、非常識なテンポの速さを披露する。
馬鹿馬鹿しい展開が多いが、テンポの速さゆえに観ていて飽きないのだ。
なぜトレイとマットに主演を務めた?
元々トレイとマットは自ら立ち上げた映画製作会社『the Avenging Conscience』の代表者!
彼らは実在の食人事件をもとにしたミュージカル映画『カンニバル! THE MUSICAL』やAV男優になった宣教師のミュージカル『オーガスモ』という映画を発表していたため、業界内では有名人であった。
本作の監督”デヴィッド・ザッカー”はトレイとマットの二人が『サウスパーク』の制作で忙しいのを承知でダメ元オファーをする。
トレイとマットはオファーされたものの、この頃は映画『サウスパーク/無修正映画版』(1998年)の制作で忙しかった。
だが彼らは「俳優くらい余裕だろう?」と思いオファーを引き受ける!
しかしトレイとマットは朝5時から夜7時までの14時間『ベースケットボール 裸の球を持つ男』の撮影、その後4時間は映画版『サウスパーク』の制作の仕事をするという日々が10週間続いた・・・
本人たち曰く死にかけだったらしい・・・
いじられ役のスクィークの存在!
この映画には”スクィーク”という名前のキャラクターが出てくる!
”スクィーク”は主人公2人からバカにされ続けるが、なんだかんだ仲間の一員として居続けるいじられキャラ。
そんな”スクィーク”を演じる俳優はダイアン・ベイチャー!!
彼はトレイとマットと同じコロラド大学ボルダー校の映画制作学部出身であり、彼らとともに映画制作を共にしてきた!
さらにダイアン・ベイチャーは1997年までトレイとマットと同じアパートの部屋で暮らしていた!
またダイアン・ベイチャー本作の映画に出演したきっかけは、トレイとマットが監督に強くダイアンのことを勧めたからであった。
彼は今でも俳優として活動を続けている。
映画を見るには?
残念ながら現在この映画の配信は行われていない...
実際にAmazonや近くのDVDショップやレンタルショップを利用するのが、この作品を見る唯一の手段だ!
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