”サウスパーク”の作者たちによる超過激で下品な人形アニメ映画!
世の中にはタブーが存在する。
そんなタブーを扱い笑いに変えるブラックコメディというものがある。
ブラックコメディにも2種類ある。
タブーが熱々の熱湯に例える場合、
- 熱湯で火傷しないように気を付けて、熱湯に触れたリアクションをみせるもの
- 火傷を恐れずどれくらい熱湯の中に入っていられるかをみせるもの
今回紹介する映画『チーム★アメリカ/ワールドポリス』(2004年公開)は完全に後者だ。
そもそもよくこんな映画が公開されたなあと感心してしまうくらいぶっ飛んでいる!!
それもそのはず。
なんとこの映画の監督・脚本・製作には『サウスパーク』の製作者トレイ・パーカーとマット・ストーンがいるからだ!!
まともな映画になるわけがない!
この映画は中東テロリストと北朝鮮・アメリカ政府・著名なリベラル派ハリウッド俳優・政府要人・各国の文化や歴史遺産まで幅広く笑い飛ばした!!
もはや見るのが恐ろしいと思う人がいるかもしれないが、あらすじを紹介します。
あらすじ
国際警察「チームアメリカ」は世界中のテロリストと戦う組織!!
テロリストとは戦うが、世界各地の文化遺産も一緒に破壊してしまうはた迷惑な集団...
ある日ブロードウェイで活躍する俳優の主人公ゲイリーは突出した演技力を買われて「チームアメリカ」にスカウトされる。
ゲイリーははじめスカウトを断っていたが、「チームアメリカ」のメンバーの女性リサの説得により所属を決意!
しかし彼らはヤバすぎる有名人に立ち向かうことになる・・・
その有名人とは金正日(キム・ジョンイル)であった!!
見どころ
金正日(キム・ジョンイル)をラスボスにした製作陣の度胸!
画像の通りこの映画には金正日(キム・ジョンイル)がラスボスに出ている。
一瞬出演させているわけでなく、メインの悪役として出演させている。
しかも映画の途中のミュージカルパートで歌も歌わせてる・・・!
さらに実写写真も出している!
製作陣全員、命知らずなのか?
また映画公開当時、金正日(キム・ジョンイル)・北朝鮮政府があるアクションを起こす!
それはチェコで『チーム★アメリカ/ワールドポリス』の放映の中止を求めた!?
なぜチェコ?
その真意は色々憶測が飛んでいるが謎のままである。
ちなみに金正日(キム・ジョンイル)本人は大の映画好きで有名であった。
リベラル派のハリウッドスターたちをこき下ろし!
映画内では超有名ハリウッドスターがこき下ろされる。
- アレック・ボールドウィン
- ティム・ロビンス
- ショーン・ペン
- リブ・タイラー
- ヘレン・ハント
- マット・デイモン
- サミュエル・L・ジャクソン
- マイケル・ムーア(上記写真の人物)
さらに「サウスパーク」が有名になるのを手助けしてくれたジョージ・クルーニーまでも馬鹿にして虐殺してしまう。
彼らを愚かなリベラルとして描かれている。
- 新聞を読んで、読んだ内容をさも自分の意見のようにスピーチ。
- とりあえず資本主義批判、大企業とのつながりをやたらと批判する。
- そのくせにやたらとハイブリッドカーの宣伝をする。
などという描かれ方をした。
型破りな人形アクションと演出
この映画の功績が人形劇の可能性を広げたことといっても過言ではない。
あなたは見たことがあるだろうか?
- 人形が大量のゲロを吐く。
- 人形が火薬で爆発四散する。
- 人形が色々な体位でS〇Xする。
こんな人形劇見たことない。
流石に本家サンダーバードでもないだろう?
(サンダーバードに詳しい人がいれば教えてほしい。)
この映画に負けないくらい下品な人形劇があった!?
何も下品さや過激さはトレイ・パーカーやマット・ストーンの専売特許ではない。
大昔1989年にニュージーランドで公開された映画『ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス』もかなりヤバい!!
この映画はあの『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが監督・脚本を担当した映画。
詳しくは記事をチェックしてください!!
視聴するには?
現在はAmazon Primeで視聴可能!
ちなみにR18なのでそこだけは注意してください!
またDVD・BDも絶賛発売中!!
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