おすすめ曲
Welcome to the Jungle
1stアルバム『Appetite for Destruction』(1987年)、収録曲。
アルバムのオープニングトラックでありバンドのデビューシングル!!
彼らの代名詞的なハードロックソング。
バンドが初めて各パートをお互いに持ち寄って作った名曲であり、およそ3時間で完成したとスラッシュは語った。
曲の内容は「大都会を生き抜くため意気込み」を語るような内容。
歌詞はアクセル・ローズがニューヨークに滞在していたとき、ホームレスに「自分がどこにいるのかわかってんのか、ジャングルだよ!!」と言われたことにインスピレーションを受けたとのこと。
この曲がMTVで放送されたのがきっかけでGuns N’ Rosesは一気にスターダムへとのし上がった!
USビルボードホット100では7位を記録!!
ローリング・ストーン誌が選ぶ『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2004年版)では473位にランクイン。
映画『ダーティ・ハリー5』や映画『メガマインド』、映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』など様々な映画の挿入歌としてもはや定番となっている。
Sweet Child O’ Mine
1stアルバム『Appetite for Destruction』(1987年)、収録曲。
恐らくGuns N’ Rosesで最も有名な曲であり、誰もが認める名曲!!
イントロのアルペジオギターリフはロック好きなら誰でも知っているであろう名フレーズ。(しかしリフを考案したスラッシュ曰く「その場で適当に弾いてできたもの」らしく、彼は今でもこの曲の大ヒットが信じられないらしい...)
歌詞の内容はアクセルが当時の恋人に向けて書いたラブソング。
バラードのニュアンスが明らかに強いのにもかかわらず、ハードロックのアクの強さや体裁を崩していない稀有な曲。
USビルボードホット100で1位を記録!!
USビルボードメインストリームロックチャートで7位を記録!
また批評家・専門家からの評価も非常に高い。
ローリングストーン誌が発表した『史上最高の500曲』(2021年版)にて88位にランクイン!
ギターワールドが発表した『史上最も偉大なギターソロ』にて6位にランクインした。
シェリル・クロウ ver.
この曲は1999年にシェリル・クロウがカバーした。(プロデューサーはリック・ルービン)
元とは違うアコースティックなアプローチでカバー。
そしてグラミー賞にて最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞!
Paradise City
1stアルバム『Appetite for Destruction』(1987年)、収録曲。
個人的に一番大好きなGuns N’ Rosesの曲!!
イントロの爽やかでその後の高揚感を予感させるギターアルペジオで心を掴まれたまま、その予感を裏切らないメロディを十分に楽しませてくれる!
さらにアウトロのスラッシュの荒ぶるギターソロとアクセルのシャウトの応酬は、リスナーの高いハードルを簡単に超えるほどの盛り上がりを見せてくれる。
曲時間が6分以上もあるのにちっとも飽きない構成には畏敬の念すら感じる...
彼らのライブのアンコールで演奏されることが定番である。
USビルボードホット100で5位を記録!!
USビルボードメインストリームロックチャートで14位を記録!
ローリング・ストーン誌が選ぶ『オールタイム・グレイテスト・ソング500』(2004年版)では453位にランクイン。
Patience
ミニアルバム『GN’R Lies』(1988年)、収録曲。
バンド初のアコースティック・バラード。
この曲ではスラッシュ・イジー・ダフの3人がアコースティックギターを弾いており、3つのメロウなサウンドの絡みにはおっとりさせられる。
またアクセルのしっとりと聞かせる歌い方は、普段のハードな歌い方と比べるとギャップがありすぎて驚愕する。
他のGuns N’ Rosesの曲にはない内省的な雰囲気にも惹かれる。
USビルボードホット100で4位を記録!!
USビルボードメインストリームロックチャートで7位を記録!
November Rain
2ndアルバム『Use Your Illusion I』(1991年)、収録曲。
8分57秒という曲の長さであるのにもかかわらず信じられないほどヒットした曲。
オーケストラを用いた壮大なシンフォニック・バラードソング。
アクセル曰く、エルトン・ジョンのアルバム「Funeral for a Friend / Love Lies Bleeding」に影響を受けたそうだ。
しかしスラッシュやダフなどは王道のロックとは逸れるシンフォニック・バラード路線に対して意欲的ではなく製作段階でアクセルとは意見の衝突があったようだ。
この曲はファン人気がかなり高く、2022年現在YouTubeにて18億回も再生されている。
USビルボードホット100で3位を記録!!
USビルボードメインストリームロックチャートで15位を記録!
You Could Be Mine
3rdアルバム『Use Your Illusion Ⅱ』(1991年)、収録曲。
この曲は元々あの名作SF映画『ターミネーター2』のためにGuns N’ Rosesが提供した曲。(劇中でジョン・コナーが聴くラジオの中で流れている。)
Guns N’ Rosesへ楽曲提供の交渉を行ったのはアーノルド・シュワルツェネッガーであり、彼が自宅に彼らを呼んで交渉を行った。
そのため後に作られたPVにもターミネーターに扮するシュワちゃんが登場する。
PVの内容はターミネーターがGuns N’ Rosesの抹殺の命令を受けて、彼らにライブ会場に乗り込むが、アクセルを分析した結果「弾薬の無駄」と判断して殺さず帰るというもの。
ぼくにとってはターミネーターのオープニングテーマに次ぐターミネーターを象徴する音楽だと思う。
USビルボードホット100で29位を記録!!
USビルボードメインストリームロックチャートで2位を記録!
おすすめアルバム
『Appetite for Destruction』(1stアルバム/1987年)
デビュー作にも関わらず常軌を逸した完成度の高さから「史上最強のデビューアルバム」と言われる歴史的名盤!!
発売当初はバンドメンバーの素行の悪さやロボットが女性に性的暴行を加えているという過激すぎるアルバムジャケット(後に差し替え)などが問題視されて十分なプロモーションがされずチャートも初登場182位であった。
しかしシングルの「Welcome to the Jungle」がヒットしたことがきっかけでアルバムの売上も上昇。
発売後50週間後に1位まで昇り詰めた。
現在全世界で3000万以上の売り上げを誇っている!
ただ単に大ヒットしただけでなくこのアルバムは80年代ハードロックにおいて重要な変化を起こした。
それはギターソロよりもグルーヴ感やリフを重視し、かつて失われていたロックの危険な香りを取り戻すなど次世代が求めていたコンセプトを提示した。
あのGreen Dayのビリージョーアームストロングが「ロックン・ロール史上最高のデビューアルバム」だと称した。
USビルボードアルバムチャートにて1位を記録!!
ローリングストーン誌が選ぶ「The 500 Greatest Albums of All Time」(2020年版)では62位にランクインしている。
『Use Your Illusion I・Ⅱ』(2nd・3rdアルバム/1991年)
オルタナティブロック全盛期であるのにもかかわらず大ヒットを記録したハードロック名盤2部作!!
1991年はオルタナティブロック全盛の時代で多くのハードロックバンドが勢いを落としていた時代であったが、彼らはそんな影響を受けなかった。
当時『Use Your Illusion I』・『Use Your Illusion Ⅱ』と2作同時に発売。
この2作品がUSビルボードホット100の1・2位を独占し、2部作合わせて全世界で3000万以上の売り上げを記録する大ヒットとなる。
アルバムの内容はかなり雑食気味でハードロックを基調にブルースやバラード、クラシック、パンクなどの音楽性を取り入れている。
中でもシンフォニックな雰囲気のバラード三部作「November Rain」・「Don‘t Cry」・「Coma」は是非聞いてほしい!!
コメント