Anthrax(アンスラックス)入門編【おすすめ曲・アルバム】

メタル
画像出典:Anthrax HOME | Facebook

おすすめ曲

Madhouse

2ndアルバム『SPREADING THE DISEASE』(1985年)、収録曲。

彼らの初期スラッシュメタル時代の代表曲でありライブ定番曲!

他のスラッシュメタルバンドに比べてメロディアスの部分が目立つ。

MVでは精神病棟で演奏するAnthraxの様子が楽しめる。

I am the Law

3rdアルバム『Among the Living』(1987年)、収録曲。

バンドで最も有名な曲の一つ!

スラッシュメタル全盛の時代であるのにもかかわらず、グルーブ感を中心にしたギターリフとベースラインが新鮮で特徴的!

なおかつシンガロング出来る曲でありファンからの人気も高い!!

また後半の疾走パートも見逃せない!!

初心者におすすめの楽曲!!

Caught In The Mosh

3rdアルバム『Among the Living』(1987年)、収録曲。

テンポチェンジに定評があるAnthraxであるが、この曲は最初っから疾走感全開で始まる曲。

スラッシュメタルであるのに一種なキャッチャーさや親しみやすさがあるのはAnthraxならではの持ち味!

アグレッシブなポップという相反しそうな特性が融合した名曲!!

Indians

3rdアルバム『Among the Living』(1987年)、収録曲。

民族音楽のグルーヴ感を感じさせるイントロでいきなり心が掴まれる名曲。

しかしイントロが終わる一転して激しいスラッシュメタルの曲調になる!!

タイトル通りインディアン、つまりネイティブアメリカンについての曲である。

このような内容になったのはボーカルのジョーイ・ベラドナネイティブアメリカンの血を引いているからであろう。

I’m The Man

EP『I’m The Man』(1990年)、収録曲。

元々はBeastie Boysのスタイルのパロディのつもりで制作された曲であったが、メタルバンドがヒップホップに影響を受けるのは史上初のことであった。

ゆえにこの曲は史上初のラップメタルソングと称されることが多い。

メインのギターリフはユダヤ民謡「ハバ・ナギラ」から引用している。(メンバーのスコットダンはユダヤ系)

またこの曲は普段ドラマーのチャーリー・ベナンテがラップをし、ボーカルのジョーイ・ベラドナがドラムを担当する。

USビルボード200にて53位を記録した。

Got The Time

5thアルバム『Persistence of Time』(1990年)、収録曲。

Joe Jacksonのカバー曲。

しかし本家よりも疾走感を前面に押し出した曲調がたまらない。

ベースライン、ベースのゴリゴリサウンドのカッコよさに注目してほしい!

メタルというよりむしろメロディックパンクのような曲調である。

Bring The Noise

コンピレーションアルバム『Attack of the Killer B’s』、収録曲。

あのヒップホップ界隈でかなりの影響力を持つグループPublic Enemyの楽曲のカバーであり、また彼らとコラボした曲。

ボーカル・ラップ部分はPublic Enemyが担当し、伴奏やビートに関してはAnthraxのメンバーたちが担当。

このコラボに関してPublic EnemyのメンバーチャックDは真剣には受け止めていなかったものの、コラボレーションしていくうちに「理にかなったコラボだ」と評した。

このコラボはAerosmithRun-D.M.C.のコラボに次ぐ衝撃的なコラボであり、後のラップメタルブーム形成に大きな影響を与えていた。

Only

6thアルバム『Sound of White Noise』(1993年)、収録曲。

この曲ではジョン・ブッシュがボーカルを担当している。

バンドも方向性を変えており、スラッシュメタルというよりミドルテンポとグルーヴ感を基調にしたモダンヘヴィネスの曲。

あのメタリカジェイムズ・へットフィールドがこの曲を「完璧な楽曲!」と絶賛した!

バンド中期の傑作として古参ファンからも愛されている曲。

USメインストリームロックチャート26位を記録!

おすすめアルバム

『Among the Living』(3rdアルバム/1987年)

彼らの最高傑作と名高い鎮魂歌的スラッシュメタルアルバム

このアルバムは若くして交通事故で逝去した元Metallicaの天才ベーシスト、クリフ・バートンにささげられたアルバム。

だがそのようなコンセプトやスラッシュメタルが持つ暗い特性に反して本作の歌詞はユーモラスな内容が多い。(NFLのことやスティーブン・キングの小説作品のこと、またカートゥーンに言及したものまである。)

USビルボード200にて62位を記録。

発売当初売り上げも良好であったが、スラッシュメタルというジャンルにおいて一貫性のない歌詞や音楽性がファン及び専門家から疑問視されることもあり評価は賛否両論であった。

また大体のスラッシュメタルバンドのバンド衣装がデニムやレザーであったのに対して、AnthraxはショートパンツとTシャツというスケーターファッションであったことも一部では批判されていた。

しかし現代では「スラッシュメタルというジャンルをより身近なものへと変化させた」という功績が評されており、メタル史において重要なアルバムだと絶賛されている。

ローリングストーン誌が2017年に発表した「史上最高のメタルアルバム100」20位にランクインした。

『Sound of White Noise』(6thアルバム/1993年)

新たなボーカル”ジョン・ブッシュ”加入後に作られた転換作品!!

このアルバムからボーカルがジョーイからジョンに代わり、それに呼応するかのように音楽性にも変化が見られた。

今までのような雑多でユーモラスなメタルから、よりヘヴィーでグルーブ感を重視した硬派な音楽性にシフト。(※ジョン・ブッシュの特性を考えれば当然の変化だともいえる。)

そのためジャンルはスラッシュメタルというより、オルタナティブメタル・モダンヘヴィネスというほうがあっている。

しかし以前のようなメロディックさが損なわなれていないのは、Anthraxの見事なアレンジの力ゆえんであると思う。

USビルボード200にて7位を記録。

バンド史上最高の商業成績を残すこととなった。

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