Pixies(ピクシーズ)入門編【おすすめ曲・アルバム】

USオルタナティブ
画像出典:Pixies - HOME | Facebook

おすすめ曲

Where Is Mind?

1stアルバム『Surfer Rosa』収録曲。

この曲はシングルカットされていないのにも関わらず、バンドの代表曲としてファンから親しまれる。

この曲はブラック・フランシスがカリブ海でスキューバダイビングした際の経験に触発されたものだという。

今年2021年にローリングストーン誌が発表した『史上最高の500曲』にて493位にランクインした!

1999年に公開された名作映画『ファイトクラブ』(デイヴィッド・フィンチャー監督)のラストシーンからエンディングにかけて劇中歌としてこの「Where Is Mind?」が採用され、さらに多くのファンを獲得した!

Debaser

2ndアルバム『Doolittle』収録曲。

これもバンドを代表する名曲であり、Nirvanaカート・コバーンが自身の名曲「Smells Like a Teenspirit」を作曲する際に多大なインスピレーションを受けた曲である。

曲タイトルのDebaserとは「価値を下げる人」という意味。

また曲はシュルレアリスム映画『アンダルシアの犬』についてのもの。

衝動的なボーカルとサウンドには誰もが心を掴まれると思う。

僕もこの曲を初めて聞いたときに今までに感じたことないような高揚感を感じた。

またあのデヴィッド・ボウイもライブでこの曲をカバーしている!

Here Comes Your Man

2ndアルバム『Doolittle』収録曲、シングルカット曲。

これは朗らかなギターポップ

元々ブラック・フランシスが10代の時に書いていた曲であったが、リリースすることについてはずっと消極的だった。

歌詞は全体的にラブソングのようだが、ブラック・フランシス曰くカリフォルニアの地震で死んでしまったwinoやhoboについて書かれたものだそうだ。

winoとはワイン中毒者、hoboとは列車を無賃乗車して移動していた失業者(ホームレス) を指すそうだ。

聴きやすくPixiesの入門編としてはかなりおすすめの曲。

UKシングルチャートでは54位

またUSオルタナティブエアプレイでも3位を記録した。

Teenage Fanclub カバー

元々がギターポップソングのため、ギターポップの雄であるTeenage Fanclubが演奏すれば爽やかさや朗らかさにさらに磨きがかかる。

Monkey Gone to Heaven

2ndアルバム『Doolittle』収録曲、シングルカット曲。

歌詞は環境破壊について書かれたものだと言われている。

また歌詞の中にある「人が5なら、悪魔は6、神は7」というのはヘブライ語の数秘術から引用したものだと言われている。

批評家からの評価が高くイギリスのメロディーメーカー誌1989年のシングル・オブ・ザ・イヤーにこの曲を1位に選んだ!

また2004年にローリングストーン誌が発表した『史上最高の500曲』にて410位にランクインした!

UKシングルチャートでは60位

またUSオルタナティブエアプレイでも5位を記録した。

Velouria

3rdアルバム『Bossanova』収録曲、シングルカット曲。

曲名の「Velouria(ヴェローリア)」とは架空の女性の名前。

歌詞全体はかつてのインド洋の真ん中に存在したと伝えられている架空の大陸、レムリア大陸について歌ったもの。

なので歌詞のほとんどが抽象的になっている。

でも曲はポップでミドルテンポ。

テルミンなどの特殊な楽器も入れている。

批評家はこの曲をサーフロックパンクロックの融合と呼んだ。

UKシングルチャートでは28位

またUSオルタナティブエアプレイでも4位を記録した。

Weezer カバー

WeezerもPixiesのことを大変尊敬しているため、このVelouriaをカバーした。

リスペクトゆえか自分たちの味やキャラを出さずにあくまでPixiesに寄せたカバーになっている。

Alec Eiffel

4thアルバム『Trompe le Monde』収録曲、シングルカット曲。

自由の女神エッフェル塔を設計したことで有名な建築家ギュスターヴ・エッフェルについて書かれた曲。

バンドの中では珍しく激しさのみを追求したような曲調!

しかし耳障りが良く比較的に聞きやすい。

The Get Up Kids カバー

アメリカのエモロックバンド、The Get Up Kidsがカバーしたヴァージョン。

本家にはない青春感、青臭さが癖になって良いカバー。

おすすめアルバム

『Surfer Rosa』(1stアルバム/1988年)

英米のインディー界隈に衝撃を与えた記念すべきデビューアルバム!!

プロデューサーはNirvanaSuperchunkManic Street Preachersのエンジニア・プロデュースを担当したことがあるスティーブ・アルビニ

たった10日間という短期間でレコーディングされたアルバムだが、後のオルタナティブロックに多大な影響を与えた!!

Nirvanaカート・コバーンはこのアルバムに感銘を受け、自身のアルバム『Nevermind』を制作するにあたってこの『Surfer Rosa』を大変参考にしたそうだ!

またThe Smashing Pumpkinsのフロントマンであるビリー・コーガンもこのアルバムから多大な影響を受けた!

ローリング・ストーン誌The 500 Greatest Albums of All Time(2020年改訂版)では390位にランクインした。

辛口批評サイトであるピッチフォークはこのアルバムを10点中10点満点をつけた!

ピッチフォークが発表した「80年代のベストアルバム100」にて7位にランクインした。

『Doolittle』(2ndアルバム/1989年)

誰もが認める大名盤!!2枚目のアルバムでPixiesは完成されてしまった!!

初めてPixiesを聴く人におすすめ!!

プロデューサーはギル・ノートンが担当し、Pixiesのセンスはそのままで前作以上にバラエティ豊かなアルバムとなった!

アルバムのテーマは「シュルレアリスム、聖書の暴力、拷問と死」とかなり重いが、曲の聴きやすさによってそれらテーマをあまり重く感じさせない!

このアルバムはUSビルボードチャート200では98位と高くなかった。

しかしイギリスのUKアルバムチャート8位を記録し、本国アメリカよりも受け入れられた。

また批評家・専門家の評価が非常に高い!!

ローリング・ストーン誌The 500 Greatest Albums of All Time(2020年改訂版)では141位にランクインした。

辛口批評サイトであるピッチフォークはこのアルバムを10点中10点満点をつけた!

ピッチフォークが発表した「80年代のベストアルバム100」にて4位にランクインした。

ロック好きを名乗るなら絶対に聞いておきたい名盤だ!!

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